米国株は本日下落して終了しています。但しナスダックのみは10000越えを継続して絶好調になっています。ダウ-1.04% ナス+0.67% SP500-0.53% ラッセル-2.63% myポートフォリオ-0.96%
本日の焦点はなんといってもFOMCでした。これはほぼほぼマーケットの想定通りだったといえるのですが、その後のFRBパウエル議長の声明を受けてナスダック以外は大きく下落している状況です。
ゴールドも1708から1737まで上昇、一時106円台まで円高が進み、10年債も0.834から0.729まで下落して完全なリスクオフ状態になっています。
本日はFOMCとパウエル議長声明がどのような内容だったかをまとめつつ、今回のナスダック以外の下落を分析したいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株】FOMCは想定通りだがパウエル議長発言で株価下落!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
FOMCの結果
政策金利据え置き
結果:0.00-0.25%
予想:0.00-0.25%
ほぼマーケット関係者の予想通りの結果となっています。サプライズは無しです。
米国債などを月1200億ドル買い入れ継続
現在は毎日40億ドル近く買い入れてます。よってほぼ現状維持という事になります。
内容としては米国債は月800億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)も同400億ドルを予定しているという事です。
上記2点が発表された時は実は株価は上昇傾向にありました。ダウも+0.2%程上昇していたのですが、その後のFRBパウエル議長発言からどんどん雲行きが怪しくなってしまいました。
パウエル議長発言
・更なる経済刺激策が必要な状況。楽観的になる事はできない。
・YCCに関しては議論をしているが何も決まってない。
イールドカーブコントロールに関してマーケットは注目していたとありました。
YCCに注目が集まった理由は短期の政策金利を当面非常に低い水準に据え置く意向、但し長期金利との格差が大きくなってきてるからです。YCCは日銀が採用している長期金利上昇を抑える政策導入です。
コラム:米欧の中銀、日銀式イールドカーブ・コントロールの誘惑 - ロイター
長期金利が上昇してしまうと、低リスクでの借り入れが困難になり経済回復の重しになるという考え方があるからです。
・失業率が正常な水準に戻るのは2022年以降。 人々が幅広い活動に従事しても安全だと確信するまでは、完全な回復は望めない。2000万人以上に雇用回復が必要。
・投資家には市場がすべきようにリスクを価格化してもらいたい。FRBは資産価格が高すぎると考えているため、経済支援を引き延ばすことはないと述べています。資産バブルの崩壊は求職者を傷つけるだろう。
・ウォールストリートジャーナルにおける各エコノミストの本日のパウエル議長のコメントに対する評価を総括してみると。
とにかく現状はまだ深刻な状況で、その深刻な状況を脱するためには金融政策的にコミットするから信じて欲しい。FRBが持っている手札に関しては全て出し尽くすことをコミットすることを強調しているようだった。
まとめ
では「【米国株】FOMCは想定通りだがパウエル議長発言で株価下落!」をまとめていきますね!
今日の自分の感想なのですが、FOMCは予想通りでほっと一安心だったんです。事実株価もプラス圏に上昇していました。
ただパウエル議長声明を実際に聞いていて、何かまだまだ見えない不安があるんじゃないか?本当に大丈夫なのか? 経済対策が必要な事は分かってけど、なんでこんな長々と質問などに答えてるんだ、なにか伝えきれない事でもあるんじゃないかって凄く心配になってしまってました。(一つも間違った事は言ってないんですよ。笑)
そしてそれを象徴するかのように、マーケットも下落していく。本当になんとも言えない気持ちになっています。
まだ株価が崩れたわけではなく、リスクオフに振れただけだと思います。それを象徴するかのように、GAFAMはじめとしたハイテクへ資金が集中しました。ハイテクは今やディフェンシブ的な存在かもしれません。
今まで好調だった出遅れ銘柄が大きく下落、ラッセル指数も大きく下落、本来であれば特にラッセル指数が上昇しなくてはいけない状況です。(労働者の大多数は中小企業)
現在の株価の堅調さを維持するにはおそらくトランプ政権が次の景気刺激策を早急に実行する必要がある気がします。(もしないなら自分は少しポジション整理します。パウエルさんこの件に関して何か言及してほしかった。)
少し先が見えなくなってきた感がありますが、慎重に投資を継続していきたいですね。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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