米国株は一時S&P500が最高値を更新しました。ダウ-0.24% ナス+0.73 SP500+0.23% ラッセル-0.99% 自分+2.61%となっています。一時S&P500は3395.6をマーク→しかし一気に利確売りが入って下落、そこから指標関係の反発や追加経済政策のポジティブニュースで上昇といった流れでした。
ただし、本日もハイテクに資金が集中している状況になっています。特にGAFAMのアマゾンが非常に強く+4%でマーケットを引っ張っていましたね。本日の状況をまとめつつ、明日の注意点や追加経済政策の進捗状況をお伝えしたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「米国株はS&P500最高値達成!アマゾン大躍進!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+0.54%
・大豆油指数が+1.14%
・原油価格42.85→42.57ドル/バレル
・ゴールド1985→2004*過去最高値は2011年9月の1920
ゴールドは一時S&P500が最高値を達成した瞬間に、反落しました。1976まで一気に下落しています。その後急反発しています。
・10年債0.687→0.669(▲1.91%)*一時0.657まで下落
・VIX指数▲3.17%→+0.75%(21.51)
本日は一見するとリスクオンにかなり偏ってるように見えますが、出来高も多くなく、一部銘柄に資金が集中していて、S&P500が最高値を達成したお祭り状況では明らかにないですね。まだ投資家の迷いが見えるマーケットだと思います。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 54,825,972 vs 1日53,345,673
3日前の出来高
10日平均 55,363,169 vs 1日41,567,495
2日前の出来高
10日平均 53,358,612 vs 1日46,375,847
1日前の出来高
10日平均 49,563,575 vs 1日34,810,734
本日の出来高
10日平均 47,803,878 vs 1日37,944,696
SPYの出来高は10日平均よりは下がりましたが、昨日より上昇しています。特にGAFAM系は機関・大口投資家が買い支えてるのもあるみたいです。特にアマゾンの出来高は10日平均3,550,561に対して、本日は5,329,275 なので約1.5倍の出来高になっています。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 34,117,462 vs 1日41,895,388(VOO3,512,818)
3日前の出来高
10日平均 35,297,655 vs 1日38,465,243(VOO2,945,014)
2日前の出来高
10日平均 36,431,394 vs 1日31,718,861(VOO4,071,650)
1日前の出来高
10日平均 35,443,520 vs 1日30,668,583(VOO2,087,137)
本日の出来高
10日平均 32,419,993 vs 1日23,084,241(VOO2,395,535)
QQQの出来高は非常に少ないです。SPYはGAFAMの買い支え、大口が投資してる事によって出来高は上がっていましたが、逆に個人投資家はまだまだ資金を株式には入れてないと考えられそうです。
追加経済政策進展(ポジティブ)
共和党は民主党提案の郵便局支援を合意する方向で歩みよってるみたいです。これは選挙投票を郵便で可能にすることをサポートします。これが合意されると民主党が選挙面では有利になります。
ただその見返りとして民主党下院議長ペロシさんが2兆ドルから譲らなかったのを1.5兆ドルでも合意するといったような歩み寄りを見せてると報道がはいっています。
まだ直ぐに決着するわけではないと思いますが、この報道を受けてマーケットは好感しています。
経済指標(ポジティブ)
住宅着工件数(7月)21:30
結果 149.5万件
予想 132.6万件 前回 125.8万件(124.1万件から修正)(住宅建築許可件数)
結果 18.8%
予想 5.4% 前回 3.5%(2.1%から修正)(住宅建築許可件数(前月比))
結果 149.6万件
予想 124.5万件 前回 122.0万件(118.6万件から修正)(住宅着工件数)
結果 22.6%
予想 5.0% 前回 17.5%(17.3%から修正)(住宅着工件数(前月比))
住宅指数は非常に好調でした。全ての予想と前回値より上昇しています。先行指標としての住宅関係が堅調という事は、景気が上向きになりつつあると考えられるので、ポジティブに捉えていいと思います。実際本日は住宅REIT関係は2%程上昇していました。
マーケット状況
今日のヒートマップを確認してみます。GAFAMや一部ハイテク銘柄・生活必需品・へ刷るケア住宅REIT関係以外は見事に真っ赤です。資金が非常に偏ってるのがわかると思います。とてもS&P500が一時最高値を達成した状況には見えないですよね。
コロナ状況(ニュートラル)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
2週間前は543人増で、本日は445人増です。2週間前を下回ってきました。この傾向が続くのかどうか。そしてここからは自分の私見ですが、ワクチン銘柄の不調はこの状況が影響してるんじゃないかと思っています。もちろん必要なのですが、但し現在のバリュエーションを担保するほどの期待値を集めなくなってきてるのでは?と感じています。
7月29日149,256人(前日対比1245人増)
7月30日150,713人(前日対比1457人増)
7月31日150,713人(前日対比1357人増)
8月1日151,957人(前日対比1244人増)
8月2日154,447人(前日対比1133人増)
8月3日154,860人(前日対比413人増)
8月4日155,403人(前日対比543人増)
8月5日156,806人(前日対比1,403人増)
8月6日158,256人(前日対比1,450人増)
8月7日160,104人(前日対比1,848人増)
8月8日161,356人(前日対比1,252人増)
8月9日162,425人(前日対比1,069人増)
8月10日162,938人(前日対比513人増)
8月11日163,461人(前日対比523人増)
8月12日164,537人(前日対比1076人増)
8月13日166,027人(前日対比1490人増)
8月14日167,110人(前日対比1083人増)
8月15日168,446人(前日対比1336人増)
8月16日169,481人(前日対比1035人増)
8月17日170,052人(前日対比571人増)
8月18日170,497人(前日対比445人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
今週の経済指標スケジュール
8月20日3時
アメリカ・FOMC議事録 07月
8月20日21時30分
新規失業保険申請件数
8月21日21時30分
アメリカ・中古住宅販売件数 07月
まとめ
では「米国株はS&P500最高値達成!?アマゾン大躍進!」をまとめていきますね!
明日は8月20日のFOMC議事録前なので様子見でマーケットの動きは非常に静かになる可能性があります。その場合は8月20日からまた大きく動く可能性もあるので、PFの見直しや整理を進めてもいいかもしれないですね。
また追加経済政策に少しポジティブな進展があったのは、マーケットには好感されていますね。ただまだ大きく進展したわけではないので、9月までは我慢の時が続きそうです。
ワクチン銘柄に関してもコロナ死者数の減少傾向も含めて私見を述べましたが、投資家の皆さんがしっかり戦略を考えて売買した方がよさそうです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
↓応援ポチっとありがとうございます!↓
↓面白かったら是非ともシェア願います↓
<あわせて読みたい!みたい!>
米国株投資家も米国民も待望の追加経済対策がここまで時間がかかってしまったのは、下記ブログに纏めてる内容になります。よかったら状況を再度確認してみてください。
トレーディングビューは登録するだけの無料コンテンツが非常に使いやすいです。チャートでのMACD、ボリューム、RSIでチャート分析。またセクターでのトレンド分析で非常に使いやすいので、是非とも活用してみてください。