先週は全指数が急騰しました。2020年以来の上昇力だったナスダックやSP500を中心に一気に悲観が逆ブレしたようなイメージでした。いきなりの上昇で面食らってFOMOになりそうな焦りを持つ投資家も多かったと思います。
そんな中で今週の展望です。
先週の詳細な振り返りはこちらのブログをどうぞ！
では米国株投資家もみあげの「上昇トレンドと需給確認で慎重に（米国株の週間展望）」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週は指数はすべて上昇です。特にナスダックの上昇が目立ちます。METAを除くGAFAMの決算とテスラの決算が好感されてそれらの株価が急騰したのが後押しになっています。更に自社株買いも発動されているので、株価の追い風になっていました。
ダウは指数の上昇率は低いですが、エネルギー関係の石油メジャーのXOMやCVXの決算が好感されて週間では最も大きな上昇になっています。
ラッセルは小型株がパンプされていたのが追い風になったと考えられます。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況（7月29日まで）
7月29日までヒートマップ
セクターを見ていくと今週最も上昇したのはエネルギーです。特に原油価格が経済が底堅いという部分が見直されたことによって需給的に伸びたと考えられます。それプラスXOMとCVXの好決算で一気に上昇しました。
次に大きいのは資本財と公益です。資本財は先週のPMI発表時から底堅さが見えだしています。公益はディフェンシブ面も考えて選好されてるイメージです。意外とバリューが強いんです。
一般消費財はテスラとアマゾンの急騰、テックはMSFTやGOOGL・AAPLなどの上昇が恩恵です。よってテックや一般消費財は決して全体が強いというわけではなく大型株の自社株買いや決算効果があることを忘れずにいたほうがいい気がします。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
月曜日オープン前 BLDR
クローズ後 PINS
火曜日 オープン前 UBER、CAT、BP、MAR
クローズ後 AMD、PYPL、OXY、SOFI、ABNB、SBUX
水曜日オープン前 MRNA、CVS
クローズ後 LCID
木曜日オープン前 BABA、CROX、DDOG
クローズ後 AMC、FUBO、SBLK、NET
金曜日オープン前 DKNG
経済指標
経済指標）
8月1日月曜 ISM製造業景気指数NY10時 シカゴ9時 日本23時
8月2日火曜 JOLTS求人労働異動調査 NY10時 シカゴ9時 日本23時
8月3日水曜 ISM非製造業景気指数 NY10時 シカゴ9時 日本23時
8月4日木曜 イベントなし
8月5日金曜 雇用統計 NY8時半 シカゴ7時半 日本21時半
その他）
8月2日火曜 FEDエバンススピーチNY10時 シカゴ9時 日本23時
8月4日木曜 FEDミースタースピーチ NY12時 シカゴ11時 日本1時
インフレ指数まとめです。
まとめ
では「上昇トレンドと需給確認で慎重に（米国株の週間展望）」をまとめていきますね！＊投資判断はあくまで自己責任で
先週は下記8つの要素が絡み合ったと思いますので、それが全て肯定され続けるかの確認が必要になると思います。強い上昇トレンドが継続するかは誰も予想ができないので、今週はじっくりと見ていくフェーズかと。
・VIXとVVIXの逆行（ダイバージョンで大きく動く前兆）
・ドル安が進む（ドル買いから株買いへの資金移動）
・行き過ぎた利上げ予想の反発（インフレピークアウトを強く想定）
・FOMCとパウエル議長の安心させすぎ内容（インフレは一時的といったことへの贖罪
・テック系の決算（悲観論が強かったのでマシな決算でも急騰）
・環境法案と半導体法案の続けての合意（政策の後押し）
・自社株買いとシステム買いの発動
・金曜日のパンプ相場
FOMOしたくなる状況ですが、特に個別株はじっくりとポジションを作ることを意識して動いていくほうがよさそうです。また急落が来るとビビり過ぎるのもよくないと思うので、今週は中立目線を大事にしたいと思います。
先週のコメントです。備忘録
よって今週は木曜日までのトレンドがまだ続くか、そしてFOMCが次の起点になるか、テック決算などチェックする項目が沢山ある週です。
また先週の動きをみてると経済指標がものすごく重要になってきたので、今週の経済指標も同時並行で確認する必要がありそうです。
底打ち・さらなるダウントレンドと決め打ちしないで丁寧に状況をなぞっていくような気持ちでいたほうが、今週はうまく乗り切れそうなきがします。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って！
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