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【米国株】コロナの救世主は誰だ?製薬会社銘柄の取組まとめ!

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コロナパンデミックで世界中に感染が広がってる状況です。新型コロナウィルスの厄介な所は潜伏期間が非常に長く、1度かかってしまえば2度とかからないかどうかの検証もされていない状況です。

 

インフルエンザと同じ特性で毎年種類が違うウイルスが発生する可能性があるとも言われています。という事になると数種類の治療薬やワクチンが必要となります。

(それ以外の事は自分は専門的な知識があるわけではないので、あくまで情報として伝わってきてる部分だという事をご理解ください。)

 

正直コロナからの本当の意味での経済的な復活には治療薬やワクチンがないと厳しいと考えています。

 

という事で、今回は米国と英国の製薬会社の治療薬・ワクチン開発の進捗状況を一度確認しておきたいと思います。投資家としてはどの企業が期待できるかの判断にもつながってきそうですよね。

 

またこちらの記事はバイオ企業に非常にお詳しい下記お二人のアドバイスの元作成しています。是非ともフォローしてみてください。

握ったまま止めますバイオ証券 (@nigittamamadesu) | Twitter

レイザー@日本株&米国株専業投資家
@firekeeperjohn1

 

では米国株投資家もみあげの「【米国株】コロナの救世主は誰だ?製薬会社銘柄の取組まとめ!」をお楽しみください!

 

 

*投資判断はあくまで自己責任で 

注目6銘柄

 治療薬とワクチンの重要性

今回ご紹介する製薬会社がもし治療薬もしくはワクチンを開発することができれば、おそらく世界を救ったとして後世に残りそうです。

 

もしインフルエンザと同じように毎年ワクチンや薬が必要になるタイプだったりすると使用頻度も非常に多くなり、それだけでも製薬会社は数年間多くの売り上げを上げれる可能性があります。

 

よって現在世界中の大手製薬会社はしのぎを削って、治療薬とワクチン開発に取り組んでいます。通常ワクチンは一般の人が使えるようになるまでの開発と認証に、最短でも1年から1年半はかかると言われています。

 


注目6銘柄

今回は特に注目したい6社をご紹介したいと思います。

治療薬=抗ウィルス薬)

【GILD】ギリアド・サイエンシズ

 

ワクチン)

【REGN】リジェネロン・ファーマシューティカルズ

【MRNA】モデルナ

【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン

【PFE】ファイザー

【GSK】グラクソ・スミスライン

 

 


6銘柄の期待度

 

特に【REGN】、【MRNA】、【ファイザー】が利用してるmRNAは注目です。

 

mRNAとはタンパク質を作る役割の「メッセンジャーRNA(mRNA)」をワクチンに使い、体内の細胞に抗原タンパク質を作らせ、免疫を獲得するという新しい仕組みのワクチンです。これを利用すると飛躍的に開発スピードが上がるという事です。

 

となると期待度を付けるとすれば、

治療薬では【GILD】が完全に一歩抜け出してると考えられます。

ワクチンにおいては【REGN】=【MRNA】>【PFE】>【GSK】>【JNJ】といった形になるのではないでしょうか。

 

各銘柄の取組に関して次から紹介していきます。

 

 

【GILD】ギリアド・サイエンシズ

 

基本データ

【GILD】ギリアド・サイエンシズ

株価:$78.2/株

PER:12.1

配当率:3.5%

アメリカ合衆国カリフォルニア州フォスターシティに本社を置く、世界第2位の大手バイオ製薬会社。

 

1か月の株価チャート

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 *Bloomberg


 

抗ウィルス薬開発状況

欧州医薬品庁(EMA)は3日、新型コロナウイルスの治療薬の候補である米バイオ医薬品大手ギリアド・サイエンシズ(GILD.O)の抗ウイルス薬「レムデシビル」をコンパッショネート使用プログラムを通じて使用することを推奨すると発表。

欧州当局、米ギリアドの抗ウイルス薬を推奨 新型コロナ治療で - ロイター

 

