米国株はラッセル上昇!ダウ-0.22% ナス-0.12% SP500-0.38% ラッセル+2.05% もみ+1.19%。中小株が非常に強かったです。本日は少し動きが複雑でした。バイデン大統領の追加政策の内容も見えてきています。
スタート時は中小株は大きく上昇、他の指数も緩やかに上昇しそうでした。そのごFRBパウエル議長の発言で国債が売られ金利上昇。それによって株高になるかと思えば、調整が入りつつ、最後はバイデン大統領の追加政策内容が見えてきて、引けにかけてリバランスが入って終了といった形でした。
マーケットに過熱感はないですが、少し気味が悪い動きではあったと思います。
米国株投資家もみあげの「米国株はラッセル上昇!バイデン追加政策$1.9兆+$1400給付金」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
バイデン追加経済政策
バイデン大統領は1.9兆ドルの追加経済政策であることが報じられています。中身はまだわからないですが、市場の予想は2兆ドルでした。
しかし上記に加えて更に2000ドル(前回600ドル支払われたので、正確には1400ドルの追加)の給付金を別に、それと地方財政の支援も行われる予定という事です。これで市場予想の2兆ドルを超えてくることになります。
とはいえ市場の反応はそこまで大きなものではなかったです。
FRBパウエル議長発言
今日のFRBのパウエル発言は凡そ市場関係者の予想通りといったところでしょうか。ただ一部でテーパリングに関して噂されていましたが、その件に関してはまだ時期尚早と名言しています。これをうけて安心したのか国債が売られて金利が上昇した形になりそうです。
いつもの日経後藤さんの要点まとめです。
◆パウエル氏発言の要点
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2021年1月14日
パウエルFRB議長の討議は「安全運転」という印象でした。長期金利はやや上昇したものの、株やドルは落ち着いていました。下記に要点をまとめました。パウエル議長はご自宅からのオンライン参加(写真)だったのか、普段よりカジュアルな雰囲気でした。 pic.twitter.com/ccjRoN1hK5
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+0.90%(175.19→176.77)
・大豆油指数+2.06%(42.17→43.05)
・原油価格52.97→53.65ドル/バレル
・ゴールド1852→1847(▲0.19%)
・10年債1.090→1.133(+3.75%)+4.3bp(1bp=0.01%)
→追加政策を考慮して国債は売られて金利は上昇しています。
・実質金利 1日前▲0.39→本日▲0.36
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲5.32% (22.08)→+4.68% (23.25)
・HYG+0.30% →▲0.02% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
先物は相変わらず堅調です。懸念点は今の所見えてきません。金利に関してはFRBの方向性も明確になった安心感と追加政策期待で国債が売られてる形になったと思います。
となれば本来VIXは低下して株価は上昇となりそうなのですが、どうも大口はそのタイミングでリバランスを入れたような感じです。それによって引けにかけてマイナスに沈みこんでます。動きが複雑でわかりずらかったです。。。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は昨日より下落です。本日は出来高も少なく、GAFAMは売りフローが終日入ってる形になります。マーケットに過熱感も無かったです。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は昨日と同じです。但し中身としては売りが中心となっていたと思います。アップル・マイクロソフト・テスラなど終日売りが中心でした。
VOOの出来高は昨日より上昇です。個人は少しオールドも含めたSP500を買いつつあることも見えてきます。給付金も入るし満遍なく投資してると言えるでしょうか。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日は中小株とオールドのエネルギー・資本財・金融が上昇していました。半導体も強弱ありますが、半導体指数が好調で上昇しています。後は給付金を考慮されてIPOや中小株のB to C方面にも資金が集まってた気がします。
下落セクター)
金利上昇もあり、資本財などが下落しています。クリーンエネルギーも少しお休み状態ですね。これは明日の政策でインフラ政策などが発表されれば状況が変わりそうな気もします。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日-1.51% 1日前+1.62%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は昨日とほぼ変わらずです。昨日上昇した分を本日大口は売却したんじゃないかという雰囲気です。引けにかけてまた買われてるかもしれませんね。
AMZN:パフォ(本日-1.16% 1日前+1.44% )
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日とほぼ変わらずです。こちらもアップルと同じような動きをしてる気がしますね。大口は本当にリスクヘッジが過剰な気もします。(逆に言うと過熱感が無くて助かります。)
TSLA: パフォ(本日-1.10% 1日前+0.59% )
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日より下落です。今日はテスラは終日動きは良くなかったです。少し様子見状態が続きそうな感じですね。
コロナ状況
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均はまた増加傾向になっています。24.6万人です。
米国コロナ死者数推移(1週間平均)
コロナ死者数も増加傾向です。感染者数増加に伴って上昇していますね。
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株はラッセル上昇!バイデン追加政策$1.9兆+$1400給付金」をまとめていきますね!
本日は非常に分かりずらい動きだったと思います。方向性が見えずらいですね。中小企業への支援は手厚くなるのは間違いなさそうなので、それに関係する銘柄を持っておけばいいと思いますが、大型株は頻繁に調整が入ってしまっています。
とはいえ、株価が大きく下落するリスクは軽減されていると思いますので、本日のバイデン大統領の追加政策に対しての声明を見て、明日のマーケット状況をしっかりチェックしていくしかなさそうです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
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