先週は予想以上に上昇した週だったと言えます。出来高は相変わらず少ないですが、コロナにおいては死亡率が下落しつつあり、感染拡大は広がっているにも関わらず各指数は上昇しています。
来週は重要な指数の発表は特に予定されていませんが、一つ注目するとしたらサンフランシスコ連銀総裁、リッチモンド連銀総裁 オンライン討論会でしょうか。
来週においては上記以外では3つのチェックポイントがあると考えています。そしてそれ以外にも投資家は準備の週間と考えてもいいかもしれません。
では米国株投資家もみあげの「【米国株】先週振り返りと3つのチェックポイント!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週の指数
今週もナスダック指数が非常に強かったです。コロナ拡大のニュースが入る中においても、ナスダック銘柄は力強い上昇を見せてる事が理由だと思います。
各種指数の変動
・ダウ:25015.55→25827.36(+3.2%)
・ナスダック:9757.22→10207.63(+4.6%)
・SP500:3009.05→3130.01(+4.0%)
・ラッセル2000:1378.78→1431.86(+3.8%)
ダウは最終日の金融・エネルギーの下落などに引っ張られて最も低調な指数になっています。ラッセル2000が堅調に上昇したのはポジティブ材料として投資家としては歓迎できる結果だと思います。
先週の経済指標
6月雇用統計
結果 476.7万人
予想 300.0万人 前回 323.2万人(309.4万人から修正)
6月ISM製造業景気指数
景気指数 52.6(43.1)
新規受注 56.4(31.8)
新規失業保険申請件数
結果 142.7万件
予想 135.0万件 前回 148.2万件(148.0万件から修正)(前週比)
雇用統計とISM製造業景況指数は〇でした。ただ新規失業保険申請件数は依然として高止まりしています。雇用統計は予想以上でしたが、マーケットは織り込み済み。今後は失業者など更に細かい数字が注目されそうです。
コロナ感染状況
1.コロナ感染拡大本格化
米国のコロナ感染者数は過去最大に膨れ上がっています。今回は米国50州の経済再開状況を確認しておきたいと思います。現在6州が経済再開が巻き戻し状況になっています。これ以上増えるかどうか、それがポイントになりそうです。
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
死者数は正に一進一退です。
6月27日125,539人(前日対比500人増)
6月28日125,804人(前日対比265人増)
6月30日126,140人(前日対比336人増)
7月1日127,410人(前日対比1270人増)
7月2日128,062人(前日対比652人増)
7月3日128,740人(前日対比678人増)
7月4日129,434人(前日対比694人増)
米国市場状況(7月第1週)
7月第1週ヒートマップ
今週はセクターで明暗が分かれました。アップルは店舗追加閉鎖がネガティブに、FBは急激に先週の下落から回復しましたが、木曜日に下落。
【AMZN】【MSFT】は今週も非常に強かったです。それ以外としてはラッセル2000も好調とあって、REIT関係、そして公益銘柄も上昇が目立ちます。ヘルスケアは特に【PFE】ファイザーがコロナワクチンのポジティブニュースの為に7%の上昇と非常に好調でした。
6月第4週ヒートマップ
銘柄選定
今週は銘柄選定というよりもどちらかというと、見極め週間になるのじゃないでしょうか。特にハイテクグロース銘柄は直近非常に株価が上昇しています。決算時期も近づいてきてるので、現在の株価が決算予想に耐えられる株価かどうかを見極めるタイミングだと思います。
7月13日から金融セクターをはじめとして大型銘柄の決算も続きます。大型銘柄に投資していて、現状余りパフォーマンスが良くない銘柄に関しても見極めるいいタイミングだと思えます。
今後コロナの状況が落ち着けばまだ上昇余地の可能性がありますが、シラーPERなどは既に30近くです。欲張りすぎないでご自身のPFを少し整理するいいタイミングだと思います。
https://www.multpl.com/shiller-pe
来週のチェックポイント
来週のチェックポイントとしては3点あると思います。
・コロナ感染拡大が現状想定してる以上に拡大しない事。(州の経済再開がこれ以上巻き戻しされない事。)
・トランプ大統領が予定してる米国民への現金給付が現実的な話になるかどうか。
・7月末で期限切れとなる条項が多いコロナ経済対策案の追加政策で進展があるかどうか。
政策的な部分が多くなりますが、上記3点を自分としてはチェックポイントとして注意していきたいと考えています。
まとめ
では「【米国株】先週振り返りと3つのチェックポイント!」をまとめていきますね!
先週は自分の予想は外れましたね。独立記念日前は上昇アノマリーがあると聞きましたが、今のイレギュラーの状況でも上昇しました。
今週は丁度狭間の週間になると思います。最近ボラティリティが非常に高いので、少し落ち着く週になると思いたいですし、なって欲しい所です。ボラティリティが穏やかになれば、投資家にとっては自分自身のポートフォリオを見つめ直すいいタイミングになると思います。
決算も近い時期なので、今後も永続的にホールドできる銘柄を見極めていく投資家にとってじっくり検討する大切な時間になるかもしれません。
6月第4週のコメントです。備忘録
恐らく月曜日も大きな上昇は望めないと思います。そして下落が来た時に押し目と考えて飛びつきたくなるかもしれません。ただそれは現状は大きなリスクを抱える事を考慮した方がいいと思います。
特に7月3日・4日・5日と米国市場は3連休です。悪い事に雇用統計がその3連休前に発表となっています。前回はサプライズで大きく上昇しましたが、今回は逆サプライズの可能性もあり得ます。大きく資金を動かしすぎない方が賢明だと考えます。
ペンス副大統領が選挙活動による集会は表現の自由として、集会禁止されることはあり得ないと語っています。まだ米国人はそんな認識でもあります。感染拡大が簡単には止まる事もなさそうです。投資家は冷静に慎重に現金余力には余裕をもちつつ投資を継続していきたいですね。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
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投資家待望の1兆ドルの経済対策や現金給付はまだまだ時間がかかりそうです。それを大統領選挙とコロナ拡大地域から紐づけて検証しています。是非よんでみてください。
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