レムデシビルは元々エボラ出血熱の治療薬として開発されていた抗ウイルス薬。コロナウイルスを含む一本鎖RNAウイルスに対して抗ウイルス活性を示すことが明らかになっており、COVID-19の治療薬として最も有望視されている薬剤の1つです。

 

・中国(中日友好医院主導)と米国(国立アレルギー・感染症研究所=NIAID主導)で医師主導臨床試験が行われてる→これとは別にギリアドが日本を含む世界各国で臨床第3相(P3)試験中。データの相互補完を行う事が可能。

・また直近4月6日に製造部門の収益が向上するにつれて、150万回分のCOVID-19の有望なレムデシビルを寄付を発表しています。壮大な臨床実験ともいえます。

Gilead to donate 1.5M doses of COVID-19 hopeful remdesivir as manufacturing revs up | FiercePharma

 

【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン

 

基本データ

【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン

株価:$134/株

予想PER:14.1

配当率:2.8%

アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューブランズウィックに本社を置く、製薬、医療機器その他のヘルスケア関連製品を取り扱う多国籍企業

 

1か月の株価チャート

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*Bloomberg


ワクチン開発状況

・4月1日にヒトに投与して安全性や効果を確かめる臨床試験(治験)を、9月までに始め、また早ければ2021年早々に供給開始を目指していると発表。

 

いわゆる風邪のウイルスである『アデノウイルス』を使用してワクチンを作る技術を利用。これまでにエイズウイルス(HIV)やエボラ出血熱、ジカ熱、RSウイルスでワクチンを開発した際と同じ技術。

 

既に5万人に投与されており、アデノウイルスを活用したワクチンの安全性は確認されている。

 

・米国生物医学先端研究開発局(BARDA)と連携し、ワクチン開発に10億ドル(約1070億円)を共同出資することも発表。

 

・年間10億本の出荷を目指しているという事です。

 

米J&J幹部「新型コロナワクチン、米国以外にも供給」 :日本経済新聞

 

【PFE】ファイザー

 

基本データ

【PFE】ファイザー

株価:$33.6/株

予想PER:10.8

配当率:4.5%

アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く製薬会社である。2013年世界の医薬品売上高で1位。

 

1か月の株価チャート

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*Bloomberg


ワクチン開発状況

3月17日、BioNTechと共同で新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの開発に取り組んでいると発表。

 

BioNTechは、新しいタイプの免疫治療法に取り組んでいるドイツの企業。

 

この提携は、製薬バイオテクノロジーの分野において最も有名かつ最大の会社と、mRNAベースの免疫療法の最前線で仕事をしている若い企業の提携は非常に意味がある。

 

RNAを利用してウイルスと十分に類似したタンパク質を作り出す。よってウィルス自体のサンプルを必要としていない。

 

また両社の提携は2018年に遡っていて、インフルエンザの治療薬に関して共同開発を目指していた。

ファイザーもBioNTechと共同で新型コロナワクチン開発を発表 | TechCrunch Japan

 

【GSK】グラクソ・スミスライン

 

基本データ

【GSK】グラクソ・スミスライン

株価:$37/株

予想PER:12.1

配当率:5.5%

イギリス・ロンドンに本社を置く世界有数の規模を持つグローバル製薬企業

 英国株なのでADR枠になります。

 

1か月の株価チャート(グラフはポンドになってるので注意)

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*Bloomberg


ワクチン開発状況

タンパク質ベースのコロナウイルスワクチン候補 (COVID-19 S-Trimer)に関してGSKはClover社と開発提携することを2月24日の時点で発表しています。

 

Clover Biopharmaceuticals:中国を拠点に、新規性のある先駆的な生物学的療法に重点的に取り組んでいるグローバルな臨床段階の研究を基盤とするバイオテクノロジー企業。

 

GSKはアジュバントシステムを活用した先進的なワクチン開発のリーディングカンパニーです。アジュバントは免疫応答を高めるために一部のワクチンに添加するもので、それによって、感染症に対しワクチン単体よりも、強力かつ長期に持続する免疫を作り出すことができます。

