マクドナルドがコロナショックにより大きな売上減を強いられています。現状売上減が見込まれて、一般消費財で特にレストランなどは大きく下落している状況です。マクドナルドもこの1か月間で30%以上も下落しています。
S&P500が26%下落に対し【MCD】はアンダーパフォームしていることになります。
*Bloomberg(S&P500はオレンジ)
前回のリーマンショックでは大型有名銘柄の中では最も下落率が低いマクドナルドが今回は状況が違ってるのは何故なのか。
また現在の状況としてマクドナルドはアメリカでどうなっているのかをお伝えしていきたいと思います。
・財務不安=長期負債不安=不動産
・米国の店舗状況=ドライブスルー70%
・投資判断は待ちの理由
では米国株投資家もみあげの「マクドナルドが暴落に弱い!不動産業社【MCD】は売上減少を止めれるか?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
財務的な不安
マクドナルドの現状として2008年リーマンショックとは財務的な健全性が違っているのが最も大きな原因です。それはフランチャイズ化を進めて、不動産ディベロッパーと同じ形になってしまったマクドナルドの弱みでもあります。
営業利益率は30%から40%近くまで上昇してるので、利益率は上がっているのですが、不動産型のフランチャイズを進めてきたために、キャッシュフローという意味では売り上げが下がっているために、弱くなっています。
また当時は配当性向は50%弱だったのですが、現在は60%近くまで上昇しています。
最も大きいのがバランスシート上で、長期負債がリーマンショック時代は55程度だったのが、今は110近くあり、長期負債が倍になってしまっています。負債だけでバランスシートの100を超えてしまっているため、負債ベースでの企業経営なんですよね。
負債の多さとキャッシュフロー的に当時よりは弱くなっているために、今回のコロナショックをきっかけにCLO債(長期ローン債)の不安感もマーケットにインパクトがあったために、財務的な不安を抱えてる事が大きな下落になっている1つの要因と考えられます。
米国のコロナウィルス状況
マクロドナルドは今回のコロナショックでUSAの直営店に関しては、店舗での飲食を完全に禁止になりました。これは月曜日のトランプ大統領の米国民はレストランやフードコートなどの食事を自粛するようにという指示に従った事になります。
現在マクドナルドは14000店舗程アメリカで展開していて、95%はフランチャイズオーナーによって直営されています。今回の指示に対してCEOは全力でオーナーをバックアップすることを明言しています。
但し最も心配されるのが、このフランチャイズオーナーが売り上げの減少などによる、負債などに耐えれるかどうかです。
事実今回のコロナショックが起こるまでは、各レストランがしのぎを削ってハイテク化に乗り出したために、フランチャイズオーナーへの設備投資負担は相当きつかったことが予想されます。
マクドナルドにとって明るい材料は米国の売上の内70%が元々ドライブスルーによる売上が占めていたために、ドライブスルーが好調であれば売上減少を他社よりも食い止められることだと思います。
但し上記売上減少を既にマーケットは織り込みだして、株価はしばらく低迷することが予想されます。
まとめ
では「マクドナルドが暴落に弱い!不動産業社【MCD】は売上減少を止めれるか?」をまとめていきますね!
今回は【MCD】マクドナルドの財務不安と売上減少に伴う前回のリーマンショックとは違う暴落耐性の低下に関してお伝えしました。
やはり前回と財務状況がかなり違ってるので、生活必需品で手堅いというよりは成長企業にマクドナルドは企業形態が変わってしまってたんですね。不動産ディベロッパーに近い物にもなってしまったつけを払わされてる感じはします。詳しくは下記銘柄分析で!
それが今回の暴落によって明らかになったと思います。ではマクドナルドに投資はしない方がいいのか?というと自分は投資を継続します。前回の決算も売上が伸びていましたし、今回の消費落ち込みは仕方ないかと。
ただし今すぐ投資をするかというと、決算予想を待つか、もしくはコロナの終息が確実になるまで待つ可能性が高いです。この辺は自己判断になってしまうのでご了承を。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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