大統領選挙の最新情報をここで一度確認しておきたいと思います。トランプ大統領再選かバイデン候補が大統領になるかで投資家は対応が変わってくるので、 米国株投資家としては都度チェックしておきたいところです。
ブルームバーグの最終情報ではABCニュースのまとめで、バイデン候補がトランプ大統領に15%の差をつけたと報道されています。これは直近で最大の格差になっています。
トランプ大統領は再選できるのか?そして現時点で想定される情報などを一度簡単に纏めておきたいと思います。配当課税が不利になると言われていますが、その理由も記載しておきます。
改めてお伝えしますが、自分はトランプ派でもバイデン派でも共和党・民主党支持のどちらでもありません。情報をニュートラルにまとめますので、ご了承ください。
では米国株投資家もみあげの「トランプ大統領が苦戦中!バイデン候補優勢・投資家はどうする?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
直近最大の差が発生
民主党のジョー・バイデンは、ドナルド・トランプ大統領の上に15%ポイントのリードを持っており、日曜日に発表されたABCニュース/ワシントン・ポストの世論調査では、有権者の間で10ポイント上昇している。
上記理由はコロナウィルス対応に関してのトランプ大統領の批判からの上昇という事です。確かに今更マスクしろと言っちゃえばこうなっちゃいますよね。
但し平均値はまだ8ポイント差というデータがあります。あくまでABCニュースという事で差し引いてみる必要もありそうですね。
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メディアの傾向まとめ
米国のメディアは共和党寄りか民主党寄りかで明確に異なっています。一度この情報も整理しておきますね。今回報道があったABCニュースやワシントンポストは民主党寄りです。
ABCは民主党寄りの信用度は80%、共和党寄りの人は60%です。ちなみにトランプ大統領お抱えのメディアと言われるFOXニュースは民主党寄りの信用度は40%、共和党側から70%と30%も差がつきます。
最新調査で分かった、アメリカで最も信用されている/信用されていないニュースメディア | Business Insider Japan
州毎の支持率状況
州毎の支持率状況
州毎の支持率状況をチェックしておきます。赤色はトランプ寄り、青色はバイデン寄り、色が濃いほど支持率が高くなります。
https://www.realclearpolitics.com/epolls/2020/president/2020_elections_electoral_college_map.html
そしておわかりのようにトランプ大統領は100選挙人以上差をつけられています。今更これは驚く事では実はないのですが、ただしグレー部分のToss Upが問題です。どちらにつくかわからない州ですね。
トランプ大統領苦戦
トランプ大統領が苦戦していることがまとめられています。こちらは2020年6月16日のデータです。Toss upNo州のFL・PA・WI・MIで全てバイデン候補にリードを許しています。これは非常に厳しいです。
そして前回の大統領選で選挙人が38人もいるテキサス州をトランプ大統領は奪取したのですが、今回共和党の州知事アボットさんの対応によって、コロナ感染が急激に拡大して最も問題になってる州の1つがテキサスです。
これによって、足元の基盤がぐらついてる可能性があるのは否定できません。
トランプとバイデンの違い
政策の違い
トランプ大統領とバイデン候補の政策の違いをまとめておきますね。
凄く端的に表すとトランプ大統領は経済優先・株価大事、バイデン候補は富裕層との格差✖でリベラルといったイメージで区分けしていいかと。
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/27280?page=4
注目4点
税金・TAX)
法人税:トランプ大統領は現在の法人税21%を維持、バイデン候補は法人税28%に戻したい。
米中関税:トランプ大統領は関税引き上げ、バイデン候補は無し
→この2つの差があるために、もしバイデン候補になっても株価に大きな影響は出ないんじゃないかと言われ始めました。(単純な株価影響度は法人税増税の場合は12%から15%と予想されてる)
米中)
米中問題:自分はトランプ大統領はただ中国とはプロレスしてる認識ですが、バイデン候補になったからといって必ずしも米中関係はよくなるとは思ってはいません。
パリ協定)
パリ協定は1997年に採択された京都議定書以来18年ぶりとなる気候変動に関する国際的枠組みであり、気候変動枠組条約に加盟する全196カ国全てが参加する枠組みとしては史上初の協定です。この協定への復帰をバイデン候補は名言しています。
→よってESG投資などが注目されてきていますね。それはパリ協定が理由です。
投資家への課税)
キャピタル税・配当税ともに増税する可能性を示唆しています。ただしキャピタル税は売却しなければ発生しません。そしてキャピタルは特にハイテク関係などはバイデン候補の方がリベラルなので上昇すると言われています。
https://jp.reuters.com/article/biden-investors-us-election-idJPKBN2430BF
よって配当課税が増税されると特に高配当系がダメージを受けるという事で、高配当銘柄が更に不人気になっている背景があると思えばいいかと。
まとめ
では「トランプ大統領が苦戦中!バイデン候補優勢・投資家はどうする?」をまとめていきますね!
トランプ大統領が苦戦してる報道でしたが、ABCニュースなので話半分で受け取っていいと思います。ただしToss upの州で苦戦してるのは本当だと思います。テキサス州も状況は良くないです。トランプ大統領が再選することを楽観視は出来ないでしょう。
ESG投資が今後注目され、配当金をメインで行う投資家が苦難の状況は例えトランプ大統領で合っても変わらない気がしますし(高配当銘柄は金融・エネルギー・公益などなので低金利状況だと不利)、バイデン候補だと更にその状況が加速しそうです。
大統領選挙の状況はこれからもタイミングをみてアップデートしていきたいと思います。
では皆さんの米国株投資による長期的な素晴らしい資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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こちらは以前記事にしたトランプ大統領の支持率低下理由に関してです。こちらの流れが今回にも影響してるので是非読んでみてください。
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