【PM】フィリップモリス銘柄分析です。【PM】フィリップモリスは直近の決算も好調で、収益性抜群の為に米国株投資家にとっては高配当銘柄のタバコ株として人気があります。
このまま好調を維持できるのか?他の米国株で高配当人気タバコ銘柄のアルトリア(MO)とブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)も続けるのか?
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【PM】フィリップモリスQ2決算
フィリップモリスの株価上昇は決算内容が非常に良かったためです。EPSとも売り上げとも予想を大きく上回る結果になっていますね。株価は決算の7月18日において約10%近くあがるという爆上げになりました。
フィリップモリス決算
— 米国株 決算マン (@KessanMan) July 18, 2019
Philip Morris (NYSE:PM) Q2'19
EPS(Non-GAAP) $1.46 予想 +$0.13
売上 $7.7B (-0.3% Y/Y) 予想 +$280M
IQOSの会社。株価は時間外で+2.7%https://t.co/Tfp6G6zeut pic.twitter.com/1gbtXoLrFd
下記は決算短信における決算内容のニュースです。ニュース内容を確認したら、EPSが15%伸びに修正。更に通常の紙巻きタバコ出荷量は4%近くダウンしているが、加熱式タバコiQOSの出荷量が37%アップという状況になっています。凄い上昇率ですね。
加熱式タバコiQOSは従来の紙巻きタバコより利益率が高いのが特徴です。紙巻きたばこが減少したとしても、高収益のiQOSの出荷量が伸びているのは非常に心強いですよね。
フィリップモリスぅぅ!EPSが15%伸びってあり得んやろーー!加熱式たばこ37%増か、これ儲かりまくりやわ。
— ノミの投資家@米国株 (@nomi_investor) July 18, 2019
Philip Morris International Inc. Reports 2019 Second-Quarter Reported Diluted EPS of $1.49 vs. $1... https://t.co/39RClFO5Qd @YahooFinanceより
*ツイッターにおいてノミの投資家さんがすぐに情報アップしてくれています。ありがたい限りです。
投資やるならツイッターでの情報は必須かも。
フィリップモリス+他タバコ銘柄のEPSと配当性向
全世界的にタバコの出荷量は減少しています。但しタバコ産業は枯れた産業と考えられていて、極端に設備投資が少なくて済み、それもある為に売上減少でも高収益状況を維持して、高配当を継続できています。
よって今回は売上よりも今後の配当継続のキーになる10年間のEPS(1株当たり利益)と配当性向を1度確認しておきましょう。
EPSと配当性向10年グラフ
フィリップモリス(PM)、アルトリア(MO)、ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)のEPSと配当性向をチェックしておきます。
フィリップモリス(PM)
アルトリア(MO)
ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)
3社ともEPSはほぼ横ばいです。配当性向は各社とも80%近くという事で、まだ配当余力はありそうです。
フィリップモリス+他タバコ銘柄の比較
フィリップモリス(PM)、アルトリア(MO)、ブリティッシュアメリカンタバコ共同じアメリカの銘柄ですが、事業内容や特徴が違いますのでそのポイントを押さえておけばいいと思います。
フィリップモリス(PM)
アメリカを除いた全世界に展開中。加熱式たばこであるiQOSが主力商品。全世界的に紙巻きたばこの出荷量は減少しているが、高収益の無煙たばこが収益を押し上げてる。FDAの政策には影響を受けない。
配当率 5.6% EPS5.08 配当性向88% 営業利益 38.3%
アルトリア(MO)
米国内でのタバコ販売がメイン。米国の売上がほぼ100%。フィリップモリスと分社化したために、棲み分け。昨年度マリファナ販売のクロノスを買収した。昨年度は電子タバコJUULの35%の株式取得。アメリカ国内の紙巻きたばこ出荷量減少に伴って、マリファナと電子タバコで巻き返しを図る。現在FDAによって電子タバコの承認プロセスが実施中。
配当率 6.5% EPS3.68 配当性向71% 営業利益 37.4%
ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)
全世界でタバコ販売を展開。但しアメリカ国内はメンソールタバコが主力。電子タバコのグローを販売。但しiQOSに少し押されている。2018年度アメリカにおいてFDAのメンソールタバコ規制により株価大幅ダウン。またイギリスの会社の為に、ブレクジットの影響を受けやすい。
配当率 7.3% EPS2.63 配当性向77% 営業利益 38.5%
上記が3社の特徴になります。各社それぞれ特徴がありますが、事業内容や主力商品を考えていくと、現在ですとフィリップモリスが配当性向は高いですが、EPSが最も高く将来性も高いと考えられそうですね。
もみ上げは3社ともホルダーです。(笑)
まとめ
今回の分析でフィリップモリスの好決算でEPSが上昇した事の意味がとても大きい事も分かったと思います。稼ぐ力EPSが上がる事は、タバコ銘柄に最重要なんです。それもあって、アルトリアもブリティッシュアメリカンタバコも株価が上昇しています。
日本株だとJTなども高配当で有名なタバコ銘柄になります。但し高配当にはそれなりに理由があって、売り上げ増加による成長度があまり見込めず、収益性を改善していき、株主に配当を還元しているのが高配当銘柄だと考えられます。
よって高配当銘柄の宿命として、株価が上昇しない・もしくは含み損を抱え続ける可能性が高いです。
今回のように米国株の高配当銘柄の代表格であるフィリップモリスが決算が好調で株価が上昇するというのは株主であるホルダーにとっても素直に歓迎したいですね。
タバコ嫌いでもタバコ株で恩恵受けるのはあり。笑
アルトリアもブリティッシュアメリカンタバコも是非今回のフィリップモリスの好決算に続いて、株価上昇と高配当は継続していって欲しいと願っています。
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