今週はいってみればパニック上げみたいな形になったと思います。利下げ期待（利上げはもう起きないという前提）、そしてインフレピークアウト、たまった悲観の感情の逆転。更にはシステム買い・自社株買いと好転要素が沢山ありました。そのあたりを見ていきます。
こちら全指数の状況です。ほぼ全指数が同じように急騰しています。
米国株投資家もみあげの「「米国株急騰の8つの要素」米国株週間振り返り(7月25日-7月29日）」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
月曜日
米国株まとめ
マーケット感想
月曜日はまだ不安の中にいました。インフレ懸念が再来しています。またWMTの決算見通し引き下げが消費行動の悪化という心理的に不安を呼ぶ状況になっていました。ガス供給量制限による天然ガス上昇など、コモディティ価格の上昇もインフレを想像させるという状況になっています。ただVIXとVVIXの動きに差がでてたので、どちらかに大きく動きそうでした。
火曜日
米国株まとめ
マーケット感想
場中は前日のどちらかに大きく動きそうという予想通りに大きく下落という形になっています。特に材料がない中でFOMC前に様子見から少しポジションを落としたという結果になったと思います。WMTの下落も全体に悪影響を与えてました。ただし時間外でMSFTとGOOGLの決算が好感されて、翌日は上昇の雰囲気を漂わせてました。
水曜日
米国株まとめ
マーケット感想
FOMCでぶっこわれましたね。笑。FOMCまでも強い上昇があったのにもかかわらず、FOMC後も急騰します。パウエル議長の楽観的な表現がブーストさせたという解釈です。利上げはデータを見て、ただしリセッション否定で、中立金利でうまくいってるなどの発言など、マーケットの不安感を取り除く状況でした。（ちょっと行き過ぎじゃないかとも思います。）また環境法案の期待でENPHが急騰していました。
木曜日
米国株まとめ
マーケット感想
そして木曜日はGDPは予想された通り減速です。これで非公式・テクニカル的にリセッションに入ることになった。ただしこれが利上げ観測をさらに低下させます。悪材料は良材料といった具合に、景気後退懸念があるため不動産や公益が強いですが、ナスダックは自社株買いが追い風になります。正に下げる要素が全くない状況です。
金曜日
米国株まとめ
マーケット感想
そして金曜日はリバランスが予想されましたが、株は全く売られずに、債券も買われてはいるのでしょうがまたしても下げる要素はありません。PCEが上振れたりインフレ懸念もありますが、それも見向きはしない状況でした。
とにかく見ていてシステム買いが強くて、更に金曜日でトレンドが一方通行になりやすい状況で、午後から更にいくつかの銘柄がパンプされました。止まらない状況です。
まとめ
では「「米国株急騰の8つの要素」米国株週間振り返り(7月25日-7月29日）をまとめていきますね！＊投資判断はあくまで自己責任で
週間を振り返ると色々な要素がかかわってたのがわかります。
・VIXとVVIXの逆行（ダイバージョンで大きく動く前兆）
・ドル安が進む（ドル買いから株買いへの資金移動）
・行き過ぎた利上げ予想の反発（インフレピークアウトを強く想定）
・FOMCとパウエル議長の安心させすぎ内容（インフレは一時的といったことへの贖罪
・テック系の決算（悲観論が強かったのでマシな決算でも急騰）
・環境法案と半導体法案の続けての合意（政策の後押し）
・自社株買いとシステム買いの発動
・金曜日のパンプ相場
これだけの要素があったのがわかります。全部で8つも重なればそりゃ上がってもしょうがないですね。もちろん全て単一ではなく絡み合ってると考えます。逆にいうと今度は何かがはがれると上昇力も弱まるとは思います。そのあたりを中心に来週は見ていきたいと思います。
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