今日の米国株も相変わらず超ハイボラティリティでした。ダウ+1.8% ナス+1.55% SP500+1.7% ラッセル+2.1% myポートフォリオ+2.24%と終わってみれば各指数は上昇で終わっています。
但し、オープン前にはサプライズの小売売上高が好調なニュースがあり、ダウ先物は3.5%近くまで上昇していたんです。それが実は北京からのニュースで一気にマイナス近くまで下落していました。
最終的には再度上昇する事になるのですが、やはりマーケットはコロナ感染拡大には異常に敏感だという事がわかる状況になっています。
では米国株投資家もみあげの「【米国株】は好調維持!北京からのコロナ報道に揺れ動く」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
1兆ドルインフラ政策(プラス要素)
1兆ドルインフラ政策
トランプ大統領が1兆ドルのインフラ政策の検討段階にはいったと報道がありました。これは以前から検討されていた内容ですが、改めてゼロ金利状況が落ち着き、雇用を回復させるためにも具体的にするのが必要な時期になったと考えられます。
トランプ政権、景気てこ入れで1兆ドルのインフラ支出検討-関係者 - Bloomberg
上記報道を受けて特に建機メーカーの【CAT】キャタピラーなどが本日5%近く上昇しています。
以前下記ブログでまとめたのですが、トランプ大統領はニューディール政策としてマイナス金利下における2兆ドルインフラ政策をやりたかったはずですが、今回は妥協したとも考えられますね。
小売売上高(プラス要素)
小売売上高は米国経済にとって最も重要な指標の一つだと思っています。なぜならば米国は内需70%の国です。消費大国なんです。とにかく小売売上は経済回復を示す大事な指標だと考えてもらえればいいです。
その小売売上高がサプライズで予想を大きく上回りました。これは現実的な意味として米国経済の力強さを示していると考えていいと思います。5月小売り指数です。
結果 17.7%
予想 8.4% 前回 -14.7%(-16.4%から修正)(前月比)
結果 12.4%
予想 5.5% 前回 -15.2%(-17.2%から修正)(コア・前月比)
再送:アメリカ経済指標【小売売上高】 - 2020年06月16日21:41|為替ニュース|みんかぶFX
各内訳は下記になります。
・自動車販売店の売上高は4月の12.3%減から5月は44.1%増
・建築資材は10.9%増
・ガソリンスタンドは12.8%増
・家電は50.5%増
・衣料品は188%急増
・家具は89.7%増
・飲食は29.1%増
・娯楽・宿泊・楽器・書店は88.2%増
米小売売上高、5月伸び17.7%と過去最大 コロナ前復帰なお不透明 - ロイター
FRBパウエル議長証言(ニュートラル)
前回のパウエルショックが真新しい状況で、今回のFRBパウエル議長の半年に1度の議会証言は非常に注目されました。流石に今回はマーケットに冷や水を浴びせる内容は言わなかったみたいです。
【米国株】FOMCは想定通りだがパウエル議長発言で株価下落! - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-
簡単に纏めると特に2点が注目です。
・FRBはマイナス金利は米国経済にとって魅力的でないとほぼ断定した。
・FRBはYCC検証の初期段階にある
そして雇用の回復がとにかく重要、GDPはまだ厳しいが緩やかに回復、そして今週スタートしたメインストリートプログラムや社債の買付で経済を最大限支援することを発表しています。雇用の回復の為にもトランプ大統領の1兆ドルインフラ政策は非常に重要ということになります。
新型コロナ:米国債「大量に発行可能」 FRB議長が追加歳出促す (写真=ロイター) :日本経済新聞
早速米国財務省は、ボーイングとGEに対する170億ドルの支援の保護を検討してるなどの報道がはいっています。
北京で学校シャットダウン(マイナス要素)
北京市当局によると、幼稚園、小学校、高校は水曜日から閉鎖されるとのことです。この報道を受けて、ダウは一気にマイナス近くまで下落していました。
これ以外にはやはり、フロリダ・カリフォルニア・テキサスなどの感染拡大報道には非常に敏感するのが米国マーケットの現状といえると思います。
北京の学校シャットダウンは本当に気になります。ただ現在、米中間での渡航も制限されてる状況です。同じことは流石に起きないとは思いたいですが、現実問題としてフロリダの感染率ではなく、感染数は以前に比べて上昇してるというデータもあるみたいなので、油断だけは禁物ですね。
まとめ
では「【米国株】は好調維持!北京からのコロナ報道に揺れ動く」をまとめていきますね!
挑戦半島の地政学リスクも報道されているみたいですが、米中がプロレス状況になっている限り、さほど影響は与えないと考えていいと思います。
現在はアルゴリズムにコロナ関係の報道は組み込まれているために、コロナ感染リスクが懸念されるとマーケットは敏感に反応します。北京の学校シャットダウンの件は、米中隔離を更に継続させるでしょう。
足元でもフロリダの感染拡大は数字上でも懸念材料となってきてるとは思います。とはいえロックダウンは今の米国は実施できないと思いますので、このハイボラティリティのマーケットの上下に惑わされないで、しっかり銘柄選定をしてホールドしていきたいと思います。
*投資判断はあくまで自己責任で
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