先週はショートスクイーズ相場になりました。一旦3.5兆ドル近いオプションが清算されたことになります。指数は全面的に急騰2020年11月並みの上昇となっていました。そんな中で今週の展望です。
先週の詳細な振り返りはこちらのブログをどうぞ!
では米国株投資家もみあげの「米国株の週間展望:次の材料探しへ」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
指数は全面的に上昇です。恐らく上昇度合いによってショートがどれ位積まれてたかによると思います。ナスダックがとことんプットされていたのが良くわかります。
ラッセルは非常に堅調に見えてたのですが、上昇率は最も控えめ。これはグロース系は大きく上昇したのですがバリュー系は殆どショートが積まれてなかったという状況を明確に表してると考えられます。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(3月18日まで)
3月18日までヒートマップ
今週最も強かったセクターは一般消費財とハイテクです。という事は逆にこの2つのセクターが最もショートされてたという事になります。今週がショートスクイーズによる上昇がメインだとすると、またヘッジメインのショートトレンドになる場合はこの2つのセクターが最も下落する可能性がある事は頭に入れておきたいです。
今週最も下落したのはエネルギー。これは原油価格の下落の影響が大きいのは言うまでもないと思います。次に公益。ヘッジ目的のディフェンシブな属性と金利上昇がこのセクターの重しになったと考えられます。他のセクターは意外と横並びといった形になります。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
月曜日オープン前
クローズ後NKE
火曜日 オープン前 CCL
クローズ後 ADBE
水曜日オープン前 EVGO
クローズ後
木曜日オープン前
クローズ後NIO
金曜日オープン前
経済指標
入札)なし
NY時間13時 シカゴ12時 日本3時
経済指標)3月24日木 アメリカ・*耐久財受注(速報値) 02月 NY8時半 シカゴ7時半 日本21時半
予想-0.5% 前回1.6%
決算ガイダンス
FACTSETやゼロヘッジなどのデータを纏めてくださってる。MASAさんのついーとですが、次のQ1決算のEPS予想は既にでています。マーケットはこれを織り込み始めてのすり合わせに動く可能性もあるので、しっかりチェックしてくださいね。
来月に入ると🇺🇸Q2決算に注目が移るが
— Masa (@Masa_Aug2020) 2022年3月19日
EPSガイダンスを引き下げる企業が増加している。その企業数はパンデミック前のQ4 2019以来最多となっている
h/t@FactSet pic.twitter.com/7wcEDbArGC
まとめ
では「米国株の週間展望:FOMCとSQのヘッジ解除可能性」をまとめていきますね!
そしてここからはマーケットは次の材料を探し始めるフェーズになります。そうなると一旦忘れられたスタグフレ・戦争・次の決算など様々な要因に敏感になる可能性を考慮していきたいと思います。
またブラックアウトとして、FOMCメンバーのブラックアウト期間終了(金融政策に対してのヘッドラインが出る可能性)、自社株買いのブラックアウト期間(決算1か月前から自社株買いに制限がかかる)などがあります。
オプションが清算されて次は何を見ていくか大事な1週間になりそうなので、しっかりチェックしていきたいですね。
先週のコメントです。備忘録
ロシアとウクライナ双方から停戦協議にポジティブな進捗があると週末ヘッドラインででています。よって月曜日はプラスから始まる可能性もありそうです。
またFOMCとSQが今週は存在するのでヘッジ解除は十分あり得そうです。ただあくまでヘッジ解除されてるだけであって、根本的にスタグフレをマーケットが懸念してる場合は需給が改善するとは限らないので、その点は注意して欲しいです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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