米国株は急落!ダウ-1.75% ナス-3.52% SP500-2.45% ラッセル-3.69% もみ-8.92% 。暴落とは言わないと思います。あくまで急落です。とにかく金利上昇に歯止めがきかず、ポジティブニュースがなく投げ売られました。
今日は10年債・5年債などの急激な上昇が株価に重しになっています。一旦昨日買われた分が全て吐き出されてしまって逆噴射してしまったような形になってしまいました。とにかく国債が買われてない状況が続いています。
米国株投資家もみあげの「米国株は急落!金利急上昇からの株の投売りに」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.28%(195.13→194.59)
・原油価格63.44→63.34ドル/バレル
・ゴールド1803.3→1771.7(▲1.61%)
・5年債0.597→0.820(+36.91%)+23.3bp
・10年債1.371→1.555(+12.6%)+18.4bp(1bp=0.01%)
→一時1.6まで上昇。債券の動きじゃないですね。
・実質金利 1日前▲0.08→本日+0.05
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲7.45%(21.34)→+35.38%(28.89)
→一時31.16まで上昇。
・HYG+0.10%→▲0.95% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
→社債周りもかなり危ない数字が出ています。流石に明日切り返さないと警戒信号です。
今日の変動はとにかく金利の上昇につきると思います。5年債・10年債と上昇しています。テーパリングの織り込み・債券の買い手不在、どちらも可能性があると思います。また7年債の入札も非常に悪かったという事。それによって株式の投売りが起こりVIX指数が急上昇していました。
よってもし反転しても一旦センチメンタルがここまで悪くなったので、ボラが高くなるマーケットがまた続くと想定した方がいいと思います。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は急上昇です。昨日の倍、まだこんなに売るポジションを持っていたかというイメージです。債券が買われない、その分株式も売る、それが全体に波及する。買いが弱すぎて、それが益々売りを助長してたように思えます。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は昨日の倍です。こちらもSPYと同様です。
VOOの出来高も倍です。個人も投げうってる状況が良くわかります。
中小株出来高
ラッセルは昨日は除いてかなり売られてきたので、出来高の上昇は他よりはマシです。ただこちらも非常に大きく売られているのが分かります。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日は上昇セクターはないです。何とかGMEとかKOSSとかが20%上昇で耐えたのですが、一時期50%以上上昇してそこまで下がったので、上昇とは言いずらく。WKHSがUSPSの契約がダメになったと思ったら、まだ契約の可能性があるという報道で20%近く上昇です。(デマが多すぎる)
下落セクター)
下落セクターは全てです特に中小株やナスダック系が大打撃を受けています。テスラは引けで少しもどしましたが、とにかく絶不調。金利が1.5を超えて債券も投げ売り・株式も投売りと売りが売りを呼んでしまいました。昨日戻した分余計に反動が大きかったと思います。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日▲3.47% 1日前▲0.44%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は昨日より上昇です。ただインデックスほどは上昇していません。とはいえアップルはずっと継続して売られ続けていますね。
AMZN:パフォ(本日▲3.24% 1日前▲1.09%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日より大幅上昇。アマゾンもアップルと同じで継続して売られ続けています。
TSLA: パフォ(本日▲8.06% 1日前+6.18%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日と同じです。昨日買われた分が全て売られたような形です。そしてテスラはカリフォルニアのモデル3の工場が2週間ほど操業停止も痛いです。恐らく半導体不足が影響になると思います。
まとめ
では「米国株は急落!金利急上昇からの株の投売りに」をまとめていきますね!
金利上昇は買い手不在と政策面におけるインフレ率上昇への対策も必要だと思います。FRBは打ち手は売ってるとは思うのですが、何かポジティブなニュースがないとキツイ局面だと思います。これはずっと言い続けてますけどバイデン政権が一体どこに向かうか全く見えてきません。
政策支援も見込めないで、今の所マーケットは放置されてるようなイメージもあります。流石にここまで調整とリバランスが入ると、明日は月末なので、切り返しを期待したいところです。ただ切り返したとしてもボラが激しいマーケットは継続すると思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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