本日米国株は迷走しました。ダウ-0.3% ナス+0.95% SP500+0.5% ラッセル-0.97% my+0.85%となっています。勝敗が本日は完全にわかれました。ダウとラッセルが非常に弱いです。特にダウは引け間際に大きく下げています。
セクター的にはGAFAM・REIT・公益とハイテクグロースが非常に強かったです。
今日は一見すると好調のようにも見えますが、実は指数によっては思わしくない部分もあるので、資金が単純に一定の分野に集まった結果だとも言えるかと思います。
ワクチンのポジティブニュースもありましたが、正常化するというよりはますますwithコロナの様相を呈してる象徴がトランプ大統領の発言にも見えてると思います。
そんな本日の米国株状況をまとめてます。是非最後まで読んでくださいね。
では米国株投資家もみあげの「米国株堅調に上昇!理由はコロナ死者数減少か?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+0.85%
・大豆油指数が+0.79%
・原油価格39.31→39.74ドル/バレル
・ゴールド1781→1789→1759→1770*過去最高値は2011年9月の1920
・10年債0.657→0.676
・VIX指数▲4.25%→▲5.95%(28.20まで)
指数的には実は大きな動きはありません。VIX指数が30を下回った位でしょうか。ただマーケット引け間際には大きく売られています。出来高も少ないです。これは3連休もあり、明日の雇用統計に対しても利確してる動きも関係してると思います。
重要経済指標(プラマイゼロ)
6月ISM製造業景気指数
景気指数 52.6(43.1)
新規受注 56.4(31.8)
生産 57.3(33.2)
雇用 42.1(32.1)
入荷遅延 56.9(68.0)
在庫 50.5(50.4)
仕入価格 51.3(40.8)
輸出 47.6(39.5)
こちらの数字は素直に好感していいと思います。景気指数が分岐点の50を超えてきたからです。景気が上向きになりつつあると考えられます。ただ気になるのがそれでも資本財は上昇してないんですよね。それは雇用の戻りが鈍い事も関係してる気がします。
ADP雇用者数(6月)
結果 236.9万人
予想 290.0万人 前回 306.5万人(-276.0万人から修正)(前月比)
ADP雇用統計はいい数字は出ないと思っていましたが、予想通りです。明日発表予定の雇用統計は下記予想になっています。これもおそらく予想を上回る事はない気がします。
雇用統計6月予想
非農業部門雇用者数は300万人増
予想12.1%(前回13.3%)
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
昨日の出来高
10日平均109,842,646 vs 1日101,054,110
本日の出来高
10日平均98,630,837 vs 1日71,683,250
連休前という事もあって出来高は大きく下がっています。明日の雇用統計に備えてる可能性も高いです。明日の出来高は特に要注意だと思います。
ワクチン進展!(微プラス)
自分はワクチンに関しては専門的な知識を持っているわけではないので、医療分野に詳しいフォロワーさんの@AkiGlobe アキさんのツイートをご紹介です。少なくともワクチン開発にはポジティブみたいですね。
バイオンテックとファイザーのPhase 1/2の試験結果の中間報告:
— アキ@日米豪株投資 (@AkiGlobe) 2020年7月1日
✅ワクチン接種した人に、COVID-19から回復した人以上の抗体が観察された
✅副作用は疲労感、頭痛、寒気など。深刻な副作用はなし
ワクチンが効くということで両方の企業の株価、そして相場全体が上昇。https://t.co/20tpeXgOvo
ただおわってみれば、【BNTX】は-4.29% 【PFE】は+3.29%、これはもちろんテクニカル的な面もあり、【BNTX】が利確されたこともありそうですが、ロビンフッターの買い支えも関係してるかもしれません。(*ロビンフッドは全米で最も人気があるトレード用アプリです。)
今日のロビンフッター
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2020年7月1日
これ見てみると面白いよ。
BNTX とPFE の差はこれかもしれないね。
BNTXは-3.9%、PFEは+3.18%
PFEは出来高7000プラス、BNTXは欄外で50位1000プラス
需要の差が大きい。
大口が売ったのを個人がPFEは買い支えたって事になる? pic.twitter.com/42Cywzc0mN
トランプ大統領がマスク!?(withコロナ)
実はこれはあまり大きなマーケットの動きにはつながっていないとは思いますが、トランプ大統領の今日の発言は非常に大きな意味を持っていると考えています。
「マスクに賛成だが、命令される必要なはいと考えている。」です。今まで頑なに賛成はしてこなかったのに、マスクをしてると弱弱しく見えると言ってきた大統領がです。
自分はこの一言は米国として本気でwithコロナを我慢するしかないと切り替えつつある象徴的な発言の気がしています。
またもう一つ大事な発言がありました。
トランプ氏は、次のコロナウイルス救済法案で民主党よりもアメリカ人へのより高額な支払いを支持しているという。事です。これはポジティブなニュースになりそうです。
コロナ感染状況(一進一退)
本日のコロナ報道
・ロサンゼルス郡がダイニングバーを閉じるように指令
・カリフォルニアは店内レストランでの食事禁止命令
・フロリダが1週間平均5.7%増加率から本日は4.3%に増加(6500人増加)
・アップルがコロナウイルス増加に伴い、米国7つの州で20店舗以上の店舗を閉鎖
・ペンシルバニア州がマスクを家庭外で着用義務化
・アリゾナは過去最高感染者増加1日4878人増加、合計84093人
本格的にwithコロナで織り込みだしてる動きが見え隠れしてきてる感じがするので、感染者数と死亡者数に注目していく必要があります。
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
死者数は正に一進一退です。また新たに増加してしまったので、この数字が落ち着くかどうかは要注意です。
6月25日124,416人(前日対比2437人増)6月27日は株価急落
6月26日125,039人(前日対比623人増)
6月27日125,539人(前日対比500人増)
6月28日125,804人(前日対比265人増)
6月30日126,140人(前日対比336人増)
7月1日127,410人(前日対比1270人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株堅調に上昇!理由はコロナ死者数減少か?」をまとめていきますね!
今日の指標関係をおさらいしておきます。
・BNTX、PFEのワクチンポジティブ〇
・ISM製造業景況指数〇
・ADP雇用統計▲
トランプ大統領の発言をピックしましたが、withコロナの象徴としました。これはマスクに関して肯定的でないと、今の状況だと支持率にもつながらないとも言えます。とにかく感染数と死亡者数を減らしつつも長く付き合う必要があるという事だとも考えられますよね。
明日はいよいよ雇用統計の発表です。ADP雇用統計からするとポジティブサプライズは期待できそうにもないですが、withコロナの状況を考慮しながら投資家は慎重に投資を継続していきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期的な素晴らしい資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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