安全資産として好まれるGOLDが2013年以来最大の下落幅を記録しています。そして下落した理由が、米国株投資家が10年以上の上昇相場で完全にリスクに対して無防備になっていたのを明確にしています。
更に報道してるニュースを確認していくと、値動きが比較的安定している金鉱商品関係も軒並み下落しているのがわかります。
このことが意味することはなんでしょうか?もみあげ的には投資家のリスクヘッジに対しての意識が非常に低下していて、今まで何かしらに投資すればリターンが見込めるという認識が覆えされつつある、そして株式市場は想像以上に深刻なのでは?と考えだしています。
では米国株投資家もみあげの「【悲報】GOLD下落は米国株の損失補填が原因!投資家のリスク管理不足が明らかに」をじっくりと読んでみてください。
*投資判断はあくまで自己責任で
GOLD下落の理由
GOLDの5年間のチャートを確認してみます。安全資産といわれてたGOLDにおいても、株式とそれほど遜色なく上昇していた事実がみえます。ここまで上昇していたということは、逆にいうとGOLDも安全資産ではなくなってしまっていたという事でしょうか。
今回の下落理由に関しては、投資家が行き過ぎた株式投資においての損失補填と、信用取引における追証が必要になり、そのために現金が必要になったことによって、GOLDが売却されたのが理由だという事です。
先週の金曜日が7年間においての最大の下落率となっていて、5%の下落です。
金鉱物チャート
パラディウム
5年以上ひたすら上昇してきたパラディウムも金曜日に13%下落しています。現在少し持ち直していますが、安定的に上昇してきたパラディウムにも不安がよぎってることになります。
この下落は2008年以来の最大の下落率になっているとの事です。
6か月チャート
Silver&Platinum
パラディウム以外にもSilverもPlatinumも先週金曜日に非常に大きな下落を記録しています。最初は、株式の損失をカバーし、マージンコールをカバーするために金のポジションも売却した株式投資家からの強制販売から始待ったみたいです。まるで「流血」だというのがアナリスト談です。
Silver5年間チャート
Platinum5年間チャート
レバレッジ商品に制限も
レバレッジ商品に制限をかける動きが米国証券取引委員会にあることをロイターが報じています。
ロイター報道なので確定事項ではないと思うのですが、それほどまでに投資家がレバレッジ商品に手を出して大きな損失を出している事が明らかになっているという事だと思います。
SPXLやTECLなど、日本人の米国株投資家にも注目されていましたが、あくまで余剰資金や損切ルールを設定しての運用が必須条件という事を教えてくれてると感じます。
まとめ
では「【悲報】GOLD下落は米国株の損失補填が原因!投資家のリスク管理不足が明らかに」をまとめていきますね!
今回の下落は投資家にとって非常に大切な事を教えてくれてると思います。リスクヘッジは現金が最良だということです。そして長期の上昇相場に慣れきってしまうと、自分が想定した以上の事が容易に起こるという事じゃないかと。
GOLDという安全資産まで売られてしまう、金鉱も安定性を欠いてしまう。そしてレバレッジ商品の制限まで検討される。投資家にとっては最高の学びの場だと感じます。
今後株式市場が上昇するか下落するか先が読めないですが、長期的に米国株が右肩上がりになるスタンスはかわっていません。だからといって自分自身のリスク許容度を超える投資はせずに、コツコツと投資を継続していきたいと考えています。
では皆さんの米国株投資による資金に余裕を持った資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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