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米国株長期投資実録(個別株&ETF)。米国駐在員。2018年9月資産1400万→10年後5,000万→20年後1億の目標へ!投資&金融リテラシー&米国生活など飾らない言葉で。お金で幸せになりましょう!

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米国株は急降下!暴落?調整?2つのシナリオを想定してみる!

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米国株は急降下しました!以前なら暴落レベルだと思います。ダウ-2.78% ナス-4.96% SP500-3.52% ラッセル-2.99% 自分-9.12%となっています。金余りの状況、金融相場なので下落した時が信じられないレベルになります。

 

大きな下落になりました。とはいえ実態経済で何か大きな変化があったわけではないです。全くと言っていいほど何も報道はないです。では何故こんなに下落したか。

 

夏休みから戻ってきた大口投資家が暴れまくった事によって、今回の調整が起こったと思っています。それも米国だけでなくヨーロッパ方面もあるみたいです。そしてその調整に反応して今まで気楽に上昇だけを喜んでいた個人投資家が恐ろしくなって逃げたのが今日の状況だと考えています。

 

それが今日だけで終わるかどうか、明日から暴落が来ると怖い投資家も沢山いらっしゃると思うので、今回はシナリオを2つ想定してみたいと思います。楽観・悲観ですね。良く読んでみてください。

 

では米国株投資家もみあげの「米国株は急降下!暴落?調整?2つのシナリオを想定してみる!」をお楽しみください!

 

*投資判断はあくまで自己責任で 

各指数関係の動き

 各指数

・CRB指数が▲0.67%

・大豆油指数が▲0.57%

・原油価格41.62→41.30ドル/バレル

・ゴールド1942→1930*過去最高値は2011年9月の1920

・10年債0.653→0.636(▲1.50%)

金利は低下しました。10年債が再度買われています。但し今日は金利的な部分より株式から国債へ資金が逃げてる状況です。

・VIX指数+1.72%→+26.46%(35.94)

 

 

本質的には実は指数関係はそこまで変わっていません。ただ先物が軒並み下落は昨日から兆候が出ていたので、資金を先物から調整、そして株式の調整に繋がったと思います。VIX指数も株式から資金が逃げてる事を非常に良く表してると思います。ただ、ここまで異常な反応をするのは大口だけでなく、個人も過剰に反応してるからだと思います。 

 


 

 SPY出来高

S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。

 

 

4日前の出来高

 10日平均 48,272,039 vs 1日47,920,209

3日前の出来高

 10日平均 48,404,894 vs 1日64,106,869

2日前の出来高

 10日平均 51,466,715 vs 1日54,595,543

1日前の出来高

 10日平均 53,093,257 vs 1日67,814,058

本日の出来高

 10日平均 53,241,836 vs 1日136,433,722

 

SPYの出来高を見れば一目瞭然なのですが、出来高は昨日の倍以上!10日平均の2.5倍です。機関投資家が利確売りを大きく入れてきてるのがわかります。夏休みから戻ってきた大口が更に大きく動いた形ですね。

 


QQQ出来高 

 

 

4日前の出来高

 10日平均 33,658,815 vs 1日27,892,460(VOO3,535,483)

3日前の出来高

 10日平均 33,380,968 vs 1日35,558,501(VOO5,057,913)

2日前の出来高

 10日平均 34,532,774 vs 1日35,930,517(VOO3,004,794)

1日前の出来高

 10日平均 35,819,402 vs 1日50,224,895(VOO5,246,827)

本日の出来高

 10日平均 37,703,143 vs 1日98,823,687(VOO139,285,344)

 

QQQの出来高は更に大口を上回っています。大口が仕掛けて個人投資家が一斉に売りに傾いたと言えると思います。TQQQ・SQQQといったレバレッジも相当買われたみたいです。個人投資家も資金が余ってる投資家が多いので、即時こういった調整には反応してしまいます。だからこそ本日みたいな暴落レベルの下落が起こってしまいます。

 

経済指標(ニュートラル)

ISM非製造業景気指数(8月)詳細 
総合   56.9(58.1)
事業活動 62.4(67.2)
新規受注 56.8(67.7)
雇用   47.9(42.1)
入荷水準 60.5(55.2)

仕入価格 64.2(57.6)
輸出   55.8(49.3)
輸入   50.8(46.3)

 

 

ISM非製造業景気指数は良くも悪くも無いと言ったところだと思います。総合は下落していますが、雇用が大きく上昇してる状況ですね。 

シナリオ想定

今日はシナリオを2つ考えてみたいと思います。

まず大前提条件として今は金融相場だという事、FRBが可能な限りの金融支援をしている状況です。但しその前提にあるのが、金融政策+トランプ政権の財政政策です。これを忘れないでいたいです。

