米国株において一つ新しい現象が起きています。それはロビンフッド(Robinhood)を利用するような投資家達が良くも悪くも市場の流れを左右しつつあるという事です。
今回はそのRobinhoodやそれを利用するロビンフッター達の状況を整理して、どれ位米国株に影響を与えてるいるか、どんな現象が起きてるかを一度まとめておきたいと思います。
今発生している米国株のハイボラティリティとも決して無関係とはいえないので、米国株投資をしてる投資家は知っておいて損はないと思いますよ!
では米国株投資家もみあげの「【米国株】ロビンフッドが大暴れ!投機銘柄が人気の理由!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
ロビンフッドとは
アメリカ合衆国のフィンテック企業、および同社が提供する証券取引アプリの名称。
証券取引手数料がゼロというのが最大の特徴となっている。 金利収入、ブローカーから受け取るリベート、アプリのプレミアム会員から徴収する手数料が主な収益源となっている
Robinhood注目理由
・Robinhoodが注目されてる理由としては、3月のコロナ暴落から第一四半期は記録的な300万の新規口座開設を達成したことがまず一つです。
・そしてその新規口座の勢いを得ながら一部ではマーケットの動向を動かすほどの資金が集まってると言われる事が大きいと思います。
・個人投資家は市場のカムバックの間、ウォール街のプロに資金を提供しており、アマチュアのトップピックはヘッジファンドのそれを上回っています。→ロビンフッド投資家がこれで更に注目。
・Robinhood、チャールズ-シュワブとTDアメリトレードのようなブローカーへの新しい個人投資家の流れは、その3月の低値の深さから市場の主要な反発と並んで、新しい小売トレーダーがラリーの一部を駆動していると事実がある。
ロビンフッター
短期投機が盛ん
もちろん長期的で堅実な投資銘柄を好むトレーダーもいるのですが、Robinhoodの現地グループに入ってるツイッターのフォロワーさんの情報では、短期&デイトレをやってる人も多いという情報です。
ボラ高い相場→Robinhood投機→プロがそれを利用→のんびりやってる人が食い物にされる(なんかこれは、、、どこかで見たことがあるような状況ですよね。)
Robinhoodのグループに入ってますが、短期&デイトレでやってる人が多いですね。
— 米国株ブタ子🐷 (@BullBearButa) 2020年6月15日
(2万ドルでデイトレ可)
ボラ高い相場→Robinhood投機→プロがそれを利用→のんびりやってる人が食い物にされる
なんだかこんな図式が出来上がっているような😥
経営破綻企業の資金集めに使われる
ロビンフッターによるマーケットの資金流入力は今や経営破綻企業の株式を支える口実にも使われることがあります。象徴的だったのが【HTZ】に関してです。
経営破綻企業が新株を1070億円分発行するという前代未聞の事が発生しています。理由としてはロビンフッターなどのトレーダーが予想以上にハーツに投資したことによって、下記現象が起こっているからです。
1か月のチャートですが、経営破綻発表で株価は80%程マイナスになるのですが、そこからなんとプラス75%まで上昇しているんです。これはフッター達トレーダーの動きによるものという事。これでハーツが味をしめちゃったからなんですよね。。。
*Bloomberg(オレンジはSP500)
人気銘柄は成績優秀!
ゴールドマンサックスの調査によると、ロビンフッドファンドの方が成績が優秀になってしまっているんです。
・ロビンフッド、ロビントラック、ファクトセットのデータをベースに個人投資家の間で人気のある銘柄のポートフォリオを集めたファンドとした場合→3月の弱気市場の深みから61%上昇。
・ゴールドマンサックスのヘッジファンド・バスケットは同期間で45%の上昇
素人トレーダーに人気のある企業は、市場の底をついてからヘッジファンドや投資信託のパフォーマンスが急上昇しているという。個人投資家のリストは、航空会社、カジノ、クルーズラインのようなパンデミックの影響を最も受けた株式の多くで構成されています。
Robinhood人気銘柄
ロビンフッドの人気ランキング
https://robinhood.com/collections/100-most-popular
ロビンフッドに人気がある100銘柄は上記リストでチェックできます。皆さんご存じの銘柄が並んでいますし、またかなりギャンブル性の高い銘柄も入っていますので、あくまで参考程度に。(笑)
また毎日のロビンフッドの動きを確認できるサイトまで存在しています。こちらも米国で人気のある銘柄を調べるのに役立つかもしれないです。
最も人気があった銘柄
最も人気があった銘柄はペンナショナルゲーミングだったそうです。【PENN】スロットマシンのエンターテイメントを中心としたゲーミング施設やレース施設、ビデオゲーム端末の運営を行っている企業です。
巣篭り銘柄として非常に人気を集めたみたいです。3月の暴落時点からなんと現状で184%上昇したみたいです。下記は1年間のチャート比較です。
*Bloomberg(オレンジはSP500)
まとめ
では「【米国株】ロビンフッドが大暴れ!投機銘柄が人気の理由!」をまとめていきますね!
ロビンフッドの特徴やどれだけマーケットに影響を与えるかおわかりになったでしょうか?確かに現在ロビンフッターが好みの航空銘柄やレジャー銘柄が3月の大底から考えるとパフォーマンスはいいんですよね。
それはトランプ政権の政策や金融政策でファンダ関係なしに、余りに余ってる資金が集中する銘柄が株価が上昇する事が大きな要因だと思います。
また米国市場がオープンしてるときの投機的な動きは、ロビンフッターもあるでしょうし、こういったトレーダーを機関投資家などの大口投資家が食い物にしようとしてる現象でもあると思います。
十分注意して米国株への投資は行ってくださいね。
では皆さんの米国株投資による長期的な安定の資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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