米国株はナスダック上昇!ダウ-0.49% ナス+0.45% SP500-0.19% ラッセル-0.06% もみ+0.4%となっています。ナスダック以外は弱かったですが、逆に今日の状況でもこの程度の下落で済んでる底堅さがあります。
全体としてはナスダックが優位になりました。金利下落とコモディティ関係が弱かったのも関係あると思いますが、単純に物色相場が継続していると思います。なぜ株価が底堅いかを検証していくために、実質金利も本日から指数チェックに加えています。
米国株投資家もみあげの「米国株はナスダック上昇!実質金利の弱さが株価を支える」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
注目トピック
・ワクチン関係
LEADING COVID-19 VACCINE MAKERS PFIZER AND MODERNA DECLINE INVITATIONS TO WHITE HOUSE ‘VACCINE SUMMIT
ホワイトハウスのワクチンサミットへの招待をファイザーとモデルナが辞退しています。政治的なプロパガンダに利用されることを考えてかもしれません。(政権交代も意識して)→引け前の下落はこれと少し関係あるかな。。。
・下院民主党のNO2のHoyerさんはテンポラリーの救済法案への水曜日投票に向けて交渉を継続することを声明。
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.59%(159.89→158.95)
・大豆油指数▲1.02%(38.41→38.02)
・原油価格46.02→45.68ドル/バレル
・ゴールド1836→1862(+1.31%)
・10年債0.973→0.934(▲3.26%)▲3.9bp(1bp=0.01%)
・実質金利-0.38
*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。
・VIX指数▲2.77% (20.67)→+2.79% (21.42)
・HYG+0.05%→+0.43% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
先物は本日は軟調です。それに引っ張られるようにダウ系は下落となっていました。但し長期金利は下落で、ハイテク・ハイテクグロース関係は強くなる形です。本日から実質金利も追加しました。ワクチン承認を控えているために実質金利の変動も継続してウォッチしたいと思います。
実質金利は見かけの金利(名目金利)から物価変動の影響(予想物価上昇率)を差し引いた金利です。要は長期金利(10年債金利)が上昇してもこれが上昇しないという事は、FRBは金融政策を引き締める事は出来ないです。(株高圧力)
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 62,496,044 vs 1日 67,259,242
3日前の出来高
10日平均 62,492,427 vs 1日 38,224,362
2日前の出来高
10日平均 60,474,026 vs 1日 56,465,880
1日前の出来高
10日平均 59,703,096 vs 1日 43,798,418
本日の出来高
10日平均 58,783,987 vs 1日 42,608,266
SPYの出来高はほぼ変わらずです。資金は指数系に大きな影響を与える銘柄よりもテスラやその他の中小銘柄に相変わらず集まってる事が分かります。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 24,842,573 vs 1日26,500,303(VOO3,179,245)
3日前の出来高
10日平均 24,590,000 vs 1日22,292,361(VOO2,250,828)
2日前の出来高
10日平均 24,767,654 vs 1日21,884,063(VOO 2,837,076)
1日前の出来高
10日平均 24,243,565 vs 1日18,481,582(VOO 2,887,933)
本日の出来高
10日平均 23,904,931 vs 1日18,453,975(VOO 1,904,149 )
QQQの出来高変わらず、VOOは出来高減少です。個人も指数ではなく個別銘柄への投資を進めていますね。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
上昇セクターとしては小型銘柄のモメンタム系(PLTR・SPCE)、ハイテクグロースの1部、大型だと航空と一部ハイテクといった感じになっています。テスラは需給面で資金が集まって大きな上昇になっています。(+7%ほど)、航空のAALなども出来高は1.5倍程になっていました。
下落セクター
大きな下落も発生していないですが、原油価格下落でエネルギー関係が特に弱かったです。また金利下落で金融全体も売られていますね。とはいえ、明日もこの傾向が続くかどうかは不明です。(それほど循環しています。)
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均98,243,761 vs 本日83,618,806 (1日前76,531,848)
パフォ(本日+1.23% 1日前▲0.56%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は1日前よりは上昇です。オーダーフローがこちらは少し改善したような気がします。テスラ組入れを意識されていましたが、少し資金が集まりつつあるのも感じます。
AMZN:10日平均 3,541,765 vs 本日 2,549,622(1日前2,893,591)
(本日▲0.13% 1日前▲1.28% )
機関投資家比率 本日57% 1日前57%
→出来高は1日前より減少です。アップルと比較するとセクターがテスラと一緒なのが理由でアマゾンには買いが入りずらい状況なのかもしれません。
TSLA: 10日平均 44,642,681 vs 本日54,536,590 (1日前28,782,190)
パフォ(本日+7.17% 1日前+0.95%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は1日前の約2倍です。資金が相当集まっていますね。ショートもカバーされてしまったと思いますので、逆に調整はしやすい状況です。今からインは難しいとも思えるので、状況を静観するしかないかもしれません。
コロナ状況(深刻)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均はどんどん増加しています。19.6万人です。
米国コロナ死者数推移
11月23日883人増 vs 本日1113人増です。死者数は大きく増加です。2週間傾向だとまた上昇傾向が継続しています。
11月21日254,413人(前日対比1858人増)
11月22日255,899人(前日対比1486人増)
11月23日256,782人(前日対比883人増)
11月24日257,701人(前日対比919人増)
11月25日259,925人(前日対比2224人増)
11月26日262,266人(前日対比2341人増)
11月27日263,455人(前日対比1189人増)
11月28日264,859人(前日対比1404人増)
11月29日266,063人(前日対比1204人増)
11月30日266,873人(前日対比810人増)
12月1日268,045人(前日対比1172人増)
12月2日270,642人(前日対比2597人増)
12月3日273,446人(前日対比2804人増)
12月4日276,325人(前日対比2879人増)
12月5日278,932人(前日対比2607人増)
12月6日281,186人(前日対比2254人増)
12月7日282,299人(前日対比1113人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株はナスダック上昇!実質金利の弱さが株価を支える」をまとめていきますね!
今日は相変わらず物色相場・循環相場が継続しています。今週ワクチン承認可能性もあるので、実質金利の変動に特に注意したいです。
ただ実質金利の弱さを見ていると、簡単には金融緩和を止める事もできず、追加経済政策も必須事項である事も見えてきます。よってどこかで一旦調整があってもまだ株高は続く可能性も見えてきます。
指数系は今日は軟調でしたが、テスラがどこまで上昇するかわからなくなってきています。今からインは相当覚悟がいると思うので、そこは落ち着いて投資してほしいなと思っています。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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