株価が暴落した 【UBER】ウーバーや【LYFT】リフトに代表される加熱した米国IPOブームは一時期のバブルだったといえると思います。2019年のIPOは全部で158銘柄です。
このIPOによって全額で6兆円位のトレードが行われ、米国市場全体を5%程引き揚げたそうです。この水準は1999、2000、2014年に次いで4番目だったみたいです。
しかし1995年からのIPOにおいて、2019年度のIPOパフォーマンスは過去最低。更に現在のところ全体平均でインデックス平均より20%近くパフォーマンスがアンダーパフォームしてるとの事です。正にバブルが一瞬で崩壊したともいえます。
では現在そのIPOで注目された銘柄の現在地はどうなっているのでしょうか?総括すると最高値付近で投資してしまった米国株投資家は全員含み損を抱えているはずです。更に【UBER】ウーバーや【LYFT】リフトは最高値から株価が半額近くまで暴落しています。
もみあげもIPO時に【LYFT】リフトに投資してしまった苦い経験があります。
今回はウーバー、リフトなど特に注目されたIPO6企業の現在地をお伝えすると共に、今後のIPO銘柄の未来について個人的な見解を述べさせていただきたいと思います。
ではもみあげ米国株投資家の「株価暴落UberやLyftの今後は?米国株IPOバブル崩壊後の現在と未来」をお楽しみください。
【UBER】ウーバー
IPO価格:$42.00/株
最高価格:$47.08/株
最低価格:$28.31/株
現在価格:$29.67/株
シェアリングカーサービスの最大手です。またウーバーイーツなど付属サービスも展開、米国以外でも売り上げをあげてはいます。ただし米国内ではLiftからのシェアを奪われていて、競争が非常に激しくなっています。
Lyftの後にIPOを行いましたが、チャートの通り大きく値をさげています。ブルームバーグの記事では大多数のアナリストが買い判断といっていますが、果たして・・・・ 。$50ドルくらいを適正価格とアナリストは設定してるみたいですよ。(何とも言えない)
ウーバーとリフト、アナリストの圧倒的多数が買い判断-株価急落でも - Bloomberg
【LYFT】リフト
IPO価格:$88.60/株
最高価格:$88.60/株
最低価格:$37.92/株
現在価格:$39.16/株
シェアリングサービス2番手の会社です。売上成長率はウーバーより上です。ただIPO価格に関して疑問符が生まれたのはこのLYFTからだったじゃないかと思います。加熱したブーム、初値の信用性に疑問符がついたかと。IPOが最高値でそれから半額以下まで落ち込んでいます。
これまたUBERと同じようにアナリストの大多数が適正価格はもっと上だと言ってるそうです。 70ドル位が適正価格とみているとあります。(これまたなんとも言えない。。)
ウーバーとリフト、アナリストの圧倒的多数が買い判断-株価急落でも - Bloomberg
【BYND】ビヨンドミート
IPO価格:$45/株
最高価格:$229.71/株
最低価格:$45.00/株
現在価格:$150/株
植物由来の人工肉を生産。多くのレストランやスーパーマーケットでハンバーガーのパテやソーセージなどの同社製品が販売されている。最近では【MCD】マクドナルドがビヨンドミートを採用して販売を開始したということです。
これによって、ファーストフード市場でのビヨンドミートが定着するかはまだわからないですが、ブームではなく一般化するとしたら事業の将来性はあるようにも思えます。
【ZM】ズーム
IPO価格:$65.00/株
最高価格:$107.34/株
最低価格:$59.94/株
現在価格:$76.53/株
企業向けビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションです。米インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)は、ズームのようなビデオ会議の市場は、2022年までに431億ドルまで膨れ上がると試算している。
自分はITには詳しくないですが、このような市場規模において、大手IT企業が放置してるとはおもえません。特に【MSFT】マイクロソフトOffice365 teamsなどが普及された場合にその優位性を維持してられるのでしょうか?
【PINS】ピンタレスト
IPO価格:$23.05/株
最高価格:$36.83/株
最低価格:$23.05/株
現在価格:$27.31/株
ピンタレストは、旅行や家の改装、結婚式、ファッション、料理など、自分の興味分野のアイデアや情報を画像で整理するサービスです。
上記内容のサービスですが、今冷静になって振り返ってみるとサービス内容がそこまで特殊で寡占性が高いようには見えないんです。一定のニーズはあるでしょうが、競合によってすぐに地位を脅かされる気もします。
【WORK】スラック
IPO価格:$38.50/株
最高価格:$42.00/株
最低価格:$21.25/株
現在価格:$24.97/株
スラックは企業のオフィス内で使用される電子メールを置き換えるツール、やりとりされたメッセージと文書を蓄積し、簡単に共有できるようにする。スラックが企業のワークフローにいったん組み込まれると、それを置き換えることはほぼ不可能。
【MSFT】マイクロソフト Teamsとの競合を懸念されていますが、拡張性ではスラックの方が上回るということです。これをどう判断するかになりそうですね。
IPOの現在地と将来
下記【バロンズ】の記事にもありましたが、バブルだった IPO市場は先ほどの6銘柄を見てみても適正価格になってるような気がします。最高値を更新することは直近ではなさそうですよね。
またシェアオフィス大手ウィーワークの親会社であるウィーカンパニーの場合、未公開市場で470億ドルと評価された時価総額を半分以下に引き下げても上場株投資家の関心を引くことができず、IPO延期に追い込まれました。
このことから考えても、バブル状況は終わりを迎えていて、今後はIPO企業が適切な取引が行われていくのではないでしょうか。投資家は決算を冷静に判断して決算がいい企業、サービス内容が本当に魅力的な銘柄には適切に値がついていくような気がします。
まとめ
いかがだったでしょうか?「株価暴落UberやLyftの今後は?米国株IPOバブル崩壊後の現在と未来」を記事にしました。
UberやLyftのIPO後の現在の株価が酷いことになっていたのがよく分かったと思います。アナリストの評価に従うと今が買い時みたいですが、もみあげはどうも信用できないです。
正直な所もみあげとしてはIPO銘柄に手を出すつもりはありません。それはもみあげが分からないからです。銘柄分析ができないというところが大きいです。その企業の寡占性や経営方針が読めないからです。それは財務分析資料も年数が不足しているからです。
但し、【AMZN】アマゾンの例もあります。投資判断は自己責任になりますが、現在のようにバブルが落ち着いた状況でしたら、個々の判断によって投資を検討するのはありかもしれないとも思います。
ダブルバガーやトリブルバガー、テンバガーを目指す米国株投資家はトライしてみるのもありかもしれないですね。(もみあげはとにかく怖いですが。笑)
ではみなさんの米国株投資による幸せな資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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We workの危険性に関しては、別記事で警鐘を鳴らしています。報道内容やインフルエンサーの行動をみててとてもじゃないけど信用できる企業には思えなかったです。
銘柄分析のカテゴリーになります。今回セクター内の代表銘柄として紹介した銘柄もある程度は含まれています。