今回は米国株のチャレンジ銘柄10選を紹介しようと思います。今は既に米国株が高値の状況になってしまっていて、満足いく投資先が見つからない投資家も多いんじゃないでしょうか。
今回紹介する銘柄は決して安定してるわけではないですし、リスクもしっかりありますが、チャレンジしてみても面白いかもしれないという銘柄10選です。既に皆さんが知ってるような金融やエネルギーセクターの紹介ではないですが、ハイリターンを望んでる投資家向けだと思ってください。
では米国株投資家もみあげの「【米国株】チャレンジ銘柄10選!リスクをとってハイリターンを狙える!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
S&P500は既に割高
現在の経済状況ですが、リーマンショック以来の最悪の水準の指標がバンバン出てくるにもかかわらず、S&P500は既に割高水準にあります。
S&P500インデックスの予想12ヶ月P/Eレシオは18.5で、5年平均(16.7)を上回り、10年平均(15.0)を上回っています。言ってみれば、既にコロナショックはなかったことになっていて、景気は先を見ると上向きだと株価は織り込んでる状況になっています。
果たして本当にそうなのでしょうか?とてもじゃないが信じられないですが、とはいえ株価は株価なので、自分の投資方針としてはインデックス投資でもいいですが、流石にこの局面でインデックス投資家じゃない自分はちょっともったいないかなって思ってしまいます。
よって、少しでも今の状況でも割安な銘柄に投資をしていきたいと考えています。その中でチャレンジ銘柄として今回はいくつか紹介したいと思います。
チャレンジ銘柄10選
チャレンジ銘柄としては全部で10選になります。
・リゾート・コンテンツ銘柄:【DIS】
・航空銘柄:【BA】・【LUV】・【UAL】・【DAL】・【AAL】
・製薬(バイオ)銘柄:【GILD】【MRNA】
・BDC銘柄:【ARCC】【HTGC】
リゾート・コンテンツ銘柄
【DIS】ディズニーがここに入ってくるのは意外な投資家が多いんじゃないでしょうか?理由としては予想以上に財務が厳しくなっている事を象徴するニュースがあったからです。従業員の約半数の10万人への給与支払いストップです。
https://www.ft.com/content/db574838-0f40-41ce-9bcd-75039f8cb288
7月の配当は継続予定、役員報酬は減額もありましたが、キープされる予定です。月間約540億円のコストセーブです。
元々財務的に問題がある事は指摘されていて、負債率は92%程の財務状況でした。財務的に余裕がない事はわかっていましたが、コスト削減に手を付けたことになります。
従業員には週600ドルの手当てと政府から失業保険が支給される事になります。
【DIS】ディズニーはパーク売り上げが全体の30%程を占めています。これがほぼ数か月間0になるリスクと、更に映画関係の撮影が大幅に遅れます。これを好調なディズニー+が穴埋めできるか、投資家の判断に委ねられそうです。
航空銘柄
航空銘柄の特徴
航空機銘柄なら【BA】ボーイング。
航空会社銘柄で【LUV】サウスウェスト・【UAL】ユナイテッド・【DAL】デルタ・【AAL】アメリカンの4銘柄になります。
1年間のチャートを見てみます。S&P500と比較するとどれもこれも割安に見えて仕方がないです。
*Bloomberg(オレンジS&P500)
確かに今これらの銘柄達は非常に見た目は割安です。但しこれらの銘柄に共通しているのは政府からの支援金によって生かされてる状態である事。
米国政府は10社を選定して3.4兆円の支援を行う予定ですが、下記条件を守ることが前提条件です。
▽従業員の雇用を維持することが求められる
▽自社の株式を買い入れる「自社株買い」などが禁じられる
直近のニュース
デルタ航空570億円の赤字 1~3月期、コロナで旅客急減
→デルタ航空のバスティアンCEOは新型コロナで4~6月期の売上高が前年同期比で90%減る見通しを示した
デルタ航空570億円の赤字 1~3月期、コロナで旅客急減 (写真=ロイター) :日本経済新聞
ユナイテッド航空 1100億円の公募増資を発表
ユナイテッド航空 1100億円の公募増資を発表 :日本経済新聞
政府の方針が変われば、変動も大きいです。長期で持つよりは短・中期で持って利益をとる投資方針の方が適していると思います。ボーイングが倒産はないとは思うけど、航空会社株は倒産のリスクは十分ありえると考えています。
ユーチューバーともさんの航空業界の分析は秀逸なので、是非見てみてください。
製薬銘柄(バイオ)
製薬銘柄であるなら【GILD】【MRNA】などが挙げられます
【GILD】ギリアドはレムデシビルにおいて治験効果があることが報道されて一気に株価爆上げ。
【MRNA】モデルナは米政府が520億円支援することでこちらも株価が10%以上の急上昇をしています。
→ただ2社とも直近ネガティブなニュースで少し株価が下落しました。また既に高値にあるので、逆に投資はチャレンジの状況でもあります。
1年間のチャートを見るとこの2銘柄がどれだけ上昇してるのかよくわかります。ギリアドは元々レムデシビルが治療薬として先行していたので、ほとんどコロナ暴落で落ち込んでません。MRNAは遅れてきましたが一気に上昇していますよね。
*Bloomberg(オレンジS&P500)
以前製薬会社の新型コロナに対する治療薬とワクチン開発状況をブログでまとめましたが、上記2銘柄は既に割高になってきましたが、治療薬とワクチン開発が進めばまだまだリターンが見込める可能性はあります。
BDC銘柄
Business Development Company(ビジネス・デベロップメント・カンパニー)の略称、米国で中堅企業や新興企業等の事業(未上場企業も含まれる)を、金融・経営面で投融資する投資会社です。
いわゆる中小企業や新興企業への融資を行ってる企業になります。高利率で融資を行う代わりに、利益の90%以上を投資家へ配当として分配することで法人所得税の免除を受けています。だからこその高配当です。
・ARCC :エイリス・キャピタル【ARCC】配当率13.1%
・HTGC :ハ―キュリ―ズ・キャピタル【HTGC】配当率14.25%
上記2銘柄は確かに高配当は魅力的なんですが、中小企業に関しては下記ブログ記事でもお伝えしてるように750万もの企業が倒産リスクがありますので、非常にリスキーです。
正直これ以上の株価の上昇はしばらく期待できないかもしれません。ただ配当率が13%以上あるので、これをどう考えるかです。連続増配などはしてないですが、ARCCなどはリーマンショック時代から高配当を継続しています。
まとめ
では「【米国株】チャレンジ銘柄10選!リスクをとってハイリターンを狙える!?」をまとめていきますね!
今回紹介したチャレンジ銘柄は投資判断が非常に難しいです。ハイリスクの銘柄が多い事は理解しておいてください。間違いなく万人向けではありません。
また長期で保有することなく、短・中期で考えた方が上手くいく可能性も高いです。長期で保有できるとしたら更なる分析は必須だと考えています。
では皆さんの米国株投資による長期的な資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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