先週は全指数が下落となりました。特にナスダックはアマゾンとテスラの下落が大きくてテックが最もダメージを受けているようにみえるのですが、実はそれ以外にも問題が発生してる事がセクターを見ると分かります。
そんな中で今週の展望を見ていきたいと思います。FOMCとパウエル議長がやってきます。
先週の詳細な振り返りはこちらのブログをどうぞ!
https://www.momiage.work/entry/2022/05/02/062104
では米国株投資家もみあげの「FOMC反発可能性も過剰期待注意!(米国株の週間展望)」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
ラッセルが最も下落した指数。あまりに全体の需給が悪すぎて小型株はその影響を受けたとみることができそうです。
ナスダックはアマゾンやテスラの影響もあって大きく下落。ただ金曜日の動きを見てるとそもそもETFを通して売りやショートが入っているので、機関投資家が大きく動いて押し下げたとみることができそうです。
気になるのがSP500は今まで堅調だったのがナスダックに釣られて下落への体制が段々と無くなってきてる事だと思います。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(4月29日まで)
4月29日までヒートマップ
今週最も手堅かったのが素材(-1.3%)とエネルギー(-1.39%)。インフレ懸念が存在する中で、株式から資金が抜けている状況においても特にエネルギーセクターにはまだ買いが入ってる状況なのがわかります。素材はかなり下落したのでそこからの反動も含まれたと推測します。
逆に最も下落したのが一般消費財(-6.62%)、テスラがイーロンマスクが株式を26日に売却してた事、それを推測した投機的な資金が下落を招いてます。アマゾンは決算がコケて14%一気に下落。将来性がこれで変わったとは思えないですが、しばらく今の状況では厳しそうです。
他に弱いのが金融(-4.66%)と不動産(-5.3%)です。金融は景気に非常に敏感なセクター。金融セクターは景気後退を織り込んだ動きをずっと継続してる形になると思います。また今まで強かった不動産セクターが大きく下落しています。30年ローンが5%を超えて高すぎる水準でも株価は上昇していました。今回の下落が逆に下落トレンドの始まりになるか要チェックでうす。景気後退の本格化が始まるとこのセクターは大きなダメージを受けます。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
月曜日オープン前 BRK/B(バークシャー), BLK(ブラックロック)
クローズ後 EXPE(エクスペディア),CAR(AVIS レンタカー会社), CHGG(チェグ、教育系オンラインビジネス)
火曜日 オープン前 PFE,BP(石油スーパーメジャー6社の内1社),HLT(HILTON),EL(Estee Lauder)
クローズ後 AMD,ABNB,SBUX,LYFT
水曜日オープン前 MRNA,CVS,MAR
クローズ後 UBER,ETSY,
木曜日オープン前 SHOP,CROX,DDOG
クローズ後SQ(BLOCK),FUBO,LCID,NET(cloudflare),OPEN,MELI
金曜日オープン前 ENB(Enbridge)
経済指標
入札)無し
NY時間13時 シカゴ12時 日本3時
経済指標)
5月2日火 ISM製造業景気指数 NY時間10時 シカゴ9時 日本23時
5月6日金 雇用統計 NY時間8時半 シカゴ7時半 日本21時30分
→正直この2つの指標は今はほとんど無視される気がします。ただISMが既に景気後退を織り込んだ動き、例えば50前半の数字が再度登場するとその時点でまた下がりそうです。
その他)
5月4日水 FOMC内容公表NY時間14時 シカゴ13時 日本3時
パウエル議長会見 NY時間14時半 シカゴ13時半 日本3時半
5月5日木 終日 OPEC+
まとめ
では「FOMC反発可能性も過剰期待注意!(米国株の週間展望)」をまとめていきますね!
金曜日に強烈なオプションプットでナスダックとSP500にヘッジがかけられてる事が判明しています。恐らく一旦の解除もありえますが、方向性としてはダウントレンドを警戒してると考えられます。そんな中でFOMCとパウエルがやってきます。
またSP500のEPS予想もQ2の予想が1%程引き下げられています。そしてそれが今後更に引き下げられる可能性もあり得ます。一旦の解除で上昇を期待する場面もありえますが、それを過剰に期待しすぎずに、FOMC前後の動きを冷静に見ていく週だと考えています。
先週のコメントです。備忘録
ベアトレンドの可能性が高いとは思いますが、ナスダックも底が見えない状況。ただもしダウやSP500の今まで好調だったバリュー銘柄が下げだすと、危ないですね。ただその状況で逆にナスが耐え出した場合は、一旦のナスダックの反発ターンをFOMC辺りから想定してもいい気がします。
*後ショートが極まったら一旦の急騰も頭にいれて。
とはいえ、結果的には金利含めたインフレの動き次第なきもしますので、迂闊なリスクが高い動きは控えながら慎重に動くのは忘れずに行きましょう!
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
Keep your fingers crossed!
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