米国株投資家、いや世界中の投資家にとって非常に重要な局面になるFOMCが本日予定されています。このタイミングで政策金利がどうなるかは今後のマーケットを大きく左右するので気になってる人も多いと思います。
*この記事はFOMCの結果の前に作成した内容であることをご了承ください。 おそらく政策金利引き下げは25bpが優勢だと思うのですが・・・・
あくまでも米国株投資家としてのもみあげの投資方針考察を、FOMCと今回の決算を含めて記事にしようと考えました。もみあげは長期投資家ですが、銘柄を購入するときは買値なども非常に大切だと考えています。
皆様の今後の投資に対しての少しでもアイデアになったり、考え方の参考になれば嬉しいです。
*投資判断はあくまで自己責任で
FOMC政策金利引き下げの意味
FOMCとはそもそも、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。 日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、それに当たるものがFOMCです。
上記FOMCにおいて政策金利が決定される予定です。もし利下げが実行されるとしたらなんと10年半ぶりの利下げ実行になるということです。
そしてご存知の様に、今回の政策金利の数値によってマーケットの今後が大きく変化するといわれています。利下げに関しては単純に企業がお金を借りやすくして消費や企業活動に刺激を与えると考えています。(他にも色々ありますが、自分も完全に理解はしきれていないです。)
米経済は好調にみえますが、指標関係が不安定な状況であることは間違いなく、FRBは中・長期も考慮して政策決定を苦慮しているのがニュースでも非常に伝わってきます。さらにトランプさんからの利下げ圧力が強烈ですからね。
今回は予防的利下げを実施する観測が強いので、このままいくと25bpの政策金利引き下げが優勢ですね。
こういった連銀からのニュースもありますね。これもまた25bpか50bpかの議論に拍車をかけていると思います。
米GDPが減速しているニュースです。また中国経済の減速ニュースも伝わってきます。米中貿易摩擦が続けば更に景気悪化の可能性もありますしね。
日本も当然無関係じゃないです、米国が景気減速を予想して予防的金利引き下げを行えば当然日本の景気懸念も広がる為に日銀の対応に注目が集まると思います。
FOMCの政策金利による今後の予想
FOMCの政策金利に対しての今後のマーケットの予想です。あくまで予想なので、お許しください。色んな情報を加味して考えていますが、あくまでこんなイメージになるのかなーってもみあげのストーリーです。
パワーポイントで簡単に一目で分かるようにしてあります。
全部で3パターンに区分けしました。今回はパターンBの利下げ25bpの予測が優勢ですね。
パターンA
利下げ無し→株価大きく下落?→下落継続?→徐々に上昇→どっちに転ぶか?
パターンB
利下げ25bp→株価下落?→比較的早く上昇?→上昇?→長期的安定もしくは停滞?
パターンC
利下げ50bp→株価上昇?→株価上昇?→下落?→リセッション?
