債券は資産運用において株式投資よりも安全、株式投資よりはリターンが劣るかもしれないですが、リセッションのリスクヘッジとして最初の導入時にオススメされる金融商品です。
現在の米国市場も日本市場も株式が上昇しています。そして2020年はリセッション(暴落)が訪れると予想してる専門家も多くなっています。その状況においては自分の資産運用を守るために債券投資を検討する投資家も多いのではないでしょうか。
今回は初心者向けに債券についてわかりやすく説明して、そして債券投資方法を簡単解説していきたいと思います。
ではもみあげ米国株投資家の「【初心者向け】リスクヘッジで債券に注目!「債券」投資を簡単解説!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
債券とは
債券とは?
もみあげのイメージだと下記が債券と株式の違いだと思っています。
・債券を購入するのは国や企業にお金を貸してあげる。
そして債券はその借用書であって、借用書内容によって、利息や借用書の価値が変わってくる。
・株式を購入するのは企業にお金を信じて預ける。
信じて預けた分、その企業から預けた分だけ見返りとして配当金や、株価上昇による恩恵をもらえる。
また金利・債券・株式の基本的な相関関係は以下になります。
債券バブルが崩壊したら株式市場はどうなるか | キャリア | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
債券のメリット
国内債券の場合、取引手数料などのコストは無料です。一般に国債の利率は定期預金よりも高く(※)、安全な資産形成を望む人なら、定期預金よりメリットあり。
・個人向け国債 固定3年(第103回)0.05%
・定期預金:三菱UFJ銀行スーパー定期3年 0.010%
※【参考利率】2019年1月現在
債券の種類
債券の種類の詳細説明になります。基本は公共債と民間債があって、それぞれに様々な国債が所属しています。極東証券のリンクは更に詳しいですが、ここでは割愛します。
債券投資とは?〜債券のイロハ〜│はじめての債券投資│SMBC日興証券
公共債と民間債は銘柄と期間で選ぶことになります。今回は国債が一般的なのでその点をご紹介していきますね!
日本での債券投資方法
債券投資の仕組み
国債、地方債、政府保証債は証券会社、銀行などの金融機関で購入(投資)でき、社債は証券会社で購入(投資)できます。
日本で国債を購入する場合は何パターンか存在します。債券は、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
債券には満期が定められており、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。投資家は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子をもらう、というイメージです。
債券への投資方法
・日本国が発行してる国債に直接投資するなら「個人向け国債」と「新窓販国債」、リターンは銀行の定期預金より上程度。
・ファンド運営の債券の集合体に投資するなら債券投資信託、国債を直接買うよりリターンが上。
・日本だけでなく海外債券も投資したく、更にリスク分散で債券の集合体がいいなら債券ETF、リターンもS&P500以上から超安定もあり、世界分散もある。
個人向け&新窓販国債
個人向け国債
・個人向け国債は、文字通り個人が買いやすい国債で、毎月売り出されています。
・種類は「変動10年」「固定5年」「固定3年」があります。
・ネット証券で投資可能。
・個人向け国債は額面1万円から1万円単位で買えます。
*個人向け国債は発行後1年経過しているという条件を満たしていれば国に買い取ってもらえます。ただし中途解約すると、直前2回分の利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。(直前2回分は1年分と同数、元本が減ることはない)
下記財務省のHPにおいて、上記3種類の国債の満期返還金のシミュレーションが可能です。気になった方はみてみてくださいね。
新窓販国債
・新窓販国債(しんまどはんこくさい)は、新型窓口販売方式という形で、毎月売り出される国債です。
・「10年固定利付国債」「5年固定利付国債」「2年固定利付国債」の3種類があります。
・ネット証券で投資可能。
・新窓販国債は額面5万円から5万円単位で買えます。
*新窓販国債を中途解約するときは、債券市場で売ることになります。ただし、売却損が出ることがあります。
まとめ
この中でどれに投資したらいいのと聞かれたら、もみあげとしては個人向け国債の「変動10年」が一番いいのではないかと思います。現在の日本の金利状況においてこれ以上の金利低下が考えずらい。
その状況においては固定金利ではなく金利状況によって変動金利での国債を持つ方がリスクが少ないと考えるからです。
ただこちらの記事にありますが、そもそも国債を現状の金利状況において投資するのは投資観点からしてあまり魅力的だとは思えない状況だと考えます。
個人投資家が債券投資で悩む「7つの疑問」に真っ正面から答えよう(山崎 元) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
日本債券投資信託
ネット証券において債券投資信託に投資できます。これは運用会社(ファンド)がいくつかの債券をまとめて運用している債券集合体に投資をすることになります。
一つ一つは国債より安定していませんが、複数を束ねているために安定感も高く、リスク分散にもつながっています。リターンも国債単体への投資より大きくなります。
楽天証券のランキングを参考に日本債券投資信託の一覧リストを作成しましたので、投資の際に参考にしてみてください。
もみあげが投資するなら、経費率とファンド実績を考えて1位のタワラノーロードかeMAXISSlim国内債券インデックスをオススメします。リターンを求めるなら後述する債券ETFの方が優秀です。
債券ETF
債券ETFを紹介するのは、ネット証券で外債を選択するより遥かにリスクが低く、それでいてリターンを求めやすいからです。外債の集合体(一部日本を含む)もある為に、リスク分散もしやすいです。*為替リスクはもちろんあります。
また毎月配当金が出るのも債券ETFの非常にいい点です。投資信託で毎月分配金は運用資産面で不利になる事が多いですが、債券ETFは運用資産面において配当金を出す前提で構成されているので配当金のリスクはありません。
米国のETFがメインになるために、米国の経済成長などによって大きく変動することは理解してもらえるとありがたいです。
また債券ETFの一部は米国のインデックス指標であるS&P500をアウトパフォームしているものもあるのが驚きだと思います。
別記事において更に詳細にお伝えするので、ここでは一部を紹介しますね!
VTIをS&P500と同様の指標として一番上に記載しておきました。上の方がパフォーマンスが低いですが安定すると考えてリストをチェックしてみてください。
たとえば債券ETFは日本国債や債券投資信託よりはリターンを求めたいけど、安定させたいというなら【SHY】などがオススメになります。
全世界に分散させたいというなら【BNDX】などは分散が効いていてオススメになりますね。
【VWESX】などは設定来から見るとS&P500をアウトパフォームしてるという驚異のETFになります。但し社債が50%ほど含まれてますので、その分リスクが高くなります。
まとめ
では「【初心者向け】リスクヘッジで債券に注目!「債券」投資を簡単解説!」をまとめていきますね!
債券がどのような金融商品であるかを説明しました。債券は国や企業が借金をするための借用書であり、その借用者によって利息や価値が変動するとお伝えしました。
債券が金利の上下によって価値が変動するので、金利面には注意が必要です。
またリスク度合いとしては 低リスク 債券>債券投資信託>債券ETF と考えればいいと思います。但し債券ETFにも非常に低リスクで更に国際分散投資ができるという強みもある事も忘れないでください。
別記事においては債券バブルリスクや債券ETFのオススメリストなども用意していきますので、是非そちらもお楽しみに!
では皆さんのリセッションに備えた債券投資による幸せな資産運用を願って!
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安定配当でオススメの銘柄があります。債券ETFと組み合わせると毎月配当で更に配当金を積み増せるから初心者おススメですね。