本日米国株は急落です。ダウ-2.84% ナス-2.59% SP500-2.42% ラッセル-2.44% my pf -1.57%となっています。ダウが一時25000を割り増したが、なんとか終わりに25000をキープした状況です。
今日の下落理由は大きく2つ。1つは昨日の間違い直しによる株価巻き戻し、そしてもう1つはコロナ感染拡大による経済再開ストップが本格化してきたことになると思います。
更にGAFAMの一角を占める【FB】フェースブックにもネガティブなニュースが入ったためにそれが更にマイナスを加速させたと思います。
毎日どちらに転ぶかわからない、常に投資家の進む道を迷わせるハイボラティリティマーケットが続いてます。
では米国株投資家もみあげの「米国株急落!2つの理由は間違い直しとコロナ本格化」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が▲0.71%
・大豆油指数が▲0.73%
・原油価格39→38.17ドル/バレル
・ゴールド1764→1770*過去最高値は2011年9月の1920
・10年債0.683→0.645
・VIX指数▲4.79%→+7.79%
本日ゴールド以外は全ての指数がリスクオフになりました。悪い事が重なったともいえますし、コロナ感染拡大に対してマーケットの楽観的な見方が通用しなくなってるようにも見えます。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
昨日の出来高
10日平均125,304,402vs 1日87,981,311
本日の出来高
10日平均113,326,843vs 1日126,191,909
出来高が本日上昇しているのがわかります。ネガティブニュースに合わせて先日お伝えしていた、年金基幹などの大口投資家が株式を売却してる状況である事が想像つきます。
ストレステスト(大マイナス)
米連邦準備制度理事会(FRB)が主要銀行のストレステスト結果を発表することに投資家が注目したため、主要銀行の株式は取引の最終時間にその日の最高値に跳ね上がりました。そしてマーケットもこの流れにつられて昨日は上昇
→しかしその後ストレステストにおいて、
①自社株買い禁止、②配当上限(増配制限)、③資本本計画年内再提出の指示がFEDから入り、特に②と③に関してマーケットがネガティブに反応で、銀行株は時間外で売られました。
要するに本日の下落の原因の一つとしては昨日上昇した間違いを訂正するための巻き戻しが一つの要素としてあると思います。
ストレステストの結果は米国で営業している大手金融機関を対象とするストレステスト(健全性審査)と包括的資本分析(CCAR)の結果を含みます。
コロナ感染拡大(大マイナス)
本日のコロナ報道
・フロリダが1週間平均の感染率が4.1%から7.8%と約2倍も増加しています。
→フロリダ州はバーなどでのアルコール類提供を禁止すると発表
・テキサス州は州内で新型コロナ感染者が急増しているために、バーの営業を停止し、レストランは入店制限を強化(既に経済再開の次のステップはストップ)
・カリフォルニア州のサンフランシスコが月曜日予定だった経済再開をストップ
コロナ状況グラフ
コロナ感染者数のグラフです。折角ずっと減らしてきたのに、遂に1日の感染者増加数が最悪期を更新しました。確かに検査数の拡大もある。エリアも違う州なのですが、流石に米国人のこの対応の悪さ・認識の甘さは驚きと落胆が大きいですね。
https://www.cnbc.com/2020/06/25/coronavirus-live-updates.html
FB顧客離れ(マイナス)
【FB】Facebookと【TWTR】Twitterが本日ユニリーバによる2020年度の広告停止を受けて大きく下げています。理由はヘイトスピーチという事。特にFacebookにおいては、広告内容に黒人の人種差別的広告に制限などを設けないというザッカーバーグ氏の表明によって逆風が吹き荒れています。
更に【FB】に関しては米国ホンダも7月度の広告を中止することが発表されています。
【FB】がGAFAMの一角を担うマーケットでの時価総額を占める割合が非常に大きいです。本日の下落を更に大きなものにしてるのはこの【FB】の下落と無関係とはいえないです。
更にトランプ政権は暴力的または犯罪的な抗議記事に対する措置を取るためにFACEBOOK、ツイッターに要請しています。これは火に油を注ぐ気がします。
まとめ
では「米国株急落!2つの理由は間違い直しとコロナ本格化」をまとめていきますね!
そもそも昨日の上昇が間違っていたと思います。ストレステストを楽観視して無理やり上昇させてしまったために、今日の下落が余計大きくなりました。そしてコロナ感染拡大の本格化です。
上記の状況が、大口機関投資家の売り口実に最適な状況を作り出してしまったと思われます。テキサス・フロリダが経済活動を制限しだしています。サンフランシスコも次のステップへ進むのがストップです。感染拡大地域、アリゾナ・ノースカロライナなども続く可能性が高いです。
ペンス副大統領はこの状況に再度ソーシャルディスタンスを守る事を国民に協調。(今更ですが)、コロナ対策タスクフォースが久しぶりに感染拡大防止を呼び掛けています。
来週もwithコロナのマーケット状況は続くと思います。本当にボラティリティが激しいので疲れるかもしれないですが、平常心で無理はしない。大切にしていきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期的な素晴らしい資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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