米国株は中小株が上昇!ダウ+0.19% ナス+0.28% SP500+0.04% ラッセル+1.77% もみ+6.9%。今日は微調整から反発しつつありましたが、10年債入札によって金利下落でその反発が堅調になって終わった形になりました。
今日は昨日の調整から一転して上昇した形になりました。今日大きかったのは金利状況を大きく左右する10年債の応札がしっかり入った事です。これによって10年債は買われて金利は大きく下落しました。それも影響してかWFH銘柄なども息を吹き返しています。
とはいえ14日のバイデン政策次第では再度金利上昇する可能性があります。更に明日は20年債の入札、14日にはパウエル議長の声明も待っていますので、その点は注視したいです。
米国株投資家もみあげの「米国株は中小株が上昇!10年債入札で金利不安が解消か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
金利関係(10年債入札)
本日10年債の入札が行われています。入札は380億ドルです。
最高落札利回り 1.164%(WI:1.172%)
応札倍率 2.47倍(前回2.33倍)
となっていて、前回より需給が強い形を示しています。しっかりと10年債に買いが入った事によって、金利は大きく下落しました。テーパリング(QEの縮小)も噂されてる中で、10年債がしっかり買われた意味は大きいです。
*応札倍率とは、競争入札の実施による国債入札などで「応札額」(分子)を「落札額」(分母)で割った値(倍率)です。 落札額に対してどの程度の規模の応札額があるかを示し、ここから算出される応札倍率で需要の強弱が判断できます。
明日は30年債の入札もあります。10年債と比較すればそれほど影響を及ぼさなそうですが、14日のバイデン先見の政策発表も控えてるので注目です。
債券利回りリスト(1月11日)
13日(水)30年債(240億ドル)
これによって金利が変動するし、この1か月の状況にも影響を与えるので注目していきたいと思います。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+1.29%(172.73→174.95)
・大豆油指数▲0.05%(42.69→42.61)
・原油価格52.15→53.15ドル/バレル
・ゴールド1844→1855(+0.52%)
・10年債1.139→1.131(▲0.14%)+0.8bp(1bp=0.01%)
→一時1.182まで上昇してからの急落です。10年債入札でしっかりと買われて、金利が下落した形になります。
・実質金利 2日前▲0.32→1日前▲0.34
→実質金利も低下していますね。
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+11.69% (24.08)→▲3.11% (23.33)
・HYG▲0.54% →+0.15% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
先物関係は相変わらず堅調です。ある程度安心してみてられる状況です。とにかく今日は10年債の金利変動です。一旦上昇しかけますが、応札によって大きく10年債は買われて金利は低下しています。
金利上昇懸念はまだ続きますが、マーケットはある程度ほっとした状況だったことが想定されます。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
SPYの出来高は昨日より上昇です。GAFAMはまだ買いが弱いですが、ショートが減って、少し買いが入った状況だと思います。
QQQ・VOO出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
QQQの出来高は昨日より下落です。GAFAMへの売り圧力は少なくなったとは思いますが、まだ積極的な買いとまでは行ってないとおもいます。
VOOの出来高は昨日より大きく下落です。個人投資家はインデックスじゃなく、中小銘柄への投資を積極的に行ってる状況が見えてきます。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日の上昇はテスラが大きく引っ張りました。またエネルギー・金融・資本財が上昇です。金利は落ち着きましたが、先物関係が堅調でそれがこれらのセクターに好影響を与えています。
また長期金利が下落したことによって、WFH銘柄なども復調しつつありました。
下落セクター)
下落セクターとしてはGAFAM含めたハイテク関係とヘルスケアです。こちらはローテーションもあるし、ショートがGAFAMに入ってた状況です。一旦金利水準が落ち着いたと思うので、GAFAMなどの巻き返しに注目です。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: パフォ(本日-0.14% 1日前-2.32%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は昨日より減少です。ただ今日見てるとオーダーフローに関して売り圧力がやっと落ち着いた感じもあります。明日からの動向に注視ですね。
AMZN:パフォ(本日+0.21% 1日前-2.15% )
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日とほぼ変わらずです。こちらもアップルと同じように少し売り圧力が落ち着きました。
TSLA: パフォ(本日+4.72% 1日前-7.82% )
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日より落ち着いています。ただテスラは終日買いオーダーが強く、昨日の下落を大きく取り返した形になっていました。
コロナ状況
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均はまた増加傾向になっています。24.8万人です。
米国コロナ死者数推移(1週間平均)
コロナ死者数も増加傾向です。感染者数増加に伴って上昇していますね。
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は中小株が上昇!10年債入札で金利不安が解消か!?」をまとめていきますね!
現在のマーケットはFRBの動向とバイデン政策を見ながら、金利水準を確かめつつ需給によって決まってると思います。GAFAMは機関投資家の懸念が取れてからが本番じゃないでしょうか。
今日は反発した形ですが、明日の30年債の入札・バイデン政策発表・パウエル議長声明など金利や今後のトレンドを変化させるイベントが続きますので、その点は要注意です。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
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