 

直近はトランプ政権の財政政策は頓挫していました。上院と下院で合意がとれないからストップしてる状況ですね。


楽観シナリオ

 

楽観的になシナリオからすると、今回の下落はトランプ政権に何が何でも財政政策を導入することを急がせると思います。というのはトランプ大統領の支持率は直近の株高と比例するように支持率が上昇してきているからです。

 

トランプ大統領としては再選がかかっているので、今日の下落によって尻に火がつく状況になると考えられます。

 

あた9月17日にFOMC、9月23日にSQがある予定になっていました。今日の下落でまだまだ株式市場は不安定なのが明るみになっています。そして先物も株式も売却されるということはSQでの調整幅は少なくなり得ます。FOMCでも市場が極端に冷える事は発言しずらくなり得ます。


悲観シナリオ

 

大口投資家の利確調整に個人投資家が敏感に反応しました。これで何が怖いかというとマーケットのセンチメンタル、マーケット心理が冷えてしまって資金が集まらなくなるんです。

 

これが継続すると調整ではなくて更に大きな下落を呼び込むことになります。だから安易に動くとやられてしまう時があります。特に直近で最も上昇したナスダックは調整幅が大きくなりえます。

 

9月7日(月)はレイバーデイで米国はお休みです。となると明日の金曜日は更に利確で逃げる投資家が出てもおかしくはありません。

 

但し忘れないで欲しいのは大口投資家は値幅を取ろうと画策してるだけです。売りが売りを呼んで株価が割安になればなるほど彼らにとっては大きな利益を得ることができる。そんな大口投資家の思惑に安易に乗らないようにしたいですね。

 

マーケット状況

 

マーケット状況を見ると一目瞭然なのですが、ほぼ全ての銘柄が売られています。但し注目して欲しいのが、金融とエネルギーがほとんど下落していません。

 

というのはこの2つのセクターは完全に出遅れてるので、売却しても値幅は取れないです。大きく下げれないという事ですね。

 

特に金融相場なので、金融が崩壊しての下落ならば本来金融が最も下落するはずです。それが起こっていないのは、一時的な調整と考えるのが妥当だと考えられます。

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コロナ状況(ポジティブ)

米国コロナ死者数推移

死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。

このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。

 

8月20日1356人増 vs 本日1055人増です。本日も死傷者は2週間前と比較して減少しています。今日は株価は大きく下がっていますが、コロナ状況から回復しつつあるのは間違いないですね。

 

8月14日167,110人(前日対比1083人増)

8月15日168,446人(前日対比1336人増)

8月16日169,481人(前日対比1035人増)

8月17日170,052人(前日対比571人増)

8月18日170,497人(前日対比445人増)

8月19日171,821人(前日対比1324人増)

8月20日173,177人(前日対比1356人増)

8月21日174,255人(前日対比1078人増)

8月22日175,406人(前日対比1151人増)

8月23日176,362人(前日対比956人増)

8月24日176,806人(前日対比444人増)

8月25日177,279人(前日対比473人増)

8月26日178,486人(前日対比1207人増)

8月27日179,714人(前日対比1228人増)

8月28日180,824人(前日対比1110人増)

8月29日181,773人(前日対比949人増)

8月30日182,779人(前日対比1006人増)

8月31日183,069人(前日対比290人増)

9月1日183,598人(前日対比529人増)

9月2日184,689人(前日対比1091人増)

9月3日185,744人(前日対比1055人増)

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https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA

 

 

まとめ 

では「米国株は急降下!暴落?調整?2つのシナリオを想定してみる!」をまとめていきますね!

 

2日前位から出来高が戻ってきた。大口が帰ってきたとは警戒はしてたんですけど、思ったよりも早く調整という仕掛けをやってきたと思っています。先物も崩れていたし、昨日の全面上げに大きな違和感がありました。(毎日読んでる人は理解していただけるはず。)

 

これがバブル崩壊だという方もいるかと思うのですが、自分はそんな事は無いと考えています。悲観シナリオに傾いたとしても、金融相場である事に変わりはなく、大統領選挙が関わってる状況なら大きな下落を起こしてはトランプ政権にとっては死活問題だからです。

 

また今日は共和党のムニューチンと民主党のペロシ議長が追加経済政策に対して歩み寄りの可能性も報道されています。今回の下落が追加経済政策の進捗を早める可能性もありそうです。

 

よって狼狽売りだけは注意したいですね。落ち着いて冷静になって、投資を継続していけたらと思います。

 

追加投資する場合は、9月7日が米国はお休みなので金曜日は利確が入る可能性もあるのでちょっと明日はかなりリスキー。安全策なら9月7日のレイバーデイ後がより堅実に投資できるタイミングだと予想します。

 

 

では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

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