先週は需給相場だったと総括できそうです。ただ日によってかなり傾向がちがっているのでそれを見ていきたいと思います。またTSLAが大きく上昇した週でした。週間では+14%以上で一時+17%まで上昇しました。GMがEVネットワークを利用するというポジティブニュースもありましたが、冴えない展開が続いてたTSLAを一気に上昇させた短期筋もいそうです。
そんな中で今週の展望です。
では米国株投資家もみあげの「【米国株】FOMC・CPI・PPI・OPEXイベント多すぎ!(週間展望)」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週はラッセルが大きく上昇していますがそれ以外の指数はマイルドに上昇になっています。週途中にバリューシフトの動きが発生していますが、週後半はラッセルが売られたようにそれも落ち着き。
大型テックはセクターを見るとわかるのですが上から利確されていたことがわかります。それでもナスダックが上昇してるのはテスラが大きく上昇したことが要因になっていると考えられます。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(6月9日まで)
6月9日までヒートマップ
最も強いセクター)一般消費財・エネルギー・公益
強いセクターをみるとミックスしてるのが分かると思います。一般消費財は間違いなくTSLAに引っ張られていますよね。エネルギーは中国緩和期待からの上昇。公益はディフェンシブ面が強くバランスをとるために資金流入。よって一方通行ではなく買いではあるのですがバランスをとった週だったといえると思います。
最も弱いセクター)ハイテク・生活必需品
ハイテクは大型テックが利確されているのがわかります。テックが週間で利確された流れだったのが出ていますね。来週OPEXなのでこの流れがFOMCを通過しても続くかどうかは重要なポイントになってくると思います。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
最も強いセクター)一般消費財・素材・不動産
明確に強いセクターが出ています。不動産は恐らくカバーも入って反発。一般消費財は個人消費が強い事への期待感から特に旅行系が回復しています。AXPなど旅行での消費、金融へのカバーが2つ入っていますね。素材は中国回復期待と今後のインフレ継続も入ってる気がします。
最も弱いセクター)生活必需品・公益
ディフェンシブ的なセクターが最も弱いです。更に個人消費に強い銘柄は生活必需品は上昇していますが、そのイメージが弱い銘柄は売られてる傾向があります。消費系を選ぶとしても個人消費は強い、その関連が薄い銘柄は弱いので銘柄選択が重要になってきそうです。
今週の決算スケジュール
月曜日オープン前
クローズ後 ORCL
火曜日 オープン前
クローズ後
水曜日オープン前
クローズ後 LEN
木曜日オープン前
クローズ後 ADBE
金曜日オープン前
経済指標
【経済指標・入札】
入札)
6月12日月曜 3年&10年 NY13時 シカゴ12時 日本2時
6月13日火曜 30年 NY13時 シカゴ12時 日本2時
経済指標)
6月13日火曜 CPI NY8時30分 シカゴ7時30分 日本21時30分
6月14日水曜 PPI NY8時30分 シカゴ7時30分 日本21時30分
6月15日木曜 小売り NY8時30分 シカゴ7時30分 日本21時30分
フィラデルフィア連銀製造業景気指数 NY8時30分 シカゴ7時30分 日本21時30分
新規失業保険申請件数 NY8時30分 シカゴ7時30分 日本21時30分6月16日金曜 ミシガン大学消費者信頼感指数 NY10時 シカゴ9時 日本23時
その他)
6月14日水曜 FOMC政策金利発表 NY14時 シカゴ13時 日本3時
パウエル声明 NY14時30分 シカゴ13時30分 日本3時30分
6月16日金曜 クアドルプル・ウィッチング・デー
インフレ指数まとめです。
まとめ
では「【米国株】FOMC・CPI・PPI・OPEXイベント多すぎ!」をまとめていきますね!*投資判断はあくまで自己責任で
中国緩和期待でコモディティが少し強めになっていますが、不安定になっています。金利はどちらともいえず、最もわかりやすいのがボラティリティの低下です。
ただ今週水曜日がボラの清算日になり、そこから今度はOPEXが入ってきます。丁度FOMCのタイミングでもあるのでそのタイミングの動きには注意したいところです。
とにかくリスク管理は徹底していきたい週になりそうです。注目しましょう。
先週のコメントです。備忘録
景気はまだ底堅い。金利は週間でみると下落していますがまだ下がりそうもないのが見て取れます。半導体は一旦の利確。中国回復期待により銅が買われる。といった明確なトレンドがでた週だと思います。ボラが急落しているので株価はここからヘッジが入る可能性もあります。入るとしたらテックだと考えられます。(とはいえ、テック大型の影響が大きいので株価には重しになる。)
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