米国株は急落!ダウ-1.63% ナス-2.83% SP500-2.04% ラッセル-2.25% もみ-2.5%。急激な利上げ織り込みによって金利が上昇しマーケットが不安定になってるのか?
金利は1.5を超えてきました。また天然ガスは上昇で原油は高止まり、スタグフレ懸念がありつつ、金利で調整してる状況でマーケットから資金が抜けてるように感じます。
またJPモルガンチェースが米国債務上限引き上げの結末が不明で、クレジットデフォルトへのヘッジも始めた事が報道されたように、その点も悪影響を与えてる気がします。
米国株投資家もみあげの「米国株は急落!利上げ急激織り込み、債務上限不安か?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各種指標の動き
各種指標
コモディティ)
下記がコモディティ関係の全体の動きです。今日も天然ガスが非常に強く、原油も高止まりです。
金利)
10年債金利は5bpsほど上昇していました。
・実質金利 1日前-0.35→本日-0.31
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+23.93%(23.25)
・HYG▲0.46% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒)
各種指数の動き
チャート
各種ETF(指標の動き)です。DIAはダウ(オレンジ)、IXICはナスダック(青)、IWMはラッセル(紫)、SPYはS&P500(黄)、ARKKはアーク(水)としてみてください。最終値ではなくて1日の動きです。
今日は寄りから急落で午後まで下げ、そこから戻しもありつつ、最後は売られるといった展開でした。
各種サイズの変動率
各種サイズ・分野の変動率です。こちらで今日の好調・不調がわかると思います。
今日はバリューがなんとか下落に耐えた感じです。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は倍増です。機関投資家の売りががっつり入った形です。
QQQ・出来高
QQQはハイテクの出来高動向をチェックするために使います。
QQQの出来高はなんと3倍です。ナスダックには更に強い売りが入ってます。
中小株出来高
ラッセルの出来高は上昇です。こちらも売りが強く、更に個人投資家にマージンコールが発生してた情報もあります。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日強かったのはエネルギーと中国株のアリババ、そして素材系も下落していますが比較的耐えてました。
下落セクター)
下落セクターはとにかくグロースです。今までマーケットを牽引してきた個別株は10%近く下落してるのも珍しくないです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲2.38% 1日前▲1.05%)
→アップルからは継続して資金が抜けています。
AMZN:パフォ(本日▲2.64% 1日前▲0.58%)
→アマゾンも出来高増加の資金抜けです。
TSLA: パフォ(本日▲1.74% 1日前+2.19%)
→テスラは逆に出来高減少で下落です。比較的強めな感じです。
まとめ
では「米国株は急落!利上げ急激織り込み、債務上限不安か?」をまとめていきますね!
コストインフレが進んでいたので、金利が上昇していくのは仕方がない気がします。ただ国会閉鎖まで2日間しかなく、債務上限引き上げの方向性が不透明、そのタイミングで調整が入ったとも言えます。四半期末のリバランスタイミングですし。
ただ今日を見てても押し目買いはとことん戻り売りされていますし、このセンチメントの悪化状況が落ち着いて、まずは9月30日位を目途に押し目買いを考えるでもいい気がします。我慢した分慎重に行きましょう。
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