米国株は下落しました。ダウ-0.31% ナス-0.57% SP500-0.44% ラッセル+0.15% 自分-0.75%となっています。FOMC前までは全指数上昇傾向だったのが、FOMC議事録で一気にトレンドチェンジしています。
また今日はセクターローテーションが起きそうな状況でもありました。航空・レジャー関係が好調だったからです。ただ今まで不調だったハイテクグロースなども底打ちした感じもあったんです。最終的にはFOMCによってどっちに転ぶかまた少しわからなくなってしまいました。
そんなFOMC議事録中心に米国株まとめをお伝えしたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「米国株はFOMC議事録で下落トレンドへ!議事録の何が問題?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+0.20%
・大豆油指数が+0.16%
・原油価格42.85→42.85ドル/バレル
・ゴールド2004→1937*過去最高値は2011年9月の1920
ゴールドはドル高、ユーロ安もあって急激に下落しました。FOMC発表前は1950まで上昇。しかし後述のFOMC内容を受けてまた下落で1937まで落ちてます。
・10年債0.669→0.685(+2.93%)
・VIX指数+0.75%→+4.79%(22.54)
先物関係は多少リスクオンなのですが、10年債とゴールドの変化が激しかったです。FOMCの内容による金利上昇懸念が主な原因だと思います。これによって株価も下落してる状況です。本当に金利関係に現在敏感なのがマーケットです。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 55,363,169 vs 1日41,567,495
3日前の出来高
10日平均 53,358,612 vs 1日46,375,847
2日前の出来高
10日平均 49,563,575 vs 1日34,810,734
1日前の出来高
10日平均 47,803,878 vs 1日37,944,696
本日の出来高
10日平均 47,485,479 vs 1日63,670,155
SPYの出来高は急激に上昇しています。しかも今日は下落したので、大口機関がかなり売りに走ってると考えられます。特にアマゾンなどは-1.7%なので大きく売られていますね。この傾向が明日も続くとマーケットは崩れる可能性もあるので注意が必要です。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 35,297,655 vs 1日38,465,243(VOO2,945,014)
3日前の出来高
10日平均 36,431,394 vs 1日31,718,861(VOO4,071,650)
2日前の出来高
10日平均 35,443,520 vs 1日30,668,583(VOO2,087,137)
1日前の出来高
10日平均 32,419,993 vs 1日23,084,241(VOO2,395,535)
本日の出来高
10日平均 32,281,814 vs 1日31,855,774(VOO2,481,808)
QQQの出来高は昨日よりは上昇していますが、それほど多くはないです。VOOも同様です。となると大口は売りに走って、個人投資家はそこまで大きくは動いてないという予想ができると思います。
FOMC議事録(ニュートラル)
FOMC議事録内容
・コロナウイルスが経済に与える影響が続くことへの懸念を表明
・委員会メンバーは国債のイールドカーブをコントロールするために債券購入を使用することに懐疑的な考え
・政策金利は0-0.25bpでキープすることを表明
・一部では、パンデミックが続いた場合の財務的安定性のリスクを懸念する声もあり
・多くの参加者は、giji経済回復を促進し、インフレ率を2%に戻すためには、追加の金融的支援・貸付が必要であると提案
・ 今年後半の実質GDPの回復率や失業率の低下ペースは、前回予想をやや下回る見通し
FOMC議事録内容としては、当たり前というか当然の内容だと思います。ただしこの内容を受けて金・銀下落、ドル高、株安になりました。あくまでこれは私見なんですが、内容に今の金利状況をキープするための具体的な施策がなくて、それが嫌気されて上記状況になったんじゃないかと考えています。
コロナ状況(ニュートラル)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
2週間前は1403人増で、本日は1324人増です。2週間前を2日連続で下回ってきました。コロナからの回復状況に入ってきたかもしれません。実態経済はまだまだボロボロですが、コロナ死者数が減少してきてるのは凄くポジティブです。
7月30日150,713人(前日対比1457人増)
7月31日150,713人(前日対比1357人増)
8月1日151,957人(前日対比1244人増)
8月2日154,447人(前日対比1133人増)
8月3日154,860人(前日対比413人増)
8月4日155,403人(前日対比543人増)
8月5日156,806人(前日対比1,403人増)
8月6日158,256人(前日対比1,450人増)
8月7日160,104人(前日対比1,848人増)
8月8日161,356人(前日対比1,252人増)
8月9日162,425人(前日対比1,069人増)
8月10日162,938人(前日対比513人増)
8月11日163,461人(前日対比523人増)
8月12日164,537人(前日対比1076人増)
8月13日166,027人(前日対比1490人増)
8月14日167,110人(前日対比1083人増)
8月15日168,446人(前日対比1336人増)
8月16日169,481人(前日対比1035人増)
8月17日170,052人(前日対比571人増)
8月18日170,497人(前日対比445人増)
8月19日171,821人(前日対比1324人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
今週の経済指標スケジュール
8月20日21時30分
新規失業保険申請件数
8月21日21時30分
アメリカ・中古住宅販売件数 07月
まとめ
では「米国株はFOMC議事録で下落トレンドへ!議事録の何が問題?」をまとめていきますね!
最近のFOMC関係のイベント日における株価下落の確立の高さは注意ですね。とにかくマーケットの期待値が上がりきってる状況でFOMCに突入するので、少しでもマーケットの意にそぐわないと直ぐ下落するように見えます。
今回は金利に関しての具体的な対応策が無かったのが本当に影響が大きかったと思います。自分もその点は何かしら補足があるんじゃないかと期待してたくらいです。
とはいえ、何かが変わるわけではないので、動向を見守るしかないです。一点気になるのが大口機関が今日は非常に大きな売りをだしています。この傾向が続くと一度マーケットが冷える可能性があるのでその点は注意です。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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