米国株は全面高！ダウ+1.14% ナス+1.25% SP500+1.29% ラッセル+2.4% もみ+2.3%となっています。バイデン大統領確定からの追加政策期待で今日は綺麗にリスクオンになった日と言えそうです。
報道をベースに バイデン政権期待としてますので、政治的な議論は遠慮ください。ただ上院のマコーネルさんがバイデン・ハリスさんに選挙における勝利を祝ったのはほぼ確定とみていいと思います。
そして政権が固まってくると追加経済政策への期待値も上昇してきました。重要な発言もされています。更にワクチン期待・アップルの増産など全面的にリスクオンになる材料が多かったです。但し出来高という需給はまだ強くはないです。
米国株投資家もみあげの「米国株は全面高！バイデン大統領確定からの追加政策期待で！」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
今日のトピック
バイデン大統領誕生へ
BBCの記事なので信憑性はあると思います。正式に選挙人過半数獲得が報道されています。
上院の共和党重要人物であるマコーネル氏がバイデン・ハリスさんに選挙での勝利を祝福しています。流石にこの状況をみるといよいよバイデン大統領誕生確定と考えてもよさそうです。
追加経済政策可決期待へ
下院議長ナンシーペロシ (D., カリフォルニア州)、上院の主要なリーダー ミッチ-マコネル (R., Ky.)、上院の少数派リーダー チャック-シューマー (D., N.Y.) と下院の少数派リーダー ケビン-マッカーシー (R., カリフォルニア州) は火曜日に追加法案について議論。
またマコーネル氏が「今年中に追加法案をまとめる」といった内容が特にマーケットに好感されています。バイデン政権がほぼ確定したので、共和党としても支持基盤を守りに入ると考える事もできます。
ワクチン追加承認期待
FDAがモデルナワクチンに関して好意的な見解を出しています。詳細は割愛しますが、早ければ木曜日に緊急承認の可能性があります。
アップルの躍進
アップルが5Gの買い替え需要によって、2021年上期の生産3割増し予定であることが報道されています。これによって本日アップルは急上昇しています。出来高は昨日の約2倍となっていました。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+0.48％(162.24→163.02)
・大豆油指数+1.34％(38.82→39.25)
・原油価格46.98→47.76ドル/バレル
・ゴールド1828→1853(+1.39%)
・10年債0.896→0.913(+1.66%)1.7bp(1bp=0.01%)
・実質金利 2日前▲0.44→1日前▲0.44
→実質金利が相変わらず低い水準です。
*長期実質金利平均。長期実質金利平均：長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+5.79% （24.66）→▲8.05% （22.85）
・HYG+0.01% →+0.31% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1％が発生したら警戒です。）
総じてリスクオンになったと言っていいと思います。特に政権がほぼ確定して財政期待が高まったのが大きいです。共和党も民主党に歩み寄りを見せていますし、金利上昇は財政期待での上昇も大きく関係してると考えていいと思います。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 54,560,050 vs 1日 71,051,245
3日前の出来高
10日平均 55,728,294 vs 1日 55,205,235
2日前の出来高
10日平均 56,968,740 vs 1日 57,155,790
1日前の出来高
10日平均 59,887,194 vs 1日 57,381,821
本日の出来高
10日平均 58,421,541 vs 1日 51,377,705
SPYの出来高はリスクオンにも関わらず、指数関係の買いはまだ強くはないです。需給面ではまだ力強いフローになってるとは言えないと思います。大口はリバランスも控えてる為に動きはそこまで大きくないと想定できます。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 22,545,885 vs 1日49,171,266（VOO 2,526,873）
3日前の出来高
10日平均 24,978,136 vs 1日27,380,174（VOO 2,730,248）
2日前の出来高
10日平均 25,397,408 vs 1日26,556,489（VOO 2,382,943）
1日前の出来高
10日平均 26,357,138 vs 1日27,167,299（VOO 2,530,154）
本日の出来高
10日平均 26,453,998 vs 1日 23,812,354（VOO 2,753,435）
QQQの出来高もVOOの出来高もそれほど変わらないです。QQQはアップルが好調にも関わらず、
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
ほぼ全面高と言っていいですが、アップルを除いたGAFAMは軟調と言えます。この辺りの大型はテスラのリバランスも考慮して買いが少ないと言えそうです。またバイデン政権見込みで中小株、クリーンエネルギー関係が今日は非常に好調でした。
特徴的なのはSWBI（+11％）・RGR（+5％）などの銃関係の銘柄が好調でした。民主党政権だと銃規制も考えられますが、それ以上に移民やワクチン暴動など、年末年始の政治空白期間への備えで上昇してるとも言えそうです。
下落セクター
下落セクターとはいえないですが、PFEはワクチン織り込み終了で下落、一部直近で割高になってると考えられる銘柄には買いが入っていませんでした。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL： 10日平均90,575,369 vs 本日155,409,451 (1日前78,303,594）
パフォ（本日+5.03% 1日前▲0.51%）
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は1日前より大きく上昇です。約2倍近くまで上がっています。本日の2021年上期生産アップ、iPhoneの売上が好調というニュースが好感されていますね。
AMZN：10日平均 3,386,847 vs 本日 3,192,671(1日前4,080,238)
（本日+0.26％ 1日前+1.23％）
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は1日前より30％近く減少です。アマゾンは昨日少し回復したのですが、今日は出来高も低くなり微上昇になりました。インデックス系がまだ出来高が重いのは、この辺りも関係ありそうです。
TSLA： 10日平均 51,757,651 vs 本日44,305,306 (1日前51,139,254)
パフォ（本日▲1.03％ 1日前+4.79％）
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は1日前より15%程下落です。今日はアップルに資金が集中して、テスラは売りが先行していたと言えそうです。
コロナ状況（深刻）
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移（1週間平均）
1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均はどんどん増加しています。21.5万人です。
米国コロナ死者数推移
12月1日1172人増 vs 本日1311人増です。死者数は増加です。ワクチンの配布がスタートしました。少し死者数が1週間平均で減少傾向になっています。
11月27日263,455人（前日対比1189人増）
11月28日264,859人（前日対比1404人増）
11月29日266,063人（前日対比1204人増）
11月30日266,873人（前日対比810人増）
12月1日268,045人（前日対比1172人増）
12月2日270,642人（前日対比2597人増）
12月3日273,446人（前日対比2804人増）
12月4日276,325人（前日対比2879人増）
12月5日278,932人（前日対比2607人増）
12月6日281,186人（前日対比2254人増）
12月7日282,299人（前日対比1113人増）
12月8日283,703人（前日対比1404人増）
12月9日286,249人（前日対比2546人増）
12月10日289,373人（前日対比3124人増）
12月11日292,141人（前日対比2768人増）
12月12日295,450人（前日対比3309人増）
12月13日297,818人（前日対比2368人増）
12月14日299,168人（前日対比1350人増）
12月15日300,479人（前日対比1311人増）
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は全面高！バイデン大統領確定からの追加政策期待で！」をまとめていきますね！
正直年内グダグダするんじゃないかと思っていました。バイデン大統領確定に関しては、しかしここにきて確定の報道は大きいです。
マーケットは不確実性を嫌います。そして大統領確定となれば追加経済政策への期待値も力強いものになってきます。事実失業者はまだまだ溢れかえっていて、両党としても年内に決めて、次年度の支持基盤を固めたいと想像できるからです。
但し上記に対してFOMCにおいて、どのような反応をするかは注意です。金利・QEなどに関してですね。恐らくこのまま継続となると思いますが、その点だけは注意したいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って！
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