米国株は指数上昇!ダウ-0.31% ナス-0.38% SP500-0.35% ラッセル-1.88% もみ 0%。今日も非常に大きな動きがありました。中小株はもろにダメージを受けています。
今日の動き要約
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2021年7月13日
・米銀決算発表→先行き不透明感
・CPI発表→インフレ懸念(一時的な見方ともあるが)
特にインフレ影響が大きい中小株嫌われる
・場中はGAFAMが先導で戻し始める(中小株も少し反発)
・30年債入札→債券売られて金利上昇、債券売りから株売り誘発、アップルなども下落、中小株も更に
今日は金融決算・CPIの発表。それに30年債の入札がありました。それによってマーケット状況が大きく変動した日でした。金利の変動によって直近マーケットが非常に敏感になってる気がします。
米国株投資家もみあげの「米国株は不安定に!アジア時間の動きが重要か」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
CPI
消費者物価指数(6月)21:30
結果 0.9%
予想 0.5% 前回 0.6%(前月比)
結果 5.4%
予想 4.9% 前回 5.0%(前年比)
結果 0.9%
予想 0.4% 前回 0.7%(コア・前月比)
結果 4.5%
予想 4.0% 前回 3.8%(コア・前年比)
CPIに関してはインフレが継続、もしくはインフレが鎮静化と判断が分かれそうです。自分としては5月の状況を見てみると、インフレが再度上昇してるところはきになります。中身を是非読んでみて下さい。
国債入札(30年債)
米30年債入札結果
最高落札利回り 2.000%(WI:1.976%)
応札倍率 2.19倍(前回:2.29倍)
米国債利回り(NY時間16:38)
2年債 0.251(+0.024)
10年債 1.417(+0.052)
30年債 2.046(+0.049)
期待インフレ率 2.377(+0.042)
※期待インフレ率は10年債で算出
30年債の入札結果が弱かったことによって、長短金利も上昇、インフレ率も上昇しています。
各指数関係の動き
各指数
下記がコモディティ関係の全体の動きです。今日は原油には大きな動きはないです。ただ貴金属系が売られています。
・5年債0.7960 →0.8460+5.0bp
・10年債1.363 →1.418+5.5bp(1bp=0.01%)
・実質金利 1日前-0.33→本日-0.35
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+5.88%(17.12)
・HYG▲0.30% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒)
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は下落です。決算前の慎重な動きといえそうです。
QQQ・出来高
QQQはハイテクの出来高動向をチェックするために使います。
QQQの出来高は上昇です。GAFAMが買われて売られたという動きがよくわかると思います
中小株出来高
ラッセルは出来高は大きく上昇です。ラッセルは終日売られ続けていました。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日はハイテク一部、マスターやVなどのフィンテックが上昇しています。比較的マシなのが生活必需品といった形です。
下落セクター)
下落セクターは大型より中小株が特に酷かったです。特にバリュー系、これはコストインフレ懸念(インフレ影響が一番大きい)、更に債券売りの株売りで最もリスクが高い中小株が狙われた形になると思います。金融セクターはJPM・GSとも予想通りながらもsell the factになっています。収益は問題ないものの、少し目先が弱いといった判断でしょうか。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日+0.79% 1日前▲0.42% )
機関投資家比率 56%
→アップル出来高は大きく上昇です。序盤は買われて30年債の入札後に大きく売られる。売り買い交錯によって出来高上昇です。
AMZN:パフォ(本日▲1.11% 1日前▲0.02%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→アマゾンは出来高もそれなりに売られていました。
TSLA: パフォ(本日▲2.5% 1日前+4.38%)
機関投資家比率 本日41% 1日前44%
→テスラは終日売られていました。今日は環境系は終日資金抜けです。
まとめ
では「米国株は不安定に!アジア時間の動きが重要か」をまとめていきますね!
30年債が長期用、年金系の期間投資家の買いが大きい。それが売りに転じて、株売りを引き起こすという流れになったと思います。CPIや米銀を見てもインフレ懸念はまだありそう、先行きは不透明感も最初から出てた気もします。
先週の木曜日はこれでアジア時間に大きく下げすぎて、米国時間で戻したのですが、今回はどうなるかだと思います。逆にアジア時間にそれほど動かないと、明日の米国時間にまだもう1つ下が発生する可能性もありそうです。注意ですね。
*投資判断はあくまで自己責任で
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