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8%高配当銘柄アルトリアが米国でiQOS販売開始 株価爆上げにならない理由 

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【MO】アルトリアがiQOSの販売をスタートさせました。正式には先週金曜日10月4日からアトランタ地域から販売開始だということです。8%の高配当で米国株投資の高配当戦略には欠かせないアルトリアのポジティブニュース。

 

また【MO】アルトリアにとっては、喉から手が出るほど欲しかった新しい売り上げ増加の機会です。しかも紙巻きたばこよりも加熱式タバコの方が収益性がはるかに高いです。

 

マーケットも好感して、株価爆上げになってもいいはずなのですが、S&P500を少し上回る程度で金曜日は終わってしまっています。

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どういうことなんでしょうか?【MO】アルトリアが売り上げを一気に上昇させるチャンスのはずです。更に電子タバコの規制が厳しくなっている状況でアルトリアが35%の株式を保有してるJULUは特にやり玉にあがっています。だからこそ上昇してもおかしくないはず。

 

それでも株価爆上げにつながらない理由を今回はCNBCの英語の記事をベースに説明したいと思います。

 

ではもみあげ米国株投資家の「8%高配当銘柄アルトリアが米国でiQOS販売開始 株価爆上げにならない理由」をお楽しみください。

 

 

*投資判断はあくまで自己責任で

今までの経緯のおさらい

2019年4月に加熱式タバコiQOSの販売がFDA(Food Drug Administration)から許可される。

2019年8月末 【MO】アルトリアと【PM】フィリップモリスの合併協議が行われてる報道あり

【MO】アルトリア銘柄分析 フィリップモリスとの再合併可能性報道! - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

2019年9月11日 トランプ政権が電子タバコ(JULU含む禁止検討報道

電子タバコ販売禁止検討報道 JUUL出資【MO】アルトリアどうなる? - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

2019年9月25日 アルトリアとフィリップモリスの合併協議終了。合併はしない事に。

今後米国内においてのiQOSの立ち上げに注力していくことで協議がまとまった。

フィリップモリスとアルトリア合併協議終了 タバコ銘柄の未来も終了か? - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

 

そして10月4日金曜日にアトランタからiQOS販売が開始されました。

 

iQOSは加熱式タバコで、JULUなどの電子タバコではありません。またフィリップモリスが製造しているのですが、米国での販売権をフィリップモリスは所有していないために、アルトリアがiQOSを販売することになっています。

株価爆上げにならない4つの理由

米国では3400万人の紙巻きたばこの喫煙者が存在して、そのうち2000万人がこの加熱式タバコの潜在的な利用者になれるとアルトリアは見込んでいるみたいです。

www.cnbc.com

 

そんな可能性があるiQOSが販売されたのに、上昇しない理由は下記の4つの理由が当てはまると思われます。

 


1.FDAのチェックが非常に厳しい

まず、販売店においては警備員が監視している状況です。これは10代が違法に購入することを避けるため。そして身分証明書などを厳重にチェックします。アメリカのタバコ店でもみあげはこんなチェックをほとんど受けたことがありません。

 

またオンラインショップで購入したとしても、店舗で受け取らなければいけないというルールをFDAから課されてるそうです。


2.値段が高い

iQOSを購入するにあたっては、購入者は本体含めてタバコ10箱分で100ドル支払う必要があります。1箱$10ドルですね。JUULをネットショップで購入した場合1箱という単位であれば半額位で購入できるので、料金差が激しいですね。

 

ただ従来の紙巻きタバコをタバコ店で購入するとこれくらいの値段がするので、紙巻きタバコの代替としては十分効果的な値段設定だとは思います。


3.使用方法が複雑

加熱式タバコiQOSを使用した人はご存じでしょうが、1本のキットを吸った後にまたチャージする必要があります。これは使用したことがない人にとっては手間で複雑になります。これが受け入れられるかが懸念されています。

 

それを理解してもらうために、iQOS店舗においては使用方法の説明ルームを別途設けてるそうです。とにかく定着させることを試みていますね。


4.広告宣伝が厳しい

FDAからもし今後アルトリアがiQOSの広告宣伝をする場合には、広告内容などを30日以前に提出して、その承認をとらなくてはいけないみたいです。

 

ティーンエージャーに悪影響を与える内容がふくまれていないか、そういった世の中に与える影響度をFDAが厳しくチェックするということです。

まとめ

 

いかがだったでしょうか。今回は「8%高配当銘柄アルトリアが米国でiQOS販売開始 株価爆上げにならない理由」を記事にしました。

 

おそらくiQOSがどう判断されるか、売り上げへの影響度合いなどは半年から1年様子を見ないとわからないと思います。次の決算では与える影響はわずかかと。投資家としてはこれが売り上げにどのように影響してくるかは要チェックですね。

 

また今回の店舗の写真をみましたが、必死に【MO】アルトリアはクリーンなイメージを与えるように努力しています。下記店舗内写真などはアップルストアみたいですよね。

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全世界的にタバコという依存性が高くまた健康被害が大きいといわれる嗜好品への逆風が大きくなっているのはまちがいありません。フィリップモリスとアルトリアの2社は「煙の無い未来という共通の関心」という言葉を前面に打ち出しています。

 

そんな未来があるのか?と突っ込みたくなりますが、高配当戦略、アルトリアホルダーとしては事業は継続してほしいので複雑ですが、応援はしたいところです。

 

では皆さんの米国株投資による明るい資産運用を祈って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

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