先週は米国株投資家にとって歓喜の時だったと思います。大統領選挙の週としては過去例を見ないほどの上昇率だったという事です。
そんな状況においてバイデン大統領が誕生する可能性が非常に高まりました。(確定という報道もありますが、最終決定ではない状況です。)となると今後はマーケットはバイデン大統領を織り込んで変化していくと思います。本格的に大口資金が入ってくる可能性があります。
先週の状況を振り返りながら、今週の展望をまとめていきたいと思います。僕はGAFAMに資金が入ってくるかどうかに注目していくと思います。
では米国株投資家もみあげの【米国株の展望】バイデン大統領を本格的に織り込むマーケットの変化に注目!をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
バイデン大統領の政策
バイデン大統領の政策に関しては下記ブログでまとめてあります。
とにかく今後の注目セクターやどういうメリットとリスクが発生するかは確実ではなくてもおおよそでもいいので、頭の中で理解しておきたいところです。
もちろん短期的にはコロナ対応と追加経済政策が最も注目にあります。但し1月20日まではトランプ大統領の任期があります。その交代のタイミングでいかに迅速に動けるかどうかも注目しておきたいです。
コロナ対応・ワクチン開発が上手くいけば、今度は米中報復関税の撤廃なども見えてくると思います。それと同じように一部では増税の流れも入ってくるかもしれません。
ある程度期間を分けて、今後の動きをシミュレーションしておくとより戦略を立てやすいと思います。
先週の各指数
各種指数の変動
・ダウ:26501.6 →28323.4 (+6.87%)
・ナスダック:10911.59 →11895.23 (+9.01%)
・SP500:3269.96 →3509.44 (+7.32%)
・ラッセル2000:1538.48 →1644.16 (+6.87%)
全指数が好調でしたが、特に好調だったのがナスダックです。今まで少し不調になっていましたが、一気に上昇してきています。但しその中でアップル・アマゾンは上昇は限定的でした。
今週の各指数の上昇は大統領選挙が行われてる週の中でもかなりレアケースの上昇率です。個人投資家の買いが非常に積極的・かつ一旦のショートカバーが入って薄商いの中で予想以上に大きく上昇したといっていいって思います。
米国市場状況(11月第1週)
11月第1週ヒートマップ
大統領選挙が実施された週では最も大きな上昇があった週という事です。本当になんでもかんでも上昇しています。特に絶好調だったのがハイテクです。約9%程上昇しています。次にヘルスケア・資本財・素材・一般消費財あたりは7%です。
エネルギーは殆ど上昇していません。 金融も金利が下落していたので苦しい展開です。金融とエネルギーは今後しばらくの間は不調になるかもしれません。
特にエネルギーは原油価格がシェール支援がバイデン大統領で無くなれば、需要の減も相まって上昇が厳しくなるかもしれません。
https://finviz.com/map.ashx?t=sec&st=w1
10月最終週ヒートマップ
コロナ状況(ネガティブ)
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
米国コロナ感染者数推移
コロナ新規感染者数が12万人/dayを超えてしまっています。たしかに検査数も増えてはいるのですが、どこまで上昇するか読めない状況になっています。病床にまだ余裕はあるので医療崩壊などは起こらないと思います。(ICUは別)
米国コロナ死者数推移
土曜日:10月24日953人増 vs 11月7日1162人増です。
日曜日:10月25日904人増 vs 11月8日1014人増です。
2週間前の土日のデータを比較してみると、既に土日とも2週間前より増加してしまっています。コロナ新規感染者数増加の影響が既に出てしまっている状況だと判断できます。
10月21日221,066人(前日対比933人増)
10月22日222,201人(前日対比1,155人増)
10月23日223,042人(前日対比841人増)
10月24日223,995人(前日対比953人増)
10月25日224,899人(前日対比904人増)
10月26日225,230人(前日対比331人増)
10月27日225,735人(前日対比505人増)
10月28日226,723人(前日対比988人増)
10月29日227,700人(前日対比977人増)
10月30日228,668人(前日対比968人増)
10月31日229,708人(前日対比1040人増)
11月1日230,556人(前日対比848人増)
11月2日230,996人(前日対比440人増)
11月3日231,551人(前日対比555人増)
11月4日232,627人(前日対比1076人増)
11月5日233,729人(前日対比1102人増)
11月6日234,937人(前日対比1208人増)
11月7日236,099人(前日対比1162人増)
11月8日237,113人(前日対比1014人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
今後の注目イベント
・11月中旬頃からTax loss selling
・11月3WPfizerのワクチン臨床データFDA提出
・11月26日サンクスギビング→クリスマスシーズンスタート→クリスマス休暇スタート
・12月第3金曜日(18日)
18日には日本のメジャーSQにあたるクアドルプルウィッチング(株式指数先物取引、株式指数オプション取引、個別株オプション取引、ストックオプションの取引期限が重なる日)が控えてるのでこれも要注意ですね。
・年明け1月5日、上院決戦投票
・1月20日正午、トランプ大統領任期終了
これ位が注目イベントになってくるでしょうか。 今年の締めにもなってくるし、このスケジュールを頭にいれて自分の投資戦略を構築していくのもいいと思います。僕も戦略を考え中です。
まとめ
では「【米国株の展望】バイデン大統領を本格的に織り込むマーケットの変化に注目!」をまとめていきますね!
月曜日の状況がどうなるかは分からないですが、中期的には米国は上を目指していくと思います。というのが今のコロナ状況において増税を簡単に実施することはできず、追加経済政策をやらざる得ないと思うからです。
そして米中関税の撤廃も見えてきます。これは製造業の重しを取る事になるので、製造業関係を大きく上昇させるきっかけにもなり得ます。ただ長期的には中国の躍進が悪影響を及ぼすリスクもあり得ます。
まずは今週は今まで少し軟調になっていたGAFAMに資金が戻ってくるかを僕は注視していきたいと思います。今週も頑張りましょう!
先週のコメントです。備忘録
今週は大統領選挙の結果が全てです。コロナ状況が悪化したとしても大統領さえ決まってしまえば、追加経済政策期待があるので相殺して更なる上昇が予想されています。
但しコロナ状況が悪化してる事は忘れないで、銘柄選定ではコロナに強く・そして決算評価がよかった。元々事業として強みを持っている鉄板銘柄に投資していくのがリターンを一番出すのではないでしょうか。
また今週は大統領選挙の裏で【PYPL】【SQ】などの決算も予定されています。いくら決算が良くても地合い次第で予想外の方向に行きかねないので要注意です。
いよいよ待ちに待った大統領選挙!気を引き締めてしっかり向き合って投資していきたいですね。今週も頑張っていきましょう!
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
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