米国株はリバランスで軟調に！ダウ-0.22% ナス-0.38% SP500-0.22% ラッセル-1.85% もみ-1.4%となっています。全体的に軟調になりました。ダウとS&P500は途中まではプラスだったのですが、給付金2000ドル否定でマイナスに沈みました。
今日も全体的にリバランスの影響が発生していました。昨日絶好調だったアップルはそれによる調整も入っています。また独占禁止法などで不調に陥ってたアリババなどは本日+6%で中国株も全体的に復調していました。
焦点はリバランスが今日で終わったかどうかだったと思います。引け間際には買いが入っていたのも重要な点です。
米国株投資家もみあげの「米国株はリバランスで軟調に！給付金2000ドルはブロック」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
注目トピック
オープン前には給付金2000ドル案が下院を通過しましたが、上院では見事に否定されてる形になっています。マコーネルさんがこの案をブロックしていますね。
元々民主党は多くの財政支援を実施したいので、共和党側がこの案をブロックするのはシナリオ通りだと思いますが、、ただそれでもこの件でマーケットが全体的に下落に進んだのは間違いないです。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+1.24％(164.13→165.37)
・大豆油指数+1.95％(41.02→41.85)
・原油価格47.68→48.00ドル/バレル
・ゴールド1873→1878(+0.2%)
・10年債0.928→0.936(+1.44%)▲0.8bp(1bp=0.01%)
・実質金利 2日前▲0.46→1日前▲0.45
→実質金利は相変わらず低水準です。
*長期実質金利平均。長期実質金利平均：長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+0.09% （21.54）→+6.36% （23.08）
・HGY+0.13% →▲0.13% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1％が発生したら警戒です。）
昨日は先物が軟調になっていましたが、本日は戻しています。ただ指数系は下落しています。この2日間リバランスが継続している証左ともいえると思います。VIX上昇はリバランスと上記給付金2000ドル否決で全体的に軟調になったからですね。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 69,747,037 vs 1日 48,388,462
3日前の出来高
10日平均 72,667,708 vs 1日 39,619,365
2日前の出来高
10日平均 69,878,017 vs 1日 26,101,471
1日前の出来高
10日平均 66,750,267 vs 1日 35,164,509
本日の出来高
10日平均 64,880,445 vs 1日 49,854,066
SPYの出来高は昨日より大きくなっています。継続してリバランスがされてるがわかると思います。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 29,990,513 vs 1日 26,378,343（VOO 2,381,325 ）
3日前の出来高
10日平均 31,155,418 vs 1日 20,315,952（VOO 2,514,999 ）
2日前の出来高
10日平均 28,391,616 vs 1日 16,781,340（VOO 1,447,530 ）
1日前の出来高
10日平均 27,318,161 vs 1日 21,517,066（VOO 2,640,078 ）
本日の出来高
10日平均 26,891,894 vs 1日 25,604,561（VOO 2,531,532 ）
QQQは出来高上昇です。ナスダック100だけプラスに移行していました。VOOは昨日より微減ですね。個人がハイテク中小を買いだしてるのが見えてきます。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター）
全体的に調整が入っていましたが、アマゾンは継続して好調になりました。後はヘルスケアですね。全体的にプラスとなっています。ナス100も今日はプラス圏に移行したのは注目です。
下落セクター）
昨日調子が良かったアップルは調整です。またオールド系も全体的に下落していますね。リバランスで全体が軟調＋給付金2000ドルブロックの影響だと思います。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL： 10日平均118,000,152 vs 本日119,805,751 (1日前122,254,706 ）
パフォ（本日▲1.33% 1日前+3.58% ）
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高はほぼ変わらずです。昨日3%以上下落したが、今日は1.3％です。出来高がほぼ同じでもアップルはオーダーフローは悪くないという事が良くわかると思います。
AMZN：10日平均 3,682,827 vs 本日 4,768,928(1日前5,566,958)
（本日+1.11％ 1日前+3.51％）
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は昨日より下落です。ただアマゾンは買いのオーダーフローが入っているのが分かります。
TSLA： 10日平均 61,598,037 vs 本日22,463,749(1日前31,432,178 )
パフォ（本日+0.35％ 1日前+0.29％）
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は昨日より下落です。ただテスラ直近を見てると指数系に組み込まれた影響か非常に手堅い銘柄になりつつあります。これはホルダーにとっては複雑な心境かもしれませんね。
コロナ状況
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移（1週間平均）
1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均は増加傾向が落ち着きつつあります。18.1万人です。
米国コロナ死者数推移
12月15日1311人増 vs 本日1718人増です。本日は2週間前と比較して死者数は増加となってしまっています。
12月7日282,299人（前日対比1113人増）
12月8日283,703人（前日対比1404人増）
12月9日286,249人（前日対比2546人増）
12月10日289,373人（前日対比3124人増）
12月11日292,141人（前日対比2768人増）
12月12日295,450人（前日対比3309人増）
12月13日297,818人（前日対比2368人増）
12月14日299,168人（前日対比1350人増）
12月15日300,479人（前日対比1311人増）
12月16日303,773人（前日対比2294人増）
12月17日307,429人（前日対比3656人増）
12月18日310,699人（前日対比3240人増）
12月19日313,588人（前日対比2889人増）
12月20日316,159人（前日対比2571人増）
12月21日317,668人（前日対比1509人増）
12月22日319,364人（前日対比1796人増）
12月23日322,765人（前日対比3401人増）
12月24日326,124人（前日対比3359人増）
12月25日329,023人（前日対比2899人増）
12月26日330,246人（前日対比1223人増）
12月27日331,909人（前日対比1663人増）
12月28日333,118人（前日対比1209人増）
12月29日334,836人（前日対比1718人増）
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株はリバランスで軟調に！給付金2000ドルはブロック」をまとめていきますね！
大分リバランスが進んだ感があります。給付金2000ドルの件は本当に気にしないでいいと思います。どちらかというと今回の件で1月5日のGA州の上院選の支持率にどのような変動があるかの方が要チェックです。
また中小株は引けに戻り始めてる印象も持っています。中国株の本日の復調もこれが継続するか注目ですね。個人投資家は相変わらず積極的に動いてる側面も見えているので、大崩れはしないでしょうが、中小株メインの投資家は結構痛い目を見てると思うので、反発するといいですね。
米国市場スケジュール
12月31日 債券市場は短縮営業
1月1日 お休み
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って！
＊投資判断はあくまで自己責任で
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