先週は月から水曜日まではリスクオフというか単純に調整となりました。木曜日で少しもどして金曜日に比較的大きく反発したというのが流れだったと思います。月央のリバランスもあったとは思います。
デルタ株懸念・半導体不足・サプライチェーン問題・中国の景気減速などなど、複雑な理由が絡み合ってるのと考えられます。そして今週は注目のジャクソンホールです。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の週間展望】ジャクソンホールがやってくる!!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週はラッセルが最も下落した週になります。先週から続いていた中小株からの資金抜けが木曜日まで続きました。金曜日には強烈に反発しましたが、ショートカバーの側面も強かったと思うので、ラッセルに関しては特にまだ油断は禁物です。
もっとも耐性が高かったのがS&P500です。GAFAMへの質への逃避と更に公益やヘルスケアという堅調なセクターが多い指数なのが理由になります。景気減速感やサプライチェーン問題・半導体不足などもマーケットに不安感を与えていたので、それが影響しないセクターが底堅い事になったと考えられます。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況(8月20日まで)
8月20日までヒートマップ
セクターはヘルスケアが最も上昇です。今までバリュエーション的に割安と見られていたのと、デルタ株懸念が大きいかと思います。またバイデン政権において薬価の変更や保険に関しては規制が入らなそうですよね。(それどころではない、よっりリスクが低いとみなされてる節もありそうです。)
次に強いのが公益です。完全に守りの投資ですが、インフレが少し落ち着いて、サプライチェーン問題の影響もうけ辛いという面から資金が集まってる気がします。
GAFAMには資金が逃げてる時も多かったのですが、MSFT以外は下落です。特にアマゾンが足を引っ張っています。これはサプライチェーン問題での在庫不足懸念や消費が少し下向きなのも懸念されてる気がします。
エネルギー・金融・シクリカルが下落が大きいです。日本のTOYOTAの40%減産のニュースがありました。これが真実かはわからないですが、半導体不足もしくはそもそも来年が落ち込むと織り込まれたのか、どちらにしても状況はあまり良くないと考えられそうです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
先週
今週の決算スケジュール
中国株ではJD,小売り系が多く、BBY・JWN・DKSの決算も注目ですし、個人的にはSNOWが非常にきになります。Cleveland Researchの成長性懸念レポートで7%程下落しました。
今週の経済指標
8月23日(月)
ドイツ製造業PMI速報値(8月)
ユーロ圏製造業PMI速報値(8月)
ユーロ圏消費者信頼感指数(8月)
ジャクソンホール(8月26日スタート)
8月27日(金)23時(日本時間)
FRBパウエル議長声明
こちらでテーパリングに関しての明言がされるか注目されています。
過去の流れ)
2010年バーナンキFRB議長が追加緩和を示唆→2010年11月QE2(量的緩和第2弾)
2016年イエレンFRB議長が利上げ示唆→2016年12月利上げ実施
まとめ
では「【米国株の週間展望】ジャクソンホールがやってくる!!」をまとめていきますね!
金曜日のラッセル中心の反発。中国株の絶不調など。決して安定してるとは言えないと思います。GAFAMなどの質への逃避が継続する可能性も考えられると思います。中国株から抜けた資金が今は米国株の質、もしくは債券に向かってる気がします。リスクを取る投資はほどほどにが良さそうです。
注目のジャクソンホール。意外と警戒されてると何もない可能性もあるのですが、ただマーケットも大型はシクリカル除いてパンパンに膨れ上がっているので、資金の逃げ場がシクリカルになる可能性も考慮はしておきたいですが。。。どうなるか。
先週のコメントです。備忘録
まとめて行くと今週も先週と同じ形になる可能性が高い気がします。出来高薄い・イベント少ない、ジャクソンホール前となると個別株は決算で大きく動きながらも指数は全体で調整といった感じになると考えられます。
インフラ法案はしばらく上院がお休みなので、進捗も無いと思います。その点も注意してくださいね。今週も頑張っていきましょう!
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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