先週はコロナ感染拡大懸念で、先々週とは逆に金利が下落。それによってハイテクグロース株が先々週の下落をほとんど取り返してしまった週でした。本当に疲れる動きだったと思います。
そんな中で今週の展望ですが、下記ブログでもまとめているように機関投資家が保有してる銘柄をみているとまだ機関投資家は動きそうもありません。となると恐らくヨコヨコの状態が続く可能性が高いです。
一部で心配されてるCares法延長拒否の株価への影響度も含めて、来週の展望を考察していきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】ヨコヨコの継続濃厚か?12月に備えよう!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
各種指数の変動
・ダウ:29479.81 →29263.48 (▲0.73%)
・ナスダック:11829.29 →11854.97 (+0.22%)
・SP500:3585.15 →3557.54 (▲0.77%)
・ラッセル2000:1744.04 →1785.34 (+2.37%)
見事に各指数がほぼヨコヨコ状態なのがわかります。これだけ動かないのも珍しいんじゃないでしょうか?ただこの状況においてもラッセルが堅調なのは非常にいい点だと思います。
ラッセル指数も炭鉱のカナリアとして使える位、経済が下火になる・株価が軟調になると下がり始める傾向があります。ラッセル指数が今のままなら急落などのリスクは減ると考えられます。
Cares法延長拒否
これに関しては、日経とWSJと原文をチェックしてみたんですが、結構見解が違ってみえます。日経は危険だ!WSJは効率的観点からはポジティブだ!なんですよ。僕はWSJの方を支持します。とはいえ株価が上昇するといった事は無いと思います。
とはいえ僕は経済の素人ですし、どう動くか確証もないです。ただ怖いのはやっぱり社債周りで社債のチェックだけは怠りたくないなという認識です。そういった意味でも【HYG】の動向を注視していくのが投資家としてできる事じゃないでしょうか。
念の為、調べた情報を添付しておきますね。
パウエルさんからムニューチンさんへの原文
日経の見解
WSJの見解
米国市場状況(11月第3週)
11月第3週ヒートマップ
11月第3週は助教としてエネルギー・資本財、一般消費財の一部、金融の一部、そして半導体分野が強かった週です。資本財の軍需は弱いですが、逆にそれ以外は上昇力があります。
エネルギーは原油価格の上昇が大きく寄与してると思います。ただ42ドル/バレルになったのでこれ以上の上昇は厳しそうな感じもします。ヘルスケアの医療保険・薬局部門はアマゾンのオンライン薬局スタートのニュースで下落してると考えられます。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
11月第2週ヒートマップ
コロナ状況(更に悪化)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
コロナ新規感染者数は1週間平均で上げ止まる事がない状態で上昇し続けています。1週間平均は依然として上昇し続けています。現在16.9万人平均になっています
米国コロナ死者数推移
土曜日:11月7日1162人増 vs 11月21日1858人増です。
日曜日:11月8日1014人増 vs 11月15日1486人増です。
2週間前の土日のデータを比較してみると、死者数も留まる事を知らない状況になっています。検査数が多い、データが間違ってる可能性なども言われていますが、ここまで顕著に数字が増えると状況は深刻と認識した方がいいと思います。
11月4日232,627人(前日対比1076人増)
11月5日233,729人(前日対比1102人増)
11月6日234,937人(前日対比1208人増)
11月7日236,099人(前日対比1162人増)
11月8日237,113人(前日対比1014人増)
11月9日237,572人(前日対比459人増)
11月10日238,251人(前日対比679人増)
11月11日239,683人(前日対比1432人増)
11月12日241,800人(前日対比2117人増)
11月13日242,430人(前日対比630人増)
11月14日244,345人(前日対比1915人増)
11月15日245,600人(前日対比1255人増)
11月16日246,214人(前日対比614人増)
11月17日247,220人(前日対比1006人増)
11月18日248,687人(前日対比1467人増)
11月19日250,537人(前日対比1850人増)
11月20日252,555人(前日対比2018人増)
11月21日254,413人(前日対比1858人増)
11月22日255,899人(前日対比1486人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
今後の注目イベント
・11月26日サンクスギビング→クリスマスシーズンスタート→クリスマス休暇スタート
・12月10日位 ファイザーのFDA承認可能性あり、承認されれば11日からワクチン接種開始可能か?
・12月第3金曜日(18日)
18日には日本のメジャーSQにあたるクアドルプルウィッチング(株式指数先物取引、株式指数オプション取引、個別株オプション取引、ストックオプションの取引期限が重なる日)が控えてるのでこれも要注意ですね。
・年明け1月5日、上院決戦投票
・1月20日正午、トランプ大統領任期終了
これ位が注目イベントになってくるでしょうか。 今年の締めにもなってくるし、このスケジュールを頭にいれて自分の投資戦略を構築していくのもいいと思います。
まとめ
では「【米国株の展望】ヨコヨコの継続濃厚か?12月に備えよう!」をまとめていきますね!
ちなみに11月26日は米国は祝日でマーケットはお休みなので注意ですよ!
早速ファイザーのワクチンが英国で今週末に承認可能性ありといった報道が入ってきています。専門ではないので真偽は分からないですが、こういった報道にも注意ですね。
現在の状況だと月末リバランスも考慮すると相変わらずGAFAMなどに資金は大きくはいらずインデックス系はヨコヨコになりそうですよね。となるとまたもや物色相場で、ワクチン後・金利などを意識しながら好調分野などが変わってきそうです。
12月になると急激にワクチンに動きがあるかもしれないので、PFで金利影響があまりにも大きくなりそうなら、少しバランスを調整してもいいかもしれません。今週も1週間頑張りましょう!
先週のコメントです。備忘録
ワクチンによるセクターローテーションに関してはPFにおいて大きく動きすぎはリスクがあると考えています。ハイテクグロースに偏りすぎてるPFであれば、調整もやむなしかもしれませんが、既にある程度バランスが取れてる場合は状況をしっかり見ていきたいですね。
大きく資金を動かしたり、大きくポジションを減少できるのは上手な投資家だけです。僕たちのような兼業投資家は欲張りすぎず、長期目線で少しずつポートフォリオをアジャストさせていく事を念頭に投資を継続していきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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