いよいよ2021年の米国株が明日からスタートします。そんな米国株ですが、第1週目から今後色々な意味で影響を及ぼしてくる可能性があるGA州の上院選が実施される予定です。
この選挙結果によってはトリプルブルーになる可能性もあり、投資家としては気が気じゃないと思います。上下どちらに動くかは読めない部分がありますが、先週の状況を再度おさらいしておいて、冷静に見守っていきたいと思います。
では米国株の今週の展望です。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】1月最初のイベントGA州上院選に注目!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
ダウ : 今週 30,606.48 先週 30,199.87 騰落率 1.35%
ナスダック : 今週 12,888.28 先週 12,804.73 騰落率 0.65%
S&P500 : 今週 3,756.07 先週 3,703.06 騰落率 1.43%
ラッセル : 今週 1,974.86 先週 2,003.95 騰落率 -1.45%
先週はダウとSP500が好調でした。こちらは後述するようにリバランスによる機関・大口投資家の資金がバランス良く入ったためだと考えています。また逆にもっとも調子がわるかったのが、ラッセル指数です。
中小株は個人投資家が買い支えてる面もあったのですが、今週は大口投資家がリバランスによって一度ポジション整理してる側面もあったかと思います。それによって個人投資家もマージンコールが引き起こされ一部売却してる背景もあったように感じています。特にモメンタム・WFH銘柄・IPO銘柄は絶不調に陥ってました。
今週はそれが一度落ち着いて今度はどのような資金の流れになるか注目です。
注目トピック
特に重要なイベントとしては、ジョージア州と雇用統計になると思います。ジョージア州は現在共和党50、民主党48で民主党が2議席獲得した場合は、トリプルブルーになります。政策の方向性がより確実になり、民主党が実施したい政策が法案としてすんなり通るようになります。
ただ民主党は前回の9000億ドルの法案において、更に金額を上乗せしたい意向がある事も報道で聞こえてきていました。州や中小への手厚い支援ですね。この辺りがどのように左右するかが注目です。
米国市場状況(12月最終週)
12月最終週ヒートマップ
最も上昇したのは公益でした。金利が上昇していないために公益は不利な状況なのですが、リバランスで資金が入ったと考えることもできそうです。
実はセクターで見るとエネルギーセクター以外は全て上昇という週になっていたんです。これは驚きました。リバランスを終えて機関投資家はロングのポジションを取ったとおもったですが、このセクター状況を見ると満遍なくポジションを取ったのではないかという状況が見えてきます。
また2021年は新興国投資も上昇を期待されてると思います。この分野に関しても特に注意を払っていきたいです。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
12月第4週
コロナ状況(再悪化)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
コロナ新規感染者数は1週間平均は増加に転じてしまいました。ホリデーシーズンは危ないとおもってたのですが、20.5万人平均です。ワクチン配布スピードとの綱引きになりそうな状況です。
米国コロナ死者数推移
土曜日:12月19日2889人増 vs 1月2日2051人増です。
日曜日:12月20日2571人増 vs 1月3日2398人増です。
2週間前よりは死者数は減少しました。ただ直近の傾向を見てると死者数もホリデーシーズンに上昇傾向になってる状況も見えてきています。
12月15日300,479人(前日対比1311人増)
12月16日303,773人(前日対比2294人増)
12月17日307,429人(前日対比3656人増)
12月18日310,699人(前日対比3240人増)
12月19日313,588人(前日対比2889人増)
12月20日316,159人(前日対比2571人増)
12月21日317,668人(前日対比1509人増)
12月22日319,364人(前日対比1796人増)
12月23日322,765人(前日対比3401人増)
12月24日326,124人(前日対比3359人増)
12月25日329,023人(前日対比2899人増)
12月26日330,246人(前日対比1223人増)
12月27日331,909人(前日対比1663人増)
12月28日333,118人(前日対比1209人増)
12月29日334,836人(前日対比1718人増)
12月30日338,561人(前日対比3715人増)
12月31日342,312人(前日対比3751人増)
1月1日345,737人(前日対比3425人増)
1月2日347,788人(前日対比2051人増)
1月3日350,186人(前日対比2398人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
今後の注目イベント
5(火)
ISM製造業景気指数
ジョージア州で上院選決選投票
6(水)
ADP雇用統計
FOMC議事録
アメリカ国旗次期大統領、正式発表
7(木)
ISM非製造業景気指数
8(金)
雇用統計
まとめ
では「【米国株の展望】1月最初のイベントGA州上院選に注目!」をまとめていきますね!
GA州でのマーケットの織り込みはどの程度かは想像つかないですが、一度年末にリバランスして機関投資家のロングポジションが増えたと想定しています。よって株価が下落したとしても、そこは落ち着いて対処すればいいかと考えています。
それ以外にもISM製造業景況指数・雇用統計など今後のFRBの方向性に関わってくるであろう経済指標の発表も控えています。最初の週からイベント盛り沢山ですが、しっかり腰を据えて落ち着いて投資をスタートしていきたいですね。
今年もそして今週も1週間頑張りましょう!
先週のコメントです。備忘録
気になる部分としては、ダウのショート割合が50%、ナスダックが30%を超えています。それでも12月24日は上昇したのですが、マーケットの地合いが悪い場合は下落するリスクがあります。
逆にマーケットの地合いがいい場合はショートカバーが発生すると思うので、その辺りも注意して確認した方がいいですね。
今年最後の1週間になります。しっかり来年の準備をする期間と考えてもいいと思います。来年早々最もきになるのは1月5日です。それだけは要注意としたいと思います。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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