不労所得の配当金約7千円($62)を【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンからゲットしました!不死鳥(フェニックス)の如くジョンソンエンドジョンソンは今年様々な問題から株価がトータルで40%近くも下落した中で、何度も蘇ってきています。
ジョンソンエンドジョンソンは医療の総合デパートとして医療のあらゆる分野の事業を展開し、更に連続増配は56年という配当王です。
不労所得の配当金の為に連続増配56年という実績を誇るジョンソンエンドジョンソンは不可欠だとも言える銘柄ですが、今年だけでも様々な訴訟問題が発生してピンチに陥ってます。
にもかかわらずそこから見事に復活して現在株価はまた好調に戻ってきています。今回はその状況や強さを今年起こったでき事を振り返りながら紹介していきます。
ではもみあげ米国株投資家の「不労所得の配当金7千円!不死鳥ジョンソエンドジョンソンは何度でも蘇る!」をお楽しみください。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン配当実績
株価:141.38
PER:26.69
予想PER :16.15
株数:66株
投資額:$8600
ポートフォリオ比率:6.4%
配当:$0.95/株
配当率 :2.71%
配当金:6800円($62.38)
配当性向:61%
連続増配 :56年
配当月:3・6・9・12
本社:イリノイ(USA)
創業1887年・ニュー・ジャージー州 ニューブランズウィック
時価総額 3300憶ドル(世界12位)ヘルスケア部門では世界1位です。正にヘルスケアの巨頭といえると思います。
財務はピッカピカの超優秀であり、それもあってS&P500の格付け、ムーディーズの格付けともAAAで一位という非の打ち所がないのが不死鳥ジョンソンエンドジョンソンです。
ジョンソンエンドジョンソン訴訟問題経緯
不死鳥ジョンソンエンドジョンソンと名付けましたが、2018年末からどれだけの修羅場をくぐってきて今の状況になっているかを確認するとそれが非常によくわかります。時系列で説明しますね。
ベビーパウダー問題
2018年12月
2018年12月中旬にアスペスト混入を隠蔽したという報道が出ています。これによって14日に10%近く、17日に3%近く、トータルで15%近く株価が下落しているんです。
米ジョンソン・エンド・ジョンソン、ベビーパウダーへのアスベスト混入を隠ぺい? 社内報告書などで発覚 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
原料問題でジョンソン・エンド・ジョンソン株下落 CEOが安全性確信表明も収束せず - SankeiBiz(サンケイビズ)
2019年3月
今度はベビーパウダー問題で陪審が賠償義務を認定して32億円支払い義務が発生しています。これによって5%近くの下落が発生しています。
米J&Jに32億円賠償義務と陪審が認定-ベビーパウダー訴訟で - Bloomberg
2019年7月
米司法省がJ&Jを捜査か、安全性の開示巡りということでベビーパウダー製品の安全性に関して刑事捜査が進められていることが報道されました。この件においても5%近くの下落が発生しています。
米司法省がJ&Jを捜査か、安全性の開示巡り 米報道 :日本経済新聞
2019年10月
FDAからの警告レベルのアスベスト混入可能性の連絡をうけて、ジョンソンエンドジョンソンはベビーパウダーを自主回収に踏み切っています。その報道によって7%近くの下落になっています。これによって株価は2018年12月時点までの株価まで下落してしまいました。
J&Jが「ベビーパウダー」自主回収、微量のアスベスト混入 - Bloomberg
オピオイド問題
米国ではオピオイド系鎮痛薬の乱用・中毒による死亡者の急増が大きな社会問題となっていて、それによるオピオイド訴訟が発生しています。最大で1600億ドルになる可能性があるとのこと。日本円で17兆円です。
それだけのリスクがあったために、ジョンソンエンドジョンソンは株価が直近常に割安で抑えられてしまっていました。
2019年8月
オピオイド中毒で600億円の制裁金支払いも命じられています。ジョンソンエンドジョンソン側の言い分としてはオピオイド問題の責任はほぼないと公表していますが、実際に制裁金が発生しています。
米J&Jに600億円の制裁金、オピオイド中毒めぐる訴訟で - BBCニュース
その他
2019年10月
その他訴訟下記のように男性の胸肥大で懲罰賠償といった、訴訟問題が出てきたりします。そういった意味では製薬会社は常に訴訟リスクを抱えてるということになるかと思います。8500億円なんて途方もないですよね。
J&Jに損害賠償80億ドル、「リスパダール」訴訟で - WSJ
これによって5%近く株価が下落しています。本当にジョンソンエンドジョンソンは踏んだり蹴ったりですね。。。
まとめ
ここまでのジョンソンエンドジョンソンに起こった事を総括するとなんと2018年からベビーパウダー問題+オピオイド問題+その他で40%近く下落したことになるんです!!
普通の銘柄ならばとっくに株価は大きく下落して、二度と同じ状況に戻ってこないくらい地獄の底に叩き落されたような感じですね。
不死鳥ジョンソンエンドジョンソン
先ほどのジョンソンエンドジョンソンの経緯でお話しした通りトータルで2018年12月からで訴訟問題で40%近く下がったジョンソンエンドジョンソンです。
不死鳥の如く蘇ってるジョンソンエンドジョンソンの実力が非常によくわかると思います。
株価チャート
それが今どうなってるかまずは株価チャートを見てみます。2018年11月からの株価チャートです。40%も訴訟問題だけで下がったにも関わらず2018年11月の水準に蘇ってます!凄いですよね。
不死鳥の如く蘇れる理由
オピオイド問題に関しては、すでにジョンソンエンドジョンソンは訴訟金額に関しても減額の交渉が成功しつつあり、さらに今後予想される和解金も4000億円ほど準備済み。
上記は財務的に非常の心強い要素です。既に和解準備金も株価に含まれているんです。
また財務が超優秀で営業利益率は10年間平均で26-27%位、同じセクター内の他の企業が15%-20%位と考えると抜群の利益率を誇っています。
格付けにおいてもS&P500とムーディーズにおいてAAAで1位という事は、借金に関しても他社より遥かに優遇された条件で行えるという事になります。
これだけ条件がそろっていれば、不死鳥の如く何度でも蘇られるのは納得するしかないですよね。
S&P500との比較
1年間チャート(オレンジがS&P500)
*Bloomberg
S&P500と比較すると今年は20%以上と大きく劣後してしまっています。ただ逆に考えるとジョンソンエンドジョンソンは1年間ほぼずっと割安でおかれていたと考えることもできると思います。
長期目線
上記は1985年からの30年以上のリターン分析になります。青字がJNJですが、S&P500インデックスを上回ってることがわかります。
同じようにリターンを今後も出すかはわからないですが、長期で考えると今年または現時点は投資チャンスであるといえるかもしれません。
まとめ
では「不労所得の配当金7千円!不死鳥ジョンソエンドジョンソンは何度でも蘇る!」をまとめますね!
2018年末から様々な訴訟問題が発生して、その問題だけで40%近くの下落が発生していたジョンソンエンドジョンソン。
他の銘柄だと二度と上がってこれないような状況でも、財務の優秀さ・経営陣の対応の速さなどで何度でも蘇ってきた不死鳥フェニックスのような銘柄であることがわかります。
JNJは連続増配56年の長期的な不労所得の配当金戦略にぴったりの銘柄だと思います。これからも長期的にホールドしますし、何か問題が発生した時は比較的割安で投資できるタイミングと判断して積極的に追加投資していく考えです。
ではみなさんの米国株投資の不労所得による幸せな資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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