ポートフォリオから銘柄を絞り込む
では上記FOMCの結果によって、米国株投資家のもみあげはどのような投資方針をとるかというとまずは自分のポートフォリオを整理してみています。
すでにFOMCの前に自分のポートフォリオにおいて決算による銘柄選定は終わらせてあります。 実は現在の所、全ての銘柄が決算においてアナリスト予想を上回っていたので、どの銘柄を選択するかは比較的簡単でした。
まずFOMCの動き次第で買い増しや投資方針を考えるなら、高配当株タバコ株は外します。高配当タバコ株はいつでも買えるので今は買増しタイミングじゃないと考えるからです。
またもみあげのポートフォリオにはそもそも米中貿易摩擦に大きく影響を受ける銘柄を極力入れないという戦略を取っています。今後も長く継続すると考えるし、この景気が不安定な状況で米中貿易摩擦の影響まで検討しながら投資はしたくないと判断したからです。
そして本日このようなニュースも入っています。米国の消費者信頼感指数が高いという事。消費者に関連する企業はまだ安定感があると考えられますよね。
以前にもアメリカ鉄道会社の決算を分析して、消費者指数はまだ落ち込んでいない。底堅いんじゃないかという記事も書きました。
FOMC政策金利による投資方針考察
上記FOMC政策金利を3パターン想定して、更に決算や消費者信頼感指数などの情報をベースにパターンごとに米国株投資家のもみあげの今後の投資方針を決めています。
利下げ無し(パターンA )
パターンAならマイクロソフト、ビザ、コカコーラ、マクドナルドなどの鉄板銘柄を選択して、買増しを行います。短期的なマーケットの銘柄は押し目だと考えて、積極的に買増しをします。
但し、長期的に利下げを行わなかったのがどの方向に転ぶかがかなり不安定になりそうなので、生活必需品とマクドナルドなどを多めに買増ししていくと思います。
利下げ25bp(パターンB)
今回一番可能性が高いパターンBの場合も基本上記同様なのですが、これで景気が更に長く続く可能性も高くなったとも考えれるので、エース候補のマイクロソフトを多めに、ビザと生活必需品をそれなりといった、買増し戦略をしていくと思います。
予防的利下げということで確かに景気減速も想像できますし、リセッションの可能性もないとは言えないのですが、それがいつ来るかわからない。
そこまで買い増しをしない事は大きな機会損失に繋がる可能性があります。投資は時間を有効に使うべきだと思います。だったら個別銘柄の投資を継続するとしたら決算も好調で更に企業成長性として安定感があり、長期的にも投資できると考えれる銘柄を選定して買増しを行っていくという方針です。
エース候補は再度繰り返しますが、マイクロソフトになりますね。
利下げ50bp(パターンC)
パターンCの場合はこれが一番危険だなと思っていて、もしかしたらマーケットが総楽観でのバブルになりかねないかと、その場合は自分は生活必需品やマクドナルドも買い増ししますが、逆に公益を狙っていきます。
Tなどの通信インフラセクターも候補にいれてもいいかもしれないですね。ヘルスケアセクターも暴落には強いので、現在比較的割安におかれているユナイテッドヘルスなど米国内での寡占事業を行っている銘柄も買い増し候補に入るかと思います。
公益はマーケットが総楽観になる場合は、下がる傾向になると思うので以前ご紹介した水道株、そして自分がもってる公益銘柄のドミニオンなどですね。この辺りを敢えて買いに行きます。債券も買い増しを検討するかと思います。
VOOやVTIなどのETFなら、少しでもマーケットが下がれば多めに投資を追加すると思いますし、インデックス投資も同じように考えて投資を行うと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?あくまでもみあげという投資1年も経っていない米国株投資における素人投資家がFOMCや現在の経済ニュース、そして自分のポートフォリヲを照らし合わせて考えた今後の投資方針になります。
なぜ投資方針を決めておくかというと、あらかじ自分のポートフォリオ銘柄にストーリーを持たせておく。もみあげならまずは「企業の成長性」「決算」でポートフォリオ内で優先順位をつけて特性を把握しておきます。
そしてマーケットのストーリーも大雑把でもいいから自分の中で構築しておきます。その中でルールを柔軟に変更していけばいいかなと考えているからです。
何よりも大事なのは、ストーリーをある程度構築しておけば、もしマーケットで下落が来てもどうすればいいか取捨選択ができる。選択肢を絞り込める。
それと最悪の事態も想定しておくことがある程度は可能なので、もし本当にリセッションが来たとしても自分のポートフォリオ銘柄の特性を把握しておけば、精神的に狼狽することなく、マーケットから退場しなくて済むからです。
投資は本当にマーケットに踊らされがちです。マーケットは気まぐれなので、その気まぐれに踊らされないように、しっかり自分の中での方針を決めて投資を続けていきたいですね。
*投資判断はあくまで自己責任で
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