米国株は力なく再度下落！ダウ+1.35% ナス+0.99% SP500+1.13% ラッセル+2.38% もみ+1.3% 。今日は朝一が正に狂乱売りでした。個別株・トレンド株主体の投資家にとっては地獄だったかもしれません。
今日はオープン前に金利が1.4を超えて年初来最高になり、一旦マーケットが不安になりましたが、逆にそれで落ち着いた事により、機関投資家の買いが入りやすくなったとも考えることができそうです。（金利上昇まで はプレで全上げだった。）
リバランスはまだ警戒ですが、一旦の底を見た形になったと思います。
米国株投資家もみあげの「米国株は全面高に！リバランスは警戒も底打ちか？」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.06％(192.50→195.13)
・原油価格61.93→63.44ドル/バレル
・ゴールド1804.8→1803.3(▲0.11%)
・10年債1.352→1.371(+1.26%)+1.9bp(1bp=0.01%)
→一時1.43まで上昇で年初来高値に
・実質金利 1日前▲0.10→本日▲0.08
*長期実質金利平均。長期実質金利平均：長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲1.45%（23.11）→▲7.45%（21.34）
・HYG+0.24%→+0.10% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1％が発生したら警戒です。）
今日は原油・半導体などが大きく上昇しました。それによってオールド系や環境系が大きく上昇する結果となっています。また金利上昇も時間外の株価高騰を冷静にさせたことによって、逆に淡々とした買いを誘発したような気がします。あのままなら逆に今日は引けに大きくマイナスの可能性もあった気がします。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は下落です。今日の上昇はいい傾向だと思います。売りが少なく買いが淡々と増えての上昇なので、過熱感がそこまでなかったと思います。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は昨日より大きく下落です。売りも少なかったとは思うのですが、買いもそこまで入ってないです。やはり金利上昇が重しになってる感はあります。
VOOの出来高も下落しています。とはいえ淡々と買いが入った状況だと想定できます。
中小株出来高
ラッセルは今日は非常に調子が良かったです。出来高も減少していますが、こちらがもっとも淡々と買いが入ったんじゃないでしょうか。一応財政案も3月14日までに1.9兆ドルの合意を目指すという報道もありました。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター）
上昇セクターはエネルギー・金融・環境・EV系・素材系、後は遂に個人投資家のGMEなどショートスクイーズ系が上昇しています。GMEは100％のプラスになっていました。
下落セクター）
下落セクターは公益、一般消費財の一部、アップル・アマゾンなどは不調です。ハイテクグロースもあまり芳しくない状況だったと思います。アークETFの不調に引っ張られていますね。経済再開も意識されてのハイテクが奮わないのはあると思います。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL： パフォ（本日▲0.44% 1日前▲0.11%）
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は昨日より下落です。ただアップルなどは金利上昇がまだ重しになっています。なかなか上昇に転じる事は出来てないですね。
AMZN：パフォ（本日▲1.09％ 1日前+0.43％）
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日より下落です。ただこちらもアップルと同様に重いですね。中々上昇気流には乗れてないです。
TSLA： パフォ（本日+6.18％ 1日前▲2.19％）
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日と同じです。直近で売られた分を取り返してるような動きです。環境系が全体的に買われていて、今日はテスラの安定感もマーケット全体への好感に繋がった気がします。
まとめ
では「米国株は全面高に！リバランスは警戒も底打ちか？」をまとめていきますね！
今日は一旦底打ちしたと言っていいと思います。というのがオープン時に過熱感がなくそこから淡々と機関投資家メインで買いが入ったと思われるからです。もちろん今日特に急上昇した銘柄はまたリバランスの可能性が入る事は忘れない方がいいと思います。
金利に関しての懸念もまだあるし、警戒感も当然続いていますが、この水準ならまだ株は買われる状況であることを忘れずに。後はオールドとハイテクのバランスですね。これは僕も非常に苦労しています。その辺りのローテーションを上手く見極めるのも大切だと思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って！
＊投資判断はあくまで自己責任で
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