米国株はワクチン関連のポジティブニュースで全面高です。ダウ+1.35% ナス+0.6% SP500+1% ラッセル+1.03% 自分-2.56%となっています。終わってみれば全面高で万々歳ですが、中身は相当大口の投資家が遊んでました。
朝一は全ての指数でリスクオンで、ほぼ全銘柄が上昇だったのですが、その後に強烈な利確が入り、ハイテク関係・テスラなどは大きくマイナスになっています。ワクチン関連もポジティブニュースの銘柄でも勝敗が大きく分かれてしまっています。セクターローテーションが発生していますね。
投資家の目線はいよいよ27日のジャクソンホールでのパウエル議長の講演に注目が集まってきてる感じはします。
では米国株投資家もみあげの「米国株はワクチンで全面高!セクターローテーション発生!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+0.87%
・大豆油指数が+0.79%
・原油価格42.62→42.43ドル/バレル
・ゴールド1940→1925*過去最高値は2011年9月の1920
ゴールド・シルバーはオープン前は上昇しましたが、金利上昇もあって下落しています。
・10年債0.632→0.654(+3.59%)
・VIX指数▲0.79%→▲0.75%(22.37)
10年債・30年債とも金利は上昇しています。ワクチン期待でマーケットはリスクオンになっているのですが、テスラ・ハイテクグロース・ワクチン銘柄は大きく下落です。今日は完全にセクターローテーションでした。
特に好調だったのは航空とレジャー(カーニバル)などです。10%以上上昇する銘柄もあった状況です。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 47,803,878 vs 1日37,944,696
3日の出来高
10日平均 47,485,479 vs 1日63,670,155
2日前の出来高
10日平均 50,004,268 vs 1日39,694,370
1日前の出来高
10日平均 49,857,106 vs 1日54,269,455
本日の出来高
10日平均 49,636,942 vs 1日47,934,779
SPYの出来高は金曜日と比較して減少です。大きな減少ではないです。高値を付けた銘柄を朝一に利確して、割安な航空・レジャーに資金を入れた動きが出来高を保たせてる気がします。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 32,419,993 vs 1日23,084,241(VOO2,395,535)
3日の出来高
10日平均 32,281,814 vs 1日31,855,774(VOO2,481,808)
2日前の出来高
10日平均 33,313,158 vs 1日26,372,989(VOO2,377,394)
1日前の出来高
10日平均 33,280,674 vs 1日32,492,597(VOO2,307,887)
本日の出来高
10日平均 32,258,632 vs 1日36,212,669(VOO2,330,460)
QQQの出来高は上昇です。個人投資家がマーケットに戻って来てる感じはあります。VIX指数も下降しているので、個人投資家は入りやすくなってると思います。VOOはほぼ変わらずですね。強いETFにシンプルに投資してる背景が浮かばれます。
ワクチン関係ニュース(ポジティブ)
プラズマ治療がコロナに有効な可能性があるという事でFDAがプラズマ治療を承認していると報道がはいりました。これによって【ADMA】が急上昇しています。13%のプラスです。
アストラゼネカのワクチンをトランプ大統領が選挙前にワクチンとして期待してるという報道がはいりました。これで【AZN】は上昇です。プラス1.8%です。
上記2点以外にも実はワクチン関係のポジティブニュースがはいりました。
・欧州委員会との間でコビド-19に対するmRNAワクチン8,000万回分を欧州に供給するための事前協議を確認(欧州委員会は1億6,000万回分までの総量を購入するオプションを持つことになる)
・COVID-19ワクチンの第1/2相臨床試験の第2部をNVAX社が開始
今日はワクチン関係のニュースがマーケットを後押ししたのは間違いなさそうです。
トランプ政権・投資家の思惑
今日は本当に思惑が多い日でした。なぜならばワクチン関連のニュースでポジティブになったにしては【ADMA】・【AZN】以外は大きなマイナスです。【MRNA】は▲2.36%、【NVAX】は▲13.34%となっています。要は完全にスピード勝負、更に株価調整に使われてる感じがしてきています。政策の道具ともいえますよね。
更に半導体指数が0.95%上昇したにもかかわらず、【NVDA】は+0.25%、【AMD】は▲0.84%、【INTC】は▲0.2% と半導体関係は全くさえない日になってしまいました。
ワクチンによってマーケットの雰囲気が良くなったのを利用して
→時間前はお祭り騒ぎでほぼすべての銘柄が上昇
→その後バリュエーションの調整という事で、利確が大きく入り割高の銘柄は売られる。
→そしてバリュエーション的に割安な航空・レジャーに投資資金が集中したというストーリーだった気がします。
素直に上昇したのは、金融とエネルギーでしょうか。金利が上昇したので金融が上昇、原油価格も安定してたのでエネルギーセクターが上昇です。
この傾向が明日も続くかはわからないですが、今日はあまり参考にならない日のようなきがします。
コロナ状況(ポジティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
2週間前と比較しても 2週間前を7日連続で新規死者数は減少してきています。更に本日はワクチン関係のポジティブニュースが多かったです。これによって経済正常化に進むと考えられて、金利が上昇してしまった気もしますね。
8月6日158,256人(前日対比1,450人増)
8月7日160,104人(前日対比1,848人増)
8月8日161,356人(前日対比1,252人増)
8月9日162,425人(前日対比1,069人増)
8月10日162,938人(前日対比513人増)
8月11日163,461人(前日対比523人増)
8月12日164,537人(前日対比1076人増)
8月13日166,027人(前日対比1490人増)
8月14日167,110人(前日対比1083人増)
8月15日168,446人(前日対比1336人増)
8月16日169,481人(前日対比1035人増)
8月17日170,052人(前日対比571人増)
8月18日170,497人(前日対比445人増)
8月19日171,821人(前日対比1324人増)
8月20日173,177人(前日対比1356人増)
8月21日174,255人(前日対比1078人増)
8月22日175,406人(前日対比1151人増)
8月23日176,362人(前日対比956人増)
8月24日176,806人(前日対比444人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株はワクチンで全面高!セクターローテーション発生!」をまとめていきますね!
明日から注目したいのは、コロナ状況が改善されてきています。そしてワクチン関連のポジティブニュースも多いです。となると金利上昇圧力が強まります。経済正常化に近づいてるとマーケットは受け取るからだと思います。
但しFRBは経済回復までは長期の時間が必要、政策金利は上昇させないと再三発言してきています。その中で木曜日にパウエル議長の講演が入ります。これを見込んでマーケットはどのように資金を動かしていくのかを注視した方がいいと思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
↓応援ポチっとありがとうございます!↓
↓面白かったら是非ともシェア願います↓
<あわせて読みたい!みたい!>
米国株投資家も米国民も待望の追加経済対策がここまで時間がかかってしまったのは、下記ブログに纏めてる内容になります。よかったら状況を再度確認してみてください。
トレーディングビューは登録するだけの無料コンテンツが非常に使いやすいです。チャートでのMACD、ボリューム、RSIでチャート分析。またセクターでのトレンド分析で非常に使いやすいので、是非とも活用してみてください。