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【ランキング】不労所得の切り札!JT含む世界高配当銘柄ランキングとリスト

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高配当銘柄は配当という現金が投資家の口座に入ってくるので、分かりやすく現金が増えていくという点で投資家に非常に人気があります。

 

また定期的に多くの配当金が入手できるので、不労所得として将来のリタイアや年金の補助として資産運用してる投資家も多いと思います。正に不労所得の切り札になり得ますよね。

 

今回はその高配当銘柄をリスト化、更に各種指標をベースにランキング付けも行っています!誰もが知ってる銘柄も含まれてますし、米国株以外にもJT(日本たばこ産業)や他の国の銘柄も追加してあります。

 

ただ最初にお伝えしたいのは、高配当になる銘柄というのは株価が上昇しない、売り上げが上がらないといった何かしらのリスクを抱えてるという事を忘れないでほしいです。正直な所、個別銘柄に投資する中で最も難しい投資の一つが高配当銘柄だと思っています。

 

まず注意点の大前提を最初にお伝えしていきます。

 

では米国株投資家もみあげの「【ランキング】不労所得の切り札!JT含む世界高配当銘柄ランキングとリスト」をお楽しみください!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

高配当銘柄注意点

 

ではまずは高配当銘柄の注意点を記載します。セクター毎に注意点も変わってきますし、すべての高配当銘柄に当てはまるかどうかは別としてもみあげが考える一般的なリスクです。

 


エントリーのタイミングが難しい

 

これは投資タイミングが難しいという事です。適正株価かどうかの見極めです。

 

例えば昨年度からタバコ銘柄は暴落してます。暴落前はPERが20を超えてる銘柄が沢山ありました。銘柄によっては株価が半値まで落ち込みました。

 

そのころ投資した投資家はまだ含み損に苦しんでいて、例え高配当であったとしてもその損失を取り返すのに何年も下手したら10年以上かかる可能性もあります。

 

よってもみあげが高配当を見てて感じるのが、4%以上の高配当銘柄でPERが15-20は割高です。また20以上は買われすぎで危険とも考えます。S&P500が現在PERが20なので理解できると思います。


連続増配はやはり重要

 

連続増配はその企業の株主への還元姿勢を示します。連続増配が20年を超えてくると、なんとしてでも増配を継続する傾向が強くなります。

 

よって連続増配をチェックするのはやはり大切かと思います。

 


営業利益率が低い銘柄はおススメできない

 

高配当銘柄は売上上昇が期待できない銘柄が多いです。ということは営業利益率が高く、それによって利益を確保して株主に多くの配当を提供しなければいけません。ということは営業利益率が低い銘柄への投資はおススメできません。

 


配当性向は絶対にチェック

 

配当性向だけは絶対にチェックしてください。100%を超えてる場合はその年の利益以上に配当を出したという事です。ということは借金(債務)を増やしたという事になります。配当性向だけは絶対にチェックです。

 


フリーキャッシュフローチェック

フリーキャッシュフローは絶対に見てください。例えば配当性向が100%を超えててもフリーキャッシュフローが成長してるという事はお金は準備できてるとも考えられます。但しこれはその次の年のお金が準備できてあるだけであって、2-3年後の配当が約束される内容ではないと思います。

 

 

高配当銘柄29社

今回の高配当銘柄のエントリーは29社です。エントリー基準としてはおよそ配当率が4%を超えていて、またある程度皆様に知られてる銘柄にしています。

 

米国以外からのエントリーは下記8社です。

・日本からJT(日本たばこ産業)

・オランダからロイヤルダッチシェル

・イギリスからブリティッシュアメリカンタバコ、ナショナルグリッド

・シンガポールからシンガポールテレコム

・オーストラリアからウエストパックバンキング

・カナダからエンブリッジ、ベルテレフォンカンパニー 

 

ベイカブ - 米国株・配当情報

米国は上記サイトからS&P500銘柄を対象にピックアップしています。非常に使いやすいサイトなので是非利用してみてください。要望事項次第でどんどんアップデートも予定してるみたいです。

 

ヘッダー説明

・国:蘭国はオランダ、豪はオーストラリア、星はシンガポール

・セクター:銘柄がどの業界に属しているか、セクター情報に関して詳細に知りたい方は下記記事からどうぞ。

 

・株価:株価はおおよそ10月末の株価になります。

・PER:1株当たりの利益倍率(株価/収益)

・配当率:銘柄によってもたらされる配当%、この配当率から国による税金が引かれて株主に配当金が入ります。

・連続増配:配当を株主してから連続して、配当金を増やしてきた年数、25年以上を配当貴族、50年以上を配当王と読んだりしますね。

 

・営業利益率:この率が本業でどのくらい儲けたかが最も単純でわかりやすいかと

・配当性向:配当金が純収益に対してどの程度割合かの指標。数値が低い方がいい

 

 

 ・CF growth%:キャッシュフローがどれくらい成長したかです。これは財務的にお金の余力が増すことになります。(基本フリーCFだが、営業CFもあり)

 

ROAとROE、そしてROEの差を今回の指標に入れたのは下記サイトを参考にしさせていただきました。

株の指標(PER, PBR, PSR と EPS, BPS と ROE, ROIC, ROA) | 米国株,仮想通貨 ぶろぐ

・ROA(Return on Asset):総資産利益率・総資産に対する利益の大きさ

・ROE(Return on Equity):自己資本利益率・自己資本に対する利益の大きさ

上記は稼ぐために使ったリソースに対するリターンの大きさです。

・ROE-ROA:ROEとROA両方とも高い方がいいですが、あまりにもROEの方が多い場合は、ROEを高めるために借金をしてリターンを出したというように見れます。

