米国株投資は現在最も株価のリターンが高いとして投資家から非常に高い人気を誇っていますが、新興国投資という意味ではインドも非常に期待されてるのではないでしょうか?人口増加率を考えたらインドが第二の中国になると期待されるのは当然だと思います。
但しここにきて、まず関税の面でトランプ大統領から目をつけられています。インドの関税は他の新興国と比べて非常に高い水準だからです。
更に経済成長にまで陰りがみえています。新興国株のリターンを狙う人はインドに投資する人が多いかもしれないですが、安易に投資する危険性もあります。
今回はその関税リスクと経済成長の陰りに関してお伝えしていきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【新興国株】インドが危険!関税リスクと経済成長の陰りとは?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
インド経済の状況
インド経済は昨年度までは順調に成長してきたのは間違いないです。しかし急激に現状は減速していていることが報告されています。
下記が鉱工業生産の前年同月比になりますが、明らかに年度が進むにつれて前年対比が弱くなっているのがわかります。
米シンクタンク「世界開発センター(CDG)」のエコノミストは、インド経済が既にリセッション(景気後退)入りしている可能性を示す複数の指標と、国内総生産(GDP)統計とのかい離が拡大していると指摘し、注目を集めたという事です。
更に問題なのが、中国が一人当たりのGDPが今のインドと同じ位だったころに、年間成長率が2桁台だったのに対して、インドは現状5%ほどなので、中国ほどの成長の期待が難しそうです。
米国vsインド
1年前に米国が、インドへの一般特恵関税制度(GSP)の適用を停止したことが、貿易戦争の始まりだった。米国はその際、インドが米国企業を差別していると主張した。これに対しインド側は、米国が導入した鉄鋼輸入関税への対抗措置として、以前に警告していた関税措置を実施に移すことで報復した。
モディ政権は外国資本を歓迎しながらも国内事業を守るために関税率を引き上げる戦略をとっています。これは中国が行った政策と全く同じ手法です。事実インドの関税率は17%と新興国の中では非常に高い水準になっています。
トランプ大統領がなぜここにきて関税の不平等としてインド貨物に関しての関税率を引き上げる可能性があるかというと、ドル高になってしまっているからです。これでは米国の輸出品を売ることができません。
上記は5年間でのドルとインドルピーのチャートですが、ドルが非常に高い水準になっているのがわかると思います。円安=ドル高にもなってしまっているので、このドル価値の優位性は世界全体で発生してる可能性もあります。
インドETF
大型株中心に投資したい場合はウィズダムツリー・インド株収益ファンド(ティッカーシンボル:EPI)
小型株・内需のストーリーならヴァンエック・ベクトル・インド小型株ETF(ティッカーシンボル:SCIF)
下記が5年間のチャートになります。
*Bloomberg(オレンジ色はS&P500)
もし最初に説明したインド経済の状況が限りなくリセッションに近いとしたら、投資チャンスの可能性はありますよね。底で拾えばリターンだって期待できるはずです。
但し焦らないで欲しいのが、米国とインドで関税戦争が勃発するリスクがある可能性です。関税戦争といわないまでも、摩擦の可能性は十分あり得ると思います。それ位インドの関税は不公平感が強くなっています。
まとめ
では「【新興国株】インドが危険!関税リスクと経済成長の陰りとは?」をまとめていきますね!
今回は新興国株として最も注目される投資先の一つとしてインドを簡単にまとめてみました。実際に人口は現在13億6千万人で2060年までいに16億人近くまで増加することが見込まれています。
人口ボーナスとしての潜在能力はまだまだありそうです。但し今回お伝えしたリセッション入りしてる可能性、そして今後の米国との貿易摩擦の可能性を考慮しながら投資をしてみるのが賢明だと思いました。
では皆さんのインド株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your finger's crossed!
↓応援ポチっとありがとうございます!↓
↓面白かったら是非ともシェア願います↓
<あわせてよみたい!みたい!>
株式市場の下落が続くと暴落が怖くなりますよね。大丈夫です。暴落に対しての準備をしっかりシミュレーションしておけば怖くなくなりますよ!
GAFA+マイクロソフトを特集した動画になります。もしこれにハイテクに特化させたいなら、QQQというETFもオススメかもしれません。