米国株はバリューシフトに!ダウ+0.97% ナス-2.41% SP500-0.54% ラッセル+0.49% もみ-2.44% 。今日の動きも非常にボラが高くなっていました。結果的に指数はそれほどではないですが、ナスダックが酷いです。
ダウも一瞬+2%近くになっていましたが、引け間際には利確が優勢。ナスダックにいたっては一時プラスに行きかけたにも関わらず、大きくマイナスです。金曜日のショートカバー分が全てパーになった状態です。
恐らくHFやトレーダーはほとんどオーバーナイトで持ち越さずこのボラティリティ状況において機動的に動いています。それがマーケットにもろに反映されてると想像します。
米国株投資家もみあげの「米国株はバリューシフトに!ハイテクの転換点はまだ先か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.60%(193.45→192.28)
・原油価格66.30→64.72ドル/バレル
・ゴールド1699.2→1682.6(▲1.21%)
・5年債0.795→0.831(+3.5%)+3.6bp
・10年債1.564→1.592(+1.56%)+2.8bp(1bp=0.01%)
・実質金利 1日前▲0.02→本日+0.01
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲13.69%(24.66)→+3.28%(25.47)
→一時VIXは28まで上昇
・HYG▲0.38%→▲0.73% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
こちらを見ていくと、とにかく金利が急上昇しすぎて、それによるボラティリティが発生し、株価が全く安定しない状況と言えそうです。原油やコモディティは下落していたとしても高水準。経済が停滞してるわけではないのが、またマーケットを難しくしています。
またジャンク債が下落していることにより、単純に高配当に資金が向かってるわけではなく、バリュエーション的に適切で更にアフターコロナで上昇できそうな銘柄に資金が集まると言った方が良さそうです。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は下落です。要は今日もショートカバーとショート、そしてオールド系に資金が入っただけです。GAFAMには資金が入ってはいないですね。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は大幅に下落です。こちらはもっとSPYより顕著です。ショート・ショートカバーの繰り返し。買いのフローは殆どはいってないと思います。
VOOの出来高も下落です。個人投資家も似たような感じですね。
中小株出来高
ラッセルは出来高も下落です。ラッセルはトータルでは強かったですが、ラッセルグロース系は徹底的に売られたと思います。上昇したらショートがはいる。そんな状況でした。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
上昇セクターはオールド全般だと考えればいいと思います。特に上昇が大きかったのは、アフターコロナで活況になると思われる航空・レジャーなどの外での活動を意識させる銘柄でした。
下落セクター)
ハイテク・半導体・EV・環境が大負けです。またヘルスケアの検査機関連も売られています。完全に真逆の状態になっています。財政と金利が大きなダメージになっています。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲4.17% 1日前+1.07% )
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は金曜日とほぼ変わらずです。アップルも折角戻したと思えば、ショートカバーからのショートが繰り返されてました。
AMZN:パフォ(本日▲1.62% 1日前+0.77%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は大分下がりました。消費が上昇することが見込まれているので、アップルよりはダメージが浅いです。
TSLA: パフォ(本日▲5.84% 1日前▲3.78%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日より下落です。テスラが最も顕著です。金曜日に恐らくアークから買い戻された分は全てショートされて、ショートカバー、この繰り返しで最終的には金曜日よりも下落している状況。酷い状況だと思います。
まとめ
では「米国株はバリューシフトに!ハイテクの転換点はまだ先か!?」をまとめていきますね!
ハイテクの転換点はまだ先になりそうです。恐らく金利水準がマーケットが納得する形にならないと転換は難しそうです。ブルームバーグの記事では1.75%ともありますが、これもなってみないと分からない状況だと思います。
・国債入札:金利の変動に落ち着き
9日(火)
3年債(580億ドル)
10日(水)
10年債(380億ドル)
11日(木)
30年債(240億ドル)
総額1200億ドル
*特に水曜日の10年債入札が重要です。
明日はまず3年債の入札があります。短期金利が長期よりも上昇している状況でインフレ懸念もあるので、こちらをまずは注視しましょう。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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