 

またROEがROAより大きく離れてる場合は自社株買いをしてる事にもつながります。PERが高くて、ROEも高いなら自社株買いの可能性が高いです。(例 ABBVとか)

 

よって今回はこの指標も使います。

 

Remarkは特記事項ですね。その銘柄の簡単な特徴です。課税率は配当金を考えるときに各国の税率やADRかどうかも記載しておいたので利用してください。

 

高配当銘柄リスト

 全体サマリー

おそらくこれは凄く見ずらいのですが、全体としてのサマリーとして挙げておきます。

これを少し分割していって、見やすくしますね。

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サマリー1

サマリー1は株価、PER、配当率、連続増配を記載しています。ベースになるデータですね。正直連続増配と有名銘柄というだけでこの中の高配当銘柄を選択する投資家の方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?(大丈夫です。笑。もみあげもそうです)

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サマリー2

こちらのサマリーでは営業利益率、配当性向、フリーキャッシュフロー成長%(フリーCFがない銘柄は営業CF)をサマリーしてあります。このサマリーで配当に重要な財務的な余力のおおよそがわかります。

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 サマリー3

こちらのサマリーでは、ROA(総資産に対する利益の大きさ)、ROE(自己資本に対する利益の大きさ)、そしてROEとROAの差、特記事項、課税率を記載しています。

 

日本をベースに考えてるので、米国なら20%+10%で2重課税で課税控除が必要と考えてもらえばいいです。

 

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ランキング

 ランキング条件 

全部で9項目、合計得点10P満点でランキングを行います。項目毎に点数条件を設定しています。

・PER:PER10-15を最も適正としています。割安基準と考えれるからです。逆に20以上だとS&P500以上の高値・10以下は問題があるとして減点

・配当率:5%以上は欲しいので加点、8%以上は要警戒で減点

・連続増配:50年以上は配当王で特別加点、25年以上も配当貴族で加点

・営業利益率:25%以上の安定感は加点、10未満は減点

・配当性向:80以上は減点

 ・CF growth%:30%以上はキャッシュ余力ありで加点

・ROA(Return on Asset):10以上は加点

・ROE(Return on Equity):10以上は加点

・ROE-ROA:10以上の差は借金が多い、もしくは自社株買いしてるとして減点

 

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ランキング 

そして上記前提条件で作成したのが、下記ランキングです。TOTALが合計点になります。点数が同じ場合は差がないと考えてもらって構いません。

 

1位はタバコ銘柄の【BTI】【MO】ですね!やはりタバコ銘柄2社が高配当では圧倒的な安定力があるという事がわかりました。

 

それ以外で注目したいのはWFCというバフェット銘柄の金融株、そして通信のAT&Tですね。このあたりも高配当銘柄として有力だと思います。

 

JTも世界の中では非常に健闘していると思います。

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例外銘柄

 実はランキングを行っていて、例外銘柄も含まれています。先ほどのランキングセオリーに必ずしもあたはまらないと思われる銘柄を何銘柄かピックアップしてご説明しますね。

 


エネルギーセクター

 

XOM・CVX・RDS.Bなどのエネルギーセクターは営業利益率がどうしても低いです。それは原油価格に大きな上乗せができない状況があるからです。但し企業としての安定感はあります。これは例外として考えるべきかもしれません。

 


ヘルスケアセクター

 

【ABBV】アッヴィの1社だけですが、アッヴィは高配当ながら2020年においてアラガンを買収して合併企業としてスタートすることがあるために、株価に期待値のプレミアがのっています。

 

更にROEが高いのは自社株買いを大量に行っているという事情もあります。もみあげもホルダーですが、非常に見極めが難しくて、リスク承知のホルダーとしては非常に頼もしく安定してるようにも見える銘柄なのでこれも例外になります。

 


公益セクター

 

公益セクターにおいて米国のD・DUK・SOは見た目の財務がよくありません。しかし実際は公益事業なので収益は一定値が保証されていて、基本的に安定してるといえます。

 

但し株価においてはどうしても現在は割高に見えることは忘れないでほしいです。点数的には前提条件次第では上位が当然と考えられます。下手したらタバコ銘柄より安定しています。

 

 

まとめ

いかがでしたか?「【ランキング】不労所得の切り札!JT含む世界高配当銘柄ランキングとリスト」をお楽しみいただけましたでしょうか?

 

今回は様々な角度からJTを含む世界の高配当銘柄をリストアップして、更にランキングを設定させてもらいました。基準値などは様々な意見もあるかもしれませんが、おおよそ納得できるようには考慮しました。

 

但し「安易な銘柄選択の為の指標とせず、更にご自身で分析を積み上げた上で銘柄選定をしてください。

 

S&P500指数が最高値圏にある状況だと高配当銘柄は株価が割安になる可能性もあります。魅力が増してくるかもしれません。

 

不労所得の切り札としていますが、高配当銘柄は分析が非常に難しくその準備や分析に時間がかかりますが、軌道にのれば大きな配当という複利を投資家にもたらしてくれるので状況によって上手く利用していきたいですね。

 

*今後もアップデートしていきますので、何か追加銘柄要望あったらコメントいただけるとありがたいです。

 

では皆さんの高配当銘柄投資での不労所得の配当による資産運用を祈って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

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高配当の代表格のタバコ銘柄に関しては別記事で詳細に分析してランキング付けしています。投資の参考になると嬉しいです。

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今回例外枠でご説明した【ABBV】アッヴィに関しては銘柄分析記事もあります。是非読んでみてください。

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