先週は個人投資家が相変わらずマーケットを支えた週だったと言えそうです。ヨコヨコかと思ったのですが、指数関係に関しても全指数が上昇し、更にラッセル指数は5%以上上昇するという結果になりました。
大統領選挙に関してもほぼバイデン大統領が確定し、恐らく原油の動向をみていてもワクチン承認もマーケットには織り込まれてるような動きです。
とはいえ機関・大口ともに多きな資金はいれてないように見える動きでした。そんな先週の動向を振り返りながら今週の展望を考察していきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】展開に変化は?経済指標に注目しよう!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
各種指数の変動
・ダウ:29263.48 →29910.37 (+2.21%)
・ナスダック:11854.97 →12205.85 (+2.96%)
・SP500:3557.54 →3638.35 (+2.27%)
・ラッセル2000:1785.34 →1885.27 (+5.60%)
ヨコヨコかと思いましたが、実際は大きく上昇しました。今週が稼働日が通常5日に対して3.5日であった事を考えると、そして機関・大口投資家の資金は多くは入ってない事を考えると今の個人投資家のマーケットへの買い支えの力が非常に大きいんだという事を改めて痛感した週だと思います。
ラッセルが最も大きく上昇していることは景気状況としては深刻な面は大きくは無いと考えられるし、またもう1つの側面としては中小企業に対して個人投資家の資金が集まってるという側面でもあると考えられると思います。
経済指標発表スケジュール
【経済指標発表予定】
(月)米・PMI
(火)米・パウエル議長議会証言
米・ムニューシン長官議会証言
(水)米・ISM製造業
米・ADP雇用者数
(木)米・ISM非製造業
(金)米・雇用統計
→俄然この中だと金曜日の雇用統計が重要です!FRBは雇用統計によって今後の金融緩和を少し調整する可能性もあり得ます。
米国市場状況(11月最終週)
11月最終週ヒートマップ
11月最終週は今週特に好調だったのはエネルギー関連だったといえます。原油価格の上昇が大きな後押しになっています。この点を見てもワクチン承認が織り込まれてる可能性が非常に高いかなと思っています。
時点が一般諸費材でした。これは絶好調のテスラが大きく後押ししています。テスラは1週間で+17%という時価総額から考えたら驚異的な上昇を継続しています。
来週もこの傾向が続くか、金利の上昇が限定的になっているのでもしかしたらハイテク関係などが伸びて来るかもしれませんが、経済指標次第の気がします。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
11月第3週ヒートマップ
コロナ状況(更に悪化)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
コロナ新規感染者数は1週間平均は少し下落傾向になってきました。各州ロックダウンの手前で外出規制をしてる効果が出てきています。現在16.5万人平均になっています
米国コロナ死者数推移
土曜日:11月14日1915人増 vs 11月21日1404人増です。
日曜日:11月15日1255人増 vs 11月15日1204人増です。
死者数が少し減少傾向になってきています。感染者数も1週間平均で下がってきてる効果が出てきてるように思えます。ワクチンができるまで何とか下落傾向を継続して欲しいと思います。
11月11日239,683人(前日対比1432人増)
11月12日241,800人(前日対比2117人増)
11月13日242,430人(前日対比630人増)
11月14日244,345人(前日対比1915人増)
11月15日245,600人(前日対比1255人増)
11月16日246,214人(前日対比614人増)
11月17日247,220人(前日対比1006人増)
11月18日248,687人(前日対比1467人増)
11月19日250,537人(前日対比1850人増)
11月20日252,555人(前日対比2018人増)
11月21日254,413人(前日対比1858人増)
11月22日255,899人(前日対比1486人増)
11月23日256,782人(前日対比883人増)
11月24日257,701人(前日対比919人増)
11月25日259,925人(前日対比2224人増)
11月26日262,266人(前日対比2341人増)
11月27日263,455人(前日対比1189人増)
11月28日264,859人(前日対比1404人増)
11月29日266,063人(前日対比1204人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
今後の注目イベント
・12月10日位 ファイザーのFDA承認可能性あり、承認されれば11日からワクチン接種開始可能か?
・12月第3金曜日(18日)
18日には日本のメジャーSQにあたるクアドルプルウィッチング(株式指数先物取引、株式指数オプション取引、個別株オプション取引、ストックオプションの取引期限が重なる日)が控えてるのでこれも要注意ですね。
・12月21日S&P500にテスラ組入れ
・年明け1月5日、上院決戦投票
・1月20日正午、トランプ大統領任期終了
これ位が注目イベントになってくるでしょうか。 今年の締めにもなってくるし、このスケジュールを頭にいれて自分の投資戦略を構築していくのもいいと思います。
まとめ
では「【米国株の展望】展開に変化は?経済指標に注目しよう!」をまとめていきますね!
現在皆さんが一番気になってるのがマーケットが総楽観になってるかどうかだと思います。これは非常に判断しずらくて。というのが機関・大口投資家の資金流入が多くなく、出来高が高まってない為に、調整するといっても調整が難しいかもしれないからなんです。
よって今週からもし資金が入ってきて出来高が高まった場合は要警戒になってくると思います。経済指標も現在不確実性が減ってきてる中では非常に重要になると思います。
ハイテクグロース関係のwithコロナ銘柄のホルダーにとってはズームの月曜日決算も重要ですね。
浮かれることなく足元をしっかり見て今年最後の月を乗り切る足場作りをしていく週とも言えそうです。頑張りましょう!
先週のコメントです。備忘録
早速ファイザーのワクチンが英国で今週末に承認可能性ありといった報道が入ってきています。専門ではないので真偽は分からないですが、こういった報道にも注意ですね。
現在の状況だと月末リバランスも考慮すると相変わらずGAFAMなどに資金は大きくはいらずインデックス系はヨコヨコになりそうですよね。となるとまたもや物色相場で、ワクチン後・金利などを意識しながら好調分野などが変わってきそうです。
12月になると急激にワクチンに動きがあるかもしれないので、PFで金利影響があまりにも大きくなりそうなら、少しバランスを調整してもいいかもしれません。今週も1週間頑張りましょう!
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
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