米国株はプラスからのマイナスへ!ダウ+0.15% ナス+0.87% SP500+0.39% ラッセル+0.84% もみ+2.1%となっています。本日は全指数が上昇していますが、ナスダック以外は一時期マイナスに沈み込んでいました。
コロナ感染状況は更に深刻化しています。またワクチンがFDAに申請されたとしても、承認は12月中旬位になると予想されます。その状況において10年債はショートカバーで金利は下落となるとハイテクが有利になります。
金利の今までの流れに関しても今回は機関投資家の方から現状のアドバイスを頂いています。是非ともチェックしてみてください!
米国株投資家もみあげの「米国株は上昇もコロナ懸念!金利下落によってナスダック有利に!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
金利状況(重要)
今日は金利状況に関してトレーダーの方からアドバイスを頂けたので紹介です。端的に言って、今の現状は下記内容になるみたいです。
ワクチン期待でスティープナー+債券ショート→金余り+QEで淡々買い→コロナ懸念でショートカバーも誘発(イマココ)
*スティープ化(長短金利差が拡大)すると予想する場合
もし、将来のある時点において、イールドカーブの形状がスティープ化すると予想する場合においては、スティープナーと呼ばれるポジションを取ることで利益を上げることができます。
カプラン総裁がQE拡大に反対している模様。
— futsaller.nyc@米国株投資 (@FutsallerN) 2020年11月19日
こちらは米国の機関投資家のfutsaller.nyc@米国株投資さんからの情報です。本当に有用な情報が多いので、是非ともツイッターフォローしてみてください!
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数▲0.44%(155.78→155.03)
・大豆油指数+1.01%(38.45→38.85)
・原油価格41.84→42.07ドル/バレル
・ゴールド1870→1866(▲0.18%)
・10年債0.870→0.857(▲1.88%)▲1.3bp(1bp=0.01%)
10年債は上述の理由により、金利が下落しています。
・VIX指数+4.98% (23.84)→▲4.24% (22.84)
・HYG▲0.19%→+0.37% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)
先物関係は堅調ですが、逆にVIX指数やHYGは下落しています。今日のNYの件を先物は織り込んでいくのか、それとも下落基調になるのかこの点が明日のマーケット状況を決める気がします。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 96,840,743 vs 1日 62,117,253
3日前の出来高
10日平均 91,091,818 vs 1日 66,730,103
2日前の出来高
10日平均 89,939,102 vs 1日 60,057,773
1日前の出来高
10日平均 87,220,783 vs 1日 59,713,569
本日の出来高
10日平均 81,583,943 vs 1日 53,088,543
SPYの出来高は今日も下落です。相変わらず資金は入っていないですね。機関・大口はもしかしたら12月中旬のワクチン承認予定まで入ってこない可能性もありそうです。月末リバランスも予定されているので余計入りずらいかもしれません。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 54,445,131 vs 1日 24,559,170 (VOO1,977,558)
3日前の出来高
10日平均 50,339,600 vs 1日28,174,625 (VOO2,980,324)
2日前の出来高
10日平均 49,357,695 vs 1日21,463,273 (VOO2,907,230)
1日前の出来高
10日平均 47,181,627 vs 1日26,691,940 (VOO2,578,097)
本日の出来高
10日平均 42,415,768 vs 1日21,275,926(VOO2,881,718)
QQQも出来高は低いです。こちらも個人は指数系より個別銘柄の割安銘柄に資金が集中してる気がします。後は中小株の決算がいい企業ですね。VOOは堅調になりつつあります。
マーケット状況
セクター状況
上昇セクター
上昇セクターは今日はハイテク関係が強かったです。コロナ懸念が意識されだしています。ワクチンが今週FDAに申請されたとしても、承認されるのはおそらく12月中旬です。深刻化する状況をまだ止める事は出来ないからと思われます
下落セクター
