米国株は金利低下で全面高！ダウ-0.36% ナス-1.94% SP500-0.8% ラッセル-0.82% もみ-3.4%となっています。今日は全面安でした。リスクオフですね。
特に大きなヘッドラインも無く、先物含めて軟調でそこからの金利上昇でリスクオフとなって米国株は売られていました。特にナスダックが弱く、GAFAMや更にテスラが大きな下落が発生していますので、それに連れ安してしまっています。
調整だったと断言はしたくないです。（調整の要素が強いと思いますが。）よって状況をしっかり確認していきましょう。
米国株投資家もみあげの「米国株は全面安！調整は1日か続くか！？」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数+0.40％(158.28→158.92)
・大豆油指数+1.15％(37.41→37.87)
・原油価格45.66→45.65ドル/バレル
・ゴールド1870→1835(▲1.88%)
・10年債0.915→0.938(+2.16%)+2.3bp(1bp=0.01%)
→一時0.956まで上昇
・実質金利 2日前▲0.40→1日前▲0.42
→今日の長期金利上昇によって実質金利も上昇してると想定
*長期実質金利平均。長期実質金利平均：長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲2.82% （20.70）→+7.30% （22.20）
・HYG▲0.06%→▲0.16% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1％が発生したら警戒です。）
コモディティは途中から切り返しましたが、直近株価に勢いをつけていた半導体が今日は3％近くマイナスになっています。金利上昇も相まって特にハイテク系が弱い事になりました。
今日は特に注目するヘッドラインもあまりなく（敢えて言うなら英国でワクチンに2名アレルギーが発生したというニュースでしょうか）、調整も含めたリスクオフだった気がします。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 60,474,026 vs 1日 56,465,880
3日前の出来高
10日平均 59,703,096 vs 1日 43,798,418
2日前の出来高
10日平均 58,783,987 vs 1日 42,608,266
1日前の出来高
10日平均 56,637,225 vs 1日 38,337,770
本日の出来高
10日平均 54,560,050 vs 1日 71,051,245
SPYの出来高は比較的高くなりました。前日の2倍ですね。GAFAMが中心に売られていたので、SPYの出来高も大きくなったと思います。もし今日で調整が終わればそれなりの調整だったと言えるかもしれません。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 24,767,654 vs 1日21,884,063（VOO 2,837,076）
3日前の出来高
10日平均 24,243,565 vs 1日18,481,582（VOO 2,887,933）
2日前の出来高
10日平均 23,904,931 vs 1日18,453,975（VOO 1,904,149 ）
1日前の出来高
10日平均 23,399,297 vs 1日17,102,166（VOO 1,865,751 ）
本日の出来高
10日平均 22,545,885 vs 1日49,171,266（VOO 2,526,873）
QQQの出来高が最も大きかったです。10日平均の2倍以上、前日の3倍近くです。テスラ・GAFAMが中心の下げだったので、ナスダックは大きな調整がされたとみていいかと思います。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
今日はオールド系が比較的固かったと言えると思います。資本財と一般消費財が全体的には強かったですね。エネルギーではXOMなどが健闘しています。
下落セクター
ナスダック系・特にハイテクグロース系は大きく売られています。テスラの7％の下げでEV関係も連れ安していました。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL： 10日平均94,981,151 vs 本日114,983,647 (1日前78,476,344）
パフォ（本日▲2.15% 1日前+0.47%）
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は1日前の1.5倍程です。今日はアップルも売られました。序盤はプラスになったのですが、その後オーダーフローが急激に売り中心になっています。
AMZN：10日平均 3,336,624 vs 本日 4,128,381(1日前3,228,732)
（本日▲2.30％ 1日前+0.61％ ）
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は1日前より30%程増加です。アマゾンも大きく売られました。こちらは終日ほぼマイナスから抜け出せていません。またFBが独禁法で訴訟されることになったので、GAFAMにも少し重しになりそうです。
TSLA： 10日平均 48,382,933 vs 本日71,833,662 (1日前62,396,119)
パフォ（本日▲6.99％ 1日前+1.27％）
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は1日前より多少増加しました。今日はテスラーは終日売りオーダーが強かったです。一部巻き返しもあったのですが、最終的には600で踏みとどまって終わる形になっています。明日以降注視ですね。
コロナ状況（深刻）
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移（1週間平均）
1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均はどんどん増加しています。20.7万人です。
米国コロナ死者数推移
11月25日2224人増 vs 本日2546人増です。死者数は増加です。2週間傾向だと少し増加傾向が緩やかになったかもしれません。
11月21日254,413人（前日対比1858人増）
11月22日255,899人（前日対比1486人増）
11月23日256,782人（前日対比883人増）
11月24日257,701人（前日対比919人増）
11月25日259,925人（前日対比2224人増）
11月26日262,266人（前日対比2341人増）
11月27日263,455人（前日対比1189人増）
11月28日264,859人（前日対比1404人増）
11月29日266,063人（前日対比1204人増）
11月30日266,873人（前日対比810人増）
12月1日268,045人（前日対比1172人増）
12月2日270,642人（前日対比2597人増）
12月3日273,446人（前日対比2804人増）
12月4日276,325人（前日対比2879人増）
12月5日278,932人（前日対比2607人増）
12月6日281,186人（前日対比2254人増）
12月7日282,299人（前日対比1113人増）
12月8日283,703人（前日対比1404人増）
12月9日286,249人（前日対比2546人増）
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は全面安！調整は1日か続くか！？」をまとめていきますね！
こういった日は上昇局面でも必ずきますし、調整だと断言するのは1日じゃ判断は難しいと思います。明日以降をしっかり見極めてからですね。ただヘッドラインで崩れたわけじゃなかったので、調整の要素が強いとは思います。
明日はファイザーワクチンの公開ディズカッションの日です。今日はカナダでファイザーワクチンが承認されたと報道がありました。すでにその状況からマーケットに大きな変動を及ぼすとは思えないですが、注視していきたいです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って！
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