FOMCにおいて、2008年以来の10年ぶりに政策金利引き下げが決定しましたね。これによってFRBが政策金利を25bp下げることによって、金利のレンジは2.00-2.25%に下がる事になります。
上記FRBの利下げはアメリカ市場にとって今後の米国株投資家にとっても非常に大きな意味を持ちます。事実マーケットもこの報道によって大きな動きを見せています。
今後の投資判断をどのように考えるかなどは、前回の記事で既にもみあげはある程度考察していましたが、今回は米国株投資家には優良銘柄をディスカウント価格で購入できるチャンスと考えてもいいかもしれません。
こんにちは!米国株投資家のもみあげブログにご来訪頂き誠にありがとうございます!今回はどうして上記内容で考えるかを再度前回の資料も用いながら、考察していきたいと思います。
*投資判断はあくまで自己責任で
政策金利25bp引き下げ
2008年以来の10年ぶりの政策金利引き下げは非常に大きな意味を持ちます。 ウォールストリートジャーナルもブルームバーグもこの記事をすぐに取り上げていますね。
追加の利下げをどのようにするかはまだ具体的には表明していませんが、追加利下げの可能性も示唆しています。
おそらくFRBは今回の利下げによって、一度景気を刺激してインフレ率の上昇やまた景気指標などをまずは2-3か月状況を見ていくのではないのでしょうか?
その数値によって再度利下げを行うかもしくは現状をキープするかの判断をしていくと考えられます。
政策金利25bp引き下げによる今後の予想
利下げ発表による本日の状況
今回の政策金利25bpの引き下げはほぼ大方の予想通りだと思うのですが、50bpを一部マーケットも期待していたとの情報もありました。そして利下げを行うことは景気に強さが無いという事、また景気後退を避けるための予防的利下げとも考えられます。
よって本日のヒートマップを確認したらわかる通り、25bpの利下げ発表があるまではS&P500は多少のプラスで終わりそうな状況だったのですが、ある一部の銘柄を除いて全てマイナスになっています。
マーケットは不確実な状況に関してはリスクオフ(株価安)に動きがちだと考えるために今の状況だと仕方がないですが 最終的にはS&P500は-1.09%まで下がりました。大きな影響を与えていますね。
利下げ発表による今後の予想
パターンA
利下げ無し→株価大きく下落?→下落継続?→徐々に上昇→どっちに転ぶか?
パターンB
利下げ25bp→株価下落?→比較的早く上昇?→上昇?→長期的安定もしくは停滞?
パターンC
利下げ50bp→株価上昇?→株価上昇?→下落?→リセッション?
全部で3パターンの利下げパターンを予測していましたが、これでパターンBの利下げ25bpを自分の今後のマーケットストーリーとして採用することになります。
注目したい2つのポイント
FRBによる政策金利25bp引き下げで一時全体的な株価が下がっています。これを優良銘柄をディスカウント価格で購入できると考えることが出来ると思います。
そしてFRBによる政策金利25bp引き下げに伴って再度注目しておきたいポイントが2点あります。それは下記の消費者信頼感指数は上昇しているという事、そして米中貿易摩擦は一時「待ち」の状況になりそうだという事です。
米消費者信頼感指数
金利引き下げに伴って生活必需品セクターなどは今までより低金利でお金を借りることができます。消費者も同様です。これによって更に消費者の購買意欲が刺激される可能性がでます。
生活必需品セクターと一般消費財セクターなどは売上拡大などの積極戦略を進めるにはチャンスになりますね。この辺りのセクターは要注目だと思います。
米中貿易協議が「待ち」状況
米中貿易摩擦が一時停滞するという事は、しばらく関税率に変更がないという事です。前回Q2決算で中国での売上が下がってもまだ決算としていい結果を残していた企業は、
この期間に売り上げを更に伸ばすことができる可能性があります。
ご自分のポートフォリオを確認して、銘柄を絞り込んで決算が良かった企業の優良銘柄を買増ししてもいいかもしれません。たとえば銘柄としてはスターバックス(SBUX)やコカ・コーラなどは中国でコーヒー事業を拡大しています。
中国との関係が安定してる状況なら上記のような銘柄も検討してみてください。コカ・コーラの銘柄分析記事です。
利下げ25bpによる投資方針
これは前回の記事のおさらいになりますが、利下げ25bpなのでもみあげの方針は下記方針で進んでいくことになります。
一時的な株価の下落は今後の景気上昇局面がまだ引き延ばされたと考えるために、優良銘柄をディスカウント価格で買増しできるチャンスととらえています。
<利下げ25bp(パターンB)>
予防的利下げといわれる25bp利下げです。将来の事は何も確証はないですが、これで景気が更に長く続く可能性も高くなったとも考えれるので、エース候補のマイクロソフトを多めに、ビザと生活必需品をそれなりといった、買増し戦略をしていくと思います。
先ほどご説明した、生活必需品や一般消費財も買い増しとしては魅力的ですね。
予防的利下げということで確かに景気減速も想像できますし、リセッションの可能性もないとは言えないのですが、それがいつ来るかわからない。更にまだ利下げの余力を今回の数字で残しているために、すぐに来ることはないとも考えています。
そこまで買い増しをしない事は大きな機会損失に繋がる可能性があります。投資は時間を有効に使うべきだと思います。だったら個別銘柄の投資を継続するとしたら決算も好調で更に企業成長性として安定感があり、長期的にも投資できると考えれる銘柄を選定して買増しを行っていくという方針です。
エース候補は再度繰り返しますが、マイクロソフトになりますね。
VOOやVTIなどのETFなら、少しでもマーケットが下がれば多めに投資を追加すると思いますし、インデックス投資も同じように考えて投資を行うと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?皆さんは今回の政策金利25bp引き下げをどのように予測していたでしょうか?
マーケットは先ほども述べたように全体的に大きく下がっている状況です。但し、今後の景気状況を考えると、今回の利下げはポジティブに捉えることも出来ると思います。
自分の株価が下がって大きな含み損が発生する米国株投資家も沢山いらっしゃると思います。ただここでいまの状況を冷静に可能な限り分析して、自分の長期的な資産拡大のチャンスじゃないかと捉えることも可能だと思います。
皆さんがこの状況を冷静に分析して、お金で幸せになるための有意義な投資ができることを心からお祈りしています。がんばりましょう!
*投資判断はあくまで自己責任で
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