オールドが不調というよりは、上昇から一服といった感じです。医療保険部門・また公益部門が特に不調な日だったと言えます。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec
主要銘柄の状況
AAPL: 10日平均107,249,402 vs 本日73,205,658 (1日前73,696,810)
パフォ(本日+0.52% 1日前▲1.14%)
機関投資家比率 本日58% 1日前58%
→出来高は1日前とほぼ同額です。まだ大きく出来高は増えてないです。という事は機関・大口の資金はそれほど入って来てないですね。
AMZN:10日平均 4,688,894 vs 本日2,922,009(1日前2,869,927)
(本日+0.45% 1日前▲0.97%)
機関投資家比率 本日57% 1日前64%
→出来高は1日前とほぼ同額です。アップルとほぼ同じような動きをしていますね。という事は両方とも上昇する時は同じタイミングになるかもしれません。
TSLA: 10日平均 33,843,730 vs 本日61,932,362 (1日前76,958,228 )
パフォ(本日+2.58% 1日前+10.16%)
機関投資家比率 本日40% 1日前40%
→出来高は1日前よりは減少です。今日の動きをみていると利確の動きも多かったと思います。500を超えたあたりで判断の分岐点があったような気がします。
コロナ状況(深刻)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
新規感染者数推移が1週間平均の表示に変わりました。1週間の傾向なので簡単には傾向は変わらないと思います。1週間平均が現在は16.1万人です。
米国コロナ死者数推移
11月6日1208人増 vs 本日1850人増です。死者数は2週間前を上回っています。相変わらず死者数の増加は継続しています。
10月31日229,708人(前日対比1040人増)
11月1日230,556人(前日対比848人増)
11月2日230,996人(前日対比440人増)
11月3日231,551人(前日対比555人増)
11月4日232,627人(前日対比1076人増)
11月5日233,729人(前日対比1102人増)
11月6日234,937人(前日対比1208人増)
11月7日236,099人(前日対比1162人増)
11月8日237,113人(前日対比1014人増)
11月9日237,572人(前日対比459人増)
11月10日238,251人(前日対比679人増)
11月11日239,683人(前日対比1432人増)
11月12日241,800人(前日対比2117人増)
11月13日242,430人(前日対比630人増)
11月14日244,345人(前日対比1915人増)
11月15日245,600人(前日対比1255人増)
11月16日246,214人(前日対比614人増)
11月17日247,220人(前日対比1006人増)
11月18日248,687人(前日対比1467人増)
11月19日250,537人(前日対比1850人増)
1週間平均グラフ
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は上昇もコロナ懸念!金利下落によってナスダック有利に!」をまとめていきますね!
ワクチンの承認が12月中旬予定となって、コロナ被害の拡大が意識された日だったと思います。セクターローテというよりは割安は買われて、割高は売られる。そういうマーケットだったと思います。
月末リバランス(機関投資家のポジション整理)が今後予定されています。僕は機関の資金はそれほど入ってないので、大きなリスクではないとは思っていますが。。どうでしょう。
そして金利状況はしっかり頭にいれておいてください。QEも淡々と継続されています。急激な金利上昇がなければ今は心地いい水準かもしれませんね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
↓応援ポチっとありがとうございます!↓
↓面白かったら是非ともシェア願います↓
<書籍出版>
ソーテック社さんから書籍が出版されています。米国株の基礎、今後の見通し、銘柄選定の方法など、自分がわかる限りの情報をばっちり記載していますので、ご興味がある方は是非どうぞ!
<メルマガ創刊>
週刊で月曜日に配信です。「米国株のコツ」として週間展望や読者様からの質問コーナーを設けて、ブログとは違う自分自身の主観も含めていきたいと思います!1か月購読継続で1か月無料期間もあります。月間1100円です。
【つみたてNISAに最適・投資信託も楽天ポイントで可能】
【FX・CFD・先物取引に便利なIG証券】*これらの商品はリスクも大きいので十分検討してから取り扱ってください。