米国株は金利低下で全面高!ダウ+0.35% ナス+0.5% SP500+0.28% ラッセル+1.4% もみ+2.8%となっています。今日は特にラッセルが強かったです。そして次がナスダックですね。
理由としてはコモディティは弱含み・追加経済政策決まらずも、とにかく金利低下が大きいです。実質金利も低水準で株式への魅力が高まり、需給面で株式に資金が集まってる事を象徴するかのようなマーケットでした。
よって指数系が大きく買われることもなく、バリュエーション的に比較的割安な銘柄や中小株・ハイテクグロース株など投資家にとって魅力的に映る銘柄に資金が集まっていますね。
米国株投資家もみあげの「米国株は金利低下で全面高!需給の強さが継続」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.42%(158.95→158.28)
・大豆油指数▲1.63%(38.02→37.41)
・原油価格45.68→45.66ドル/バレル
・ゴールド1862→1870(+0.42%)
・10年債0.934→0.915(▲1.77%)▲1.9bp(1bp=0.01%)
・実質金利 2日前▲0.38→1日前▲0.40
→今日の長期金利下落によって実質金利も下落していると想定されます。
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数+2.79% (21.42)→▲2.82% (20.70)
・HYG+0.43%→▲0.06% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
コモディティは弱含みといった感じです。原油が続落しています。但し半導体は相変わらず強く、金利も下落したことによってナスダックが強くなっています。更に中小株には更に資金が集まってる為に、ハイテクグロース系も好調になってきていますね。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 62,492,427 vs 1日 38,224,362
3日前の出来高
10日平均 60,474,026 vs 1日 56,465,880
2日前の出来高
10日平均 59,703,096 vs 1日 43,798,418
1日前の出来高
10日平均 58,783,987 vs 1日 42,608,266
本日の出来高
10日平均 56,637,225 vs 1日 38,337,770
SPYの出来高は高くありません。指数系への買いは大きくないと言えます。大口も動いてると思いますが、指数系よりはバリュエーション的に比較的買いやすい銘柄に投資してる背景も見えてきます。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 24,590,000 vs 1日22,292,361(VOO2,250,828)
3日前の出来高
10日平均 24,767,654 vs 1日21,884,063(VOO 2,837,076)
2日前の出来高
10日平均 24,243,565 vs 1日18,481,582(VOO 2,887,933)
1日前の出来高
10日平均 23,904,931 vs 1日18,453,975(VOO 1,904,149 )
本日の出来高
10日平均 23,399,297 vs 1日17,102,166(VOO 1,865,751 )
QQQもVOOも出来高減少です。10日平均よりも低く、個人投資家は指数系よりは日毎で変わるモメンタム銘柄に投資をしてる背景が見えてきます。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
今日も方向性は弱いです。どちらかというとハイテクが強いでしょうか。大型で資金が集まっているのは直近少し不調だった銘柄、航空系は相変わらず買いが強く、
下落セクター
大きな下落も発生していないですが、原油価格下落でエネルギー関係が特に弱かったです。また金利下落で金融全体も売られていますね。とはいえ、明日もこの傾向が続くかどうかは不明です。(それほど循環しています。)
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均99,554,532 vs 本日78,476,344 (1日前83,618,806)
パフォ(本日+0.47% 1日前+1.23%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は1日前よりは下落です。但しオーダーフロー的には買いが優勢でした。1日ずっと安定していたので、少しアップルに資金が集まりだしてる気もします。
AMZN:10日平均 3,478,883 vs 本日 3,228,732(1日前2,549,622)
(本日+0.61% 1日前▲0.13% )
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は1日前より30%程増加です。アマゾンもプラスに転じました。直近非常に不調だったので、テスラ組入れの状況も考慮してこちらに資金が集まるか注目です。
TSLA: 10日平均 46,982,460 vs 本日62,396,119 (1日前54,536,590)
パフォ(本日+1.27% 1日前+7.17%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は1日前のより増加です。朝一は50億ドル増資可能性報道で2%近く下落したのですが、とにかく買い支えが強くて最終的にはプラスで終了しています。
コロナ状況(深刻)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均はどんどん増加しています。20.1万人です。
米国コロナ死者数推移
11月24日919人増 vs 本日1404人増です。死者数は大きく増加です。2週間傾向だとまた上昇傾向が継続しています。
11月21日254,413人(前日対比1858人増)
11月22日255,899人(前日対比1486人増)
11月23日256,782人(前日対比883人増)
11月24日257,701人(前日対比919人増)
11月25日259,925人(前日対比2224人増)
11月26日262,266人(前日対比2341人増)
11月27日263,455人(前日対比1189人増)
11月28日264,859人(前日対比1404人増)
11月29日266,063人(前日対比1204人増)
11月30日266,873人(前日対比810人増)
12月1日268,045人(前日対比1172人増)
12月2日270,642人(前日対比2597人増)
12月3日273,446人(前日対比2804人増)
12月4日276,325人(前日対比2879人増)
12月5日278,932人(前日対比2607人増)
12月6日281,186人(前日対比2254人増)
12月7日282,299人(前日対比1113人増)
12月8日283,703人(前日対比1404人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は金利低下で全面高!需給の強さが継続」をまとめていきますね!
総じて中小・ハイグロ・モメンタム系の銘柄が強いです。大型では今まで買われてなかった銘柄(AT&Tは4%上昇)に資金が集まっています。指数系は買われずらいですね。
爆上げ銘柄もちょくちょく見かけますが、日毎に変化していっているので追ってもいいですが、直ぐに変化するので傾向があるようには見えません。
今は何度もお伝えしていますが、とにかく無茶な動きはせず極端な動きもせず、メディアに踊らされず淡々と来年も含めた戦略を考えながら投資を継続するのが一番だと思います。12月15日・16日にFOMC、ワクチン承認も今週中でまた騒がしくなりそうですが、実質金利などしっかりチェックしながら冷静に対処していきたいです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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