 

このアジュバントシステムとClover社の中国で最大規模のバイオ製剤の商業生産用cGMP製造設備によって、ワクチン開発後は大量生産・安定供給を可能にできる。

Clover社とGSK、パンデミックアジュバントシステムを用いたコロナウイルス(COVID-19)ワクチン候補を評価するための研究協力を発表 | GSK グラクソ・スミスクライン株式会社

【REGN】リジェネロン

基本データ

【REGN】リジェネロン・ファーマシューティカルズ

株価:$495/株

予想PER:16.2

リジェネロン・ファーマシューティカルズは米国の大手バイオ医薬品会社。主にがん、眼病、炎症に対する治療薬の開発、製造、販売に従事。

 

1か月の株価チャート

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*Bloomberg


ワクチン開発状況

 

2月4日に米保健福祉省(HHS)は4日、米製薬リジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN.O)と連携して、新型コロナウイルスの治療法を開発していると発表した。

米保健省、新型コロナウイルス治療法開発でリジェネロンと連携 - ロイター

 

3月17日に新型コロナウイルスのウイルス抗体を多数特定したとした上で、初夏までに臨床試験を開始する方針を明らかにした。

特定した抗体から2種類の有力な抗体を選定し、これを混合したカクテル抗体を4月中旬までに生産。夏の終わりまでに月20万程度の生産を目指すと発表しています。

米製薬リジェネロン、初夏までに新型コロナ抗体の治験開始へ - ロイター

 

リジェネロンもmRNAベースではモデルナと共に先行してる企業です。コロナの遺伝子情報は解明されてて、RNAを直接的に操作出来るのはリジェロンとモデルナが進んでます。

【MRNA】モデルナ

基本データ

【MRNA】モデルナ

株価:$34/株

予想PER:n/a

 

1か月の株価チャート

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*Bloomberg


ワクチン開発状況

最大の特徴としてはmRNAワクチンで最も進んでいて、そして開発に関しても今の所最速であるという事です。いってみれば最も期待できるかもしれないです。

 

3月16日の週にModernaは、独自の新型コロナウイルス免疫治療法について、人間を使った臨床試験をすでに開始したと発表しています。実施はワシントン州シアトルです。mRNAワクチンを利用しています。

 

NIAIDで開発や動物実験などを行うが、ワクチンの製造に関してはmRNA医薬最大手のモデルナ社(本社、マサチューセッツ)が担当する。

 

世界ではじめて。新型コロナに対するmRNAワクチンの臨床試験はじまる(片瀬ケイ) - 個人 - Yahoo!ニュース

その他

・スイスの製薬・バイオテクノロジー企業の【NVS】ノバルティス・米国の世界最大のバイオテクノロジー企業の【AMGN】アムジェンも4月6日に治療薬の開発計画を発表しました。

新型コロナ ノバルティスとアムジェン 治療薬計画 | 化学工業日報

 

・世界1のお金持ちといえるビルゲイツさんもコロナウィルスワクチン開発に大きな資産を投資し始めていますね。

Bill Gates is able—and willing—to lose big money funding factories for COVID-19 vaccines | FiercePharma

 

まとめ 

では「【米国株】コロナの救世主は誰だ?製薬会社銘柄の取組まとめ!」をまとめていきますね!

 

 あくまで自分の予想ですが、コロナウィルスはソーシャルディスタンスを保ったとしても再度拡大するリスクを秘めてるのでは?と思っています。根本的な解決は今回紹介したような製薬会社の治療薬やワクチンがないと厳しいのではないかと。

 

当然株価もきになるところですが、なによりも世界を救う意味として製薬会社には本当に頑張って欲しいです。

 

また最新情報として【PFE】ファイザーがコロナウィルスに効果があるワクチンを発見したという報道もありました。是非とも期待したいですね。

Pfizer Identifies Lead Coronavirus Drug Candidate - WSJ

 

では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

 Keep your finger's crossed!

 

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