先週は一部大型銘柄がマーケットを引っ張った週だと思います。【AAPL】【TSLA】【NVDA】といった時価総額が非常に大きな企業が1週間で10%近く上昇するという、通常では考えられない状況が発生しています。
先週末には出来高も戻って来ています。大口も個人も銘柄をある程度絞り込んで資金を入れてきてる事がわかっています。そのような中で今週はどうなるか展望を考えてみたいと思います。
今週は特に木曜日から警戒をした方がいいと考えています。その理由と今週の傾向に関して私見を述べたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の今週】パウエル議長が木曜日に!週末にかけて警戒か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週の指数
各種指数の変動
・ダウ:27,931.02→27,930.33 (▲0.01%)
・ナスダック:11,019.30→11,311.80(+2.7%)
・SP500:3,372.85→3,397.16(+0.7%)
・ラッセル2000:1,577.88→1,552.48 (▲1.6%)
今週投資家の間では、【AAPL】・【TSLA】・【NVDA】が大きく上昇したことによって湧き上がりました。しかし現実的には指数は殆ど変動してないです。ナスダックはこの3銘柄によって大きく引き上げられていますが、ラッセルに至っては下落です。
今週のこの傾向が続くのかどうかが注目です。但し実際の分割予定日は【AAPL】と【TSLA】が今週末に予定されていて、そこまでこの流れが本当に続くのか?ただこの2つの銘柄が下落した場合は、マーケット全体も下落する可能性が高いので注意です。
来週の注目ポイント
来週の経済指標スケジュール
来週は金曜日に重要な経済指標スケジュールが固まってしまっています。後述するパウエル議長のジャクソンホールでの講演がもしこけたりするとそのままの流れでこれらの指標が悪い場合は金曜日も下落でマーケットが荒れる可能性はあると思います。
8月28日
アメリカ・実質GDP(改定値) 第2四半期
アメリカ・新規失業保険申請件数 08/16 - 08/22
アメリカ・中古住宅販売成約指数 07月
パウエル議長のジャクソンホール講演
8月27日木曜日のNYタイム9時から講演を予定しています。恐らく最も焦点が集まるのが金利に関してのフォワードガイダンスに言及するかどうかだと思います。
FRB議長、政策の枠組み見直しで講演へ-ジャクソンホール会合 - Bloomberg
🔖8/27、ジャクソンホールでパウ爺が、イールドカーブコントロールをしない代わりに、フォワードガイダンスを強化し、物価が2%を超える位まで金利をあげないとする指針を議論していると言えば◎
— 🇺🇸Caster.T2@private investor (@Caster_T2) 2020年8月20日
🔖9/15のFOMC で実質4年後の大統領選まで株高政策を継続すると伝われば◎
🔖バイデンになっても堅調推移◎
ここで金利コントロールに関して名言すれば、マーケットは上昇し続けるかもしれませんが、逆に何も言及しない場合は金利上昇懸念が発生して、マーケットが崩れる可能性があります。そしてその流れで経済指標が3指数とも悪い場合、更にアップルとテスラの分割日が金曜日に来ることを考えると。。。。。
FEDはインフレを2%にしたくてたまりません。その思いが優先してしまって、金利コントロールよりもインフレ率を上昇させることを優先した発言をする可能性も否定できません。
大口の機関投資家がこの辺りを調整ポイントで狙ってきてもおかしくないと思います。とにかく木曜日からのマーケットの流れに注目したいです。
コロナ状況(ポジティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
2週間前と比較しても 2週間前を6日連続で新規死者数は減少してきています。感染者数も減少しつつ、死者数も減少してきているので、後はワクチンが承認されればいよいよ米国はコロナから本格的に脱却できる日が見えてきてる感じはしています。
8月6日158,256人(前日対比1,450人増)
8月7日160,104人(前日対比1,848人増)
8月8日161,356人(前日対比1,252人増)
8月9日162,425人(前日対比1,069人増)
8月10日162,938人(前日対比513人増)
8月11日163,461人(前日対比523人増)
8月12日164,537人(前日対比1076人増)
8月13日166,027人(前日対比1490人増)
8月14日167,110人(前日対比1083人増)
8月15日168,446人(前日対比1336人増)
8月16日169,481人(前日対比1035人増)
8月17日170,052人(前日対比571人増)
8月18日170,497人(前日対比445人増)
8月19日171,821人(前日対比1324人増)
8月20日173,177人(前日対比1356人増)
8月21日174,255人(前日対比1078人増)
8月22日175,406人(前日対比1151人増)
8月23日176,362人(前日対比956人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
米国市場状況(8月第4週)
8月第4週ヒートマップ
【AAPL】実は今週だけで8%以上も上昇してたんですね。【NVDA】は10%近く、【TSLA】に至っては24%も上昇しています。それだけに注目し勝ちなのですが、GAFAM・半導体・MVP・一般消費財と生活必需品とヘルスの一部、それ以外は殆ど上昇していないことがわかります。
いかに資金が偏ってしまっているか、投資家から好まれる銘柄とそうでない銘柄が明確に区別されてしまったのが先週だということがはっきりわかります。
8月第3週ヒートマップ
まとめ
では「【米国株の今週】パウエル議長が木曜日に!週末にかけて警戒か!?」をまとめていきますね!
先週はほぼ展望通りになりましたが。週末にかけて金利が上昇したのが懸念です。また資金が戻って来ているために、今週の木曜日にかけて上昇させてきた株価を一度調整する可能性も無きにしも非ずな気がします。
パウエル議長が何か発言する時は、ほとんど決まって株価が下落してきてるからです。そして金曜日は重要な経済指標発表が続きます。木曜日からのマーケットの流れに注目したいです。
そして今週はもしかしたらGAFAMのアップル以外の銘柄などに資金が集中するかもしれません。住宅関係も回復が見えてきてるのでREIT関係の期待できるかもしれません。セクターローテーションはあまり期待できない気もします。
皆さんの米国株による長期的な投資継続を心から応援しています。
8月第3週のコメントです。備忘録
総括していくと、もちろん経済指標次第ですが、基本的には上に抜けそうな雰囲気があります。経済政策を急いでいない状況、思った以上に経済回復は進んでる可能性があります。
そして先週は金利上昇も懸念されていますが、バフェット氏の動き、そして様々な要素を考えると実質金利がこれ以上上昇する事もあまり考えられません。ただしFOMC議事録後にマーケットがネガティブに受け取るような報道が入らないかは注意必要です。
閑散相場だったので、動くときは大きく動く可能性もありますが、基本的には上昇を目指すマーケットだと思うので、落ち着いて投資していきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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米国株投資家も米国民も待望の追加経済対策がここまで時間がかかってしまったのは、下記ブログに纏めてる内容になります。よかったら状況を再度確認してみてください。
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