米国株はラッセルとコモディティ強い!ダウ+0.13% ナス-0.09% S&P500-0.05% ラッセル+1.14% もみ+1.54%。ISM製造業景気指数の発表に影響を受けた内容だったと思います。
機関投資家は雇用減・コストインフレの影響を加味してポジションを大きく動かせない状況だったと思います。その中で個人投資家銘柄や米国株の高値感から中国株が上昇したと考えられます。
米国株投資家もみあげの「米国株はラッセルとコモディティ強い!ISMで警戒感強く」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
ISM製造業景気指数
ISM製造業景気指数(5月)
景気指数 61.2(60.7)
新規受注 67.0(64.3)
生産 58.5(62.5)
雇用 50.9(55.1)
入荷遅延 78.8(75.0)
在庫 50.8(46.5)
仕入価格 88.0(89.6)
輸出 55.4(54.9)
()は前回
https://fx.minkabu.jp/news/186671
全体の指数としては4月よりは上昇。但し雇用は悪化、更にコストインフレは継続してる事が数値から読み取れます。コスト上昇でも製造業がまだ衰えてないという事もあってコモディティや資本財が今日強かった気もします。
下記サイトがオフィシャルです。全て英語ですが、是非読んでみる事をオススメします。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+1.33%(205.7→208.44)
・原油価格66.65→67.97ドル/バレル
・ゴールド1903.7→1900.2(▲0.41%)
・5年債0.798→0.804(+1.02%)+0.6bp
・10年債1.591→1.608(+1.39%)+1.7bp(1bp=0.01%)
・実質金利 1日前-0.19→本日-0.18
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+0.12%(16.76)→+6.80%(17.90)
・HYG▲0.03%→▲0.03% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒)
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は少し上昇です。中身のリバランス程度な感じがします。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高も少し上昇です。売り買い交錯といったところです。
VOOの出来高も今日は上昇です。
中小株出来高
ラッセルの出来高は少し上昇です。全体的に大型が売り買い交錯で、個人投資家がラッセル系に集中していたように見えました。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
大型は原油高でエネルギー、更にISMを好感して資本財。金利上昇で金融など分かりやすく上昇しています。その代わりにナスダック系がポジション削減。小型はAMCやショートが溜まってるAI、米国株割高感から中国株上昇となっていました。
下落セクター)
ヘルスケアが弱いですね。バリュエーション的に割高感が出てきて調整のような気がします。一般消費財はコスト高懸念、ナスダック系が全体的に弱かったです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲0.26% 1日前▲0.53%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→アップルは出来高は下落です。アップルは持ち直したものの、やはり最後はポジション削減されていました。
AMZN:パフォ(本日▲0.14% 1日前▲0.22%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→アマゾンは出来高はほぼ変わらずです。大きな変動はなしです。
TSLA: パフォ(本日▲0.21% 1日前▲0.89%)
機関投資家比率 本日44% 1日前44%
→テスラは出来高は下落です。ショートもないのに、買いも強くないのでこれ以上の上昇は中々厳しく見えます。
まとめ
では「米国株はラッセルとコモディティ強い!ISMで警戒感強く」をまとめていきますね!
ISMの数字を受けてその通りになったマーケットだった気がします。ラッセルは方向性が定まらない中で個人やHFが遊んでるようにも見えました。どんどん割安感が無くなってきてるのが怖い部分です。
大型はかなり値動きが拮抗していたので、雇用統計待ち、もしくは明日にももう少し動きがあるような気もします。とにかく警戒感が高いのは感じました。
警戒感が高い時は大きな動きも出ずらいとは思うのですが、徐々に変化もみられる可能性があるので注意深く見守っていきたいですね。
*投資判断はあくまで自己責任で
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