米国株は急落からの反発でした!ダウ+0.12% ナス-0.1% SP500-0.39% ラッセル+0.02% もみ+0.5%となっています。先物含めてオープン時は暴落などささやかれたいましたが、終わってみればなんてことない調整どころかダウ・ラッセルはプラスになっています。
今日はオープン時とクローズ時が全く世界が違ったと言っていいと思います。オープン時は追加経済政策9000億ドルの中身は共和党・民主党で日曜日に合意されたのですが、英国の新種ウィルス不安で一気に調整が来ていました。
しかし最終的にはウィルス不安もかき消されて、上昇に転じて行っています。
もしかしたら今日は機関投資家は調整を進めようとしたかもしれないですが、個人投資家をメインに需給が強すぎて反発したように見えます。
米国株投資家もみあげの「米国株は急落からの反発!ウィルス不安をかき消す需給力」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.98%(166.45→164.83)
・大豆油指数▲0.43%(39.99→39.50)
・原油価格49.08→47.72ドル/バレル
・ゴールド1879→1877(▲0.16%)
・10年債0.948→0.938(▲0.53%)▲1.0bp(1bp=0.01%)
・実質金利 2日前▲0.44→1日前▲0.43
→実質金利は1日前は多少上昇しました。
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲2.64% (21.57)→+17.62% (25.39)
→一時VIXは31.46で42%も急上昇したのですが、一気に下落しています。
・HYG+0.28% →▲0.36% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
今日はオープンとクローズで全く状況が違ったと思います。基本的に全ての指数がオープン時よりも切り返して良好な状態になって終了しています。VIX指数の反応が異常でした。俺はオプション関係が大きく動いた事も影響してそうです。
ただ実際の出来高は過熱感もなく、個人投資家などは寧ろ押し目買いをしてた気がします。
最も気になるのはHYGです。恐らく流動性に危険信号がでるとやはり最初にダメージがでそうなのがこの分野になりそうです。今後も注視していきたいと思います。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 58,421,541 vs 1日 51,377,705
3日前の出来高
10日平均 57,378,154 vs 1日 48,801,484
2日前の出来高
10日平均 58,627,505 vs 1日 61,850,472
1日前の出来高
10日平均 58,751,253 vs 1日 112,608,619
本日の出来高
10日平均 67,330,500 vs 1日 78,009,524
SPYの出来高は減少です。主に売りが多かったですが、それほど大きな出来高ではないですね。大きな下落の可能性も示唆されましたが、マーケットはVIX指数ほどは混乱してなかったように思えます。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 26,453,998 vs 1日 23,812,354(VOO 2,753,435)
3日前の出来高
10日平均 26,268,780 vs 1日 23,686,391 (VOO 2,271,272)
2日前の出来高
10日平均 26,452,968 vs 1日 23,341,599(VOO 2,613,861)
1日前の出来高
10日平均 26,543,148 vs 1日 38,102,874(VOO 5,909,951)
本日の出来高
10日平均 28,727,279 vs 1日 33,907,182(VOO 3,685,384 )
QQQの出来高は20%減少、VOOは大きく減少しています。個人投資家は相変わらず指数系ではなくて、個別銘柄のIPOやWFHなど値動きが大きい銘柄に集中しています。押し目買いしてる状況も見えてきます。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター)
今日はGAFAMが復調し始めたように見えます。テスラ組入れでリバランスも終わったので、そろそろ本来の評価がされるかもしれません。金融系はストレステストの結果が良好で自社株買い再開で大きく上昇。IPO銘柄やWFH銘柄は非常に好調でした。NKEは販売好調で大きくプラスです。
下落セクター)
TSLAは大きく下落、上記セクター以外はほぼ満遍なく売られた形でした。一部戻しては来ていますが、軟調だったと言えます。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均107,403,680 vs 本日113,386,184 (1日前189,233,230 )
パフォ(本日+1.24% 1日前▲1.59% )
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は1日前の40%減少です。リバランスが終了してオーダーは少し改善してきそうです。また引け前にEV車業界に参入予定といった報道を受けて上昇しています。
AMZN:10日平均 3,761,049 vs 本日 3,778,633(1日前5,778,226)
(本日+0.14% 1日前▲1.09%)
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は1日前より30%減少です。こちらも引け前に徐々にオーダーが改善されていってプラスになっています。テスラのリバランスで最も大きな影響を受ける同じセクターのアマゾンだったので、ここから復調するかもしれません。
TSLA: 10日平均 72,318,041 vs 本日56,351,021 (1日前194,654,071 )
パフォ(本日▲6.49% 1日前+5.96%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は1日前の約3分の1です。売りがメインで流石に今日はショートの勢いに押されています。ただ先週の木金で11%程上昇しているので、ある意味適正な調整とも言えそうです。今後次第ですが、それほど心配することはないのかもしれません。
コロナ状況(深刻)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均はどんどん増加しています。21.5万人です。
米国コロナ死者数推移
12月7日1113人増 vs 本日1509人増です。死者数は増加です。ワクチンの配布がスタートしました。本日は2週間対比で増加傾向です。
12月3日273,446人(前日対比2804人増)
12月4日276,325人(前日対比2879人増)
12月5日278,932人(前日対比2607人増)
12月6日281,186人(前日対比2254人増)
12月7日282,299人(前日対比1113人増)
12月8日283,703人(前日対比1404人増)
12月9日286,249人(前日対比2546人増)
12月10日289,373人(前日対比3124人増)
12月11日292,141人(前日対比2768人増)
12月12日295,450人(前日対比3309人増)
12月13日297,818人(前日対比2368人増)
12月14日299,168人(前日対比1350人増)
12月15日300,479人(前日対比1311人増)
12月16日303,773人(前日対比2294人増)
12月17日307,429人(前日対比3656人増)
12月18日310,699人(前日対比3240人増)
12月19日313,588人(前日対比2889人増)
12月20日316,159人(前日対比2571人増)
12月21日317,668人(前日対比1509人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は急落からの反発!ウィルス不安をかき消す需給力」をまとめていきますね!
月曜日からハイボラティリティのマーケットになりました。ただ個人投資家は本当に最近強いなーというのが印象です。簡単には手放さないというか株式への積極性を感じます。
テスラの組入れで大きな調整も心配されましたが、確かに明日も下落しているかもしれませんが、今日の出来高の様子だと今調整する幅が無いような気もしています。新種ウィルスにワクチンは効果が出ると推測されてますが、この点は注意深く見守っていきたいですね。
後は米国市場が下記スケジュールなので、23日に利確売りなどは注意したいです。
12月24日短縮市場 NYT 13:00終了
12月25日米国市場